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スターフォックス |
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ジャンル | 3Dシューティング | |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | 任天堂 | |
発売日 | 1993年 | |
価格 | 9,800円 | |
プレイ人数 | 1人 |
『スターフォックス』とは、任天堂より発売されたスーパーファミコン用3Dシューティングゲームである。
概要
ハードがSFCであるため、単純な図形を組み合わせ、今となって見ればカクカクを通り越して元の形を描写しているとすら言い難い荒さのポリゴンと、1平面につきベタ1色のテクスチャーで構成されたかなり抽象的画面であったが、無謀にもSFCでポリゴン全開のしっかり遊べる3Dシューティングをやってのけた画期的な作品であった。
ちなみにパッケージにデザインされたスターフォックスのメンツは動物そのもので少々不気味。
SFCの描画機能を強化するスーパーFXチップにより実現されたポリゴン表示(実際には擬似的にゲーム内の絵をポリゴンの板に見立てて表示している)技術は、のちに「ワイルドトラックス」でフルに活用された。ちなみにワイルドトラックスにはサーキットの看板にスターフォックスが描かれていたり、アーウィンがゲスト出演するなどしている。
スーパーFXチップを改良した新規チップの採用を前提とした続編「スターフォックス2」も構想されていたが、開発中止になっている(詳しくは「スターフォックス2」の単語記事を参照)
当時アルゴノートに所属していたプログラム担当のディラン・カスバートは、本作以前に同じくポリゴン表示を活かしたGBの「X」も手掛けている。その後はSCEに移籍してPS2の技術デモ(通称「ぽちゃぽちゃあひるちゃん」)や「ピポサル2000」などを手掛けたのち、SCEの一部スタッフと独立して京都にキュー・ゲームスを設立。自身が手掛けた「X」のリメイクである「X-RETURNS(DSiウェア)」や「スターフォックスコマンド(DS)」、「スターフォックス64 3D(3DS)」、「トゥモローチルドレン(PS4)」などを制作している。
同じく当時アルゴノートに所属していたプログラマーのジャイルズ・ゴダードは「ワイルドトラックス」制作後に任天堂に入社し、N64の「スーパーマリオ64」ではタイトル画面のマリオの顔を製作した。その後「1080°(N64)」や「巨人のドシン(GC)」を手掛けたのち、独立。京都にVITEIを設立し、「スティールダイバー(3DS)」や「タンクトゥルーパーズ(3DS)」など、スターフォックスのCGデザイン担当だった任天堂の今村孝矢と組んだ作品を多く製作している。また、PeerCastを作ったのもこの人。
コース紹介
ゲーム開始時に難易度を選択する仕組みで、難易度によって進むルートが変化する。
三人称視点と主観視点があり、ステージによっていつでも変更可能だったりどちらか固定になったりする。
レベル1
コーネリア―ベノム間を直線で結ぶ最短距離の進撃ルート。
敵主戦力であるスペースアマダの突破、そして敵前線基地メテオ・ベースを奪回しつつ、
ベノム軌道上にある空間浮遊ロボットを撃破、惑星上にあるアンドルフ基地を目指す。
第IV惑星コーネリア
アンドルフ軍の作業用ロボットは司令部センターのすぐ先にまで進行している。
直ちに出撃し敵空母 アタックキャリア を撃破せよ。
アステロイド
コーネリアのまわりを包む小惑星群は、敵の侵攻を封じる天然の防護壁となっている。
ここにアンドルフは大型戦艦 ロッククラッシャー を投入した。ロッククラッシャーを早急に撃破せよ。
スペースアマダ
宇宙最強と言われるアンドルフ軍の無敵艦隊スペースアマダ。
正面から戦わずに指揮艦バトルシップブーツに乗り込み攻撃、破壊し指揮系統を混乱させること。
そののち戦艦コアベースⅠの内部に潜入し、巨大コンピューター アトミックベース を撃破せよ。
メテオ・ベース
かつては「メテオランド」という一大アミューズメント施設だった人工小惑星。
現在はアンドルフ軍により多数の兵器が配備されている。
配備された兵器群、及び新型兵器 ダンシングインセクター を撃破せよ。
第I惑星ベノム
アンドルフ軍の本拠地グレートブレインはベノム軌道上の軍事衛星の妨害により正確な位置が割り出せない。
軍事衛星をコントロールする空間浮遊ロボット ファントロン を撃破し、敵本拠地を発見せよ。
レベル2
セクターX、Yなど比較的軍備の少ない未開発区域を進み、敵本拠地ベノムへ進撃するルート。
作戦成功の最大ポイントは第II惑星タイタニアの奪還にある。
アンドルフ群最大の資源供給地であるこの惑星をたたけば、戦況はコーネリア軍に大きく傾くことだろう。
第IV惑星コーネリア
アンドルフ軍は現在都市部への侵攻を開始している。
直ちに出撃し敵空母 アタックキャリア を撃破せよ。
セクターX
以前はコーネリアを包み込むアステロイドであったが、
現在はアンドルフ軍により前線基地が建設されようとしている。
建設機材を潜り抜け、大型戦艦 ロッククラッシャー を撃破せよ。
第II惑星タイタニア
資源が豊富なこの惑星は、ライラット星系の太陽へ地軸を直角に向けた形で自転しており、
常に太陽からの熱や紫外線を浴びる昼側と、光の届かない氷点下の夜側の二つの顔を持つ。
アンドルフはこれを制御する天候操作ユニットを停止させており、
現在は厚い霧に覆われた天然の要塞と化している。
天候操作ユニットを再稼働させ、乗っ取られた資源制御ブレイン プロフェッサーハンガー を撃破せよ。
セクターY
この宙域はアンドルフ軍も恐怖する巨大生物が生息するエリア。
よって敵軍の配備も手薄である。
機械生命体 プラズマヒドラ を撃破し、ベノムに侵入せよ。
第I惑星ベノム
ベノム軌道上にて宇宙機雷を排出する超重力衛星 メタルスマッシャー を撃破し、惑星内部へ侵入せよ。
惑星内部では敵主力部隊との戦闘を避けるため、都市部を走る中枢幹線道路を侵攻、
中枢警備マシン ギャラクティックライダー を撃破し、敵総司令部を目指せ。
レベル3
敵軍の防衛ラインが最も厚いライラット系主要惑星を奇襲する電撃作戦である。
敵軍の激しい抵抗にあうのは必至だが、このルートを制圧すれば
敵の主戦力を確実に封じることができるであろう。
第IV惑星コーネリア
敵作業ロボットが多数コーネリアに降下し、空母の建設を開始している中、
アンドルフのコーネリア侵攻軍は、惑星制圧用の広角度攻撃タンク デストラクターを投入した。
これを撃破せよ。
アステロイド
この小惑星群にある特殊な鉱物を利用し、アンドルフ軍はブラスター攻撃を跳ね返す技術を開発した。
すでに、この技術を組み入れた小型ステーション ブレードバリア がここに駐留している。
制宙権を奪取し、 ブレードバリア を撃破せよ。
第V惑星フォーチュナ
気候が安定し、今も古代生物が生息している惑星である。
アンドルフはここに住む巨大生物を改造し、生物兵器を開発し始めた。
すでにフォーチュナの守護神 モナークドドラ がサイボーグ手術により生物兵器と化している。
モナークドドラ を撃破せよ。
セクターZ
アンドルフ軍の拠点増設部隊が駐留するエリア。
戦艦コアベースⅡが生み出す透明の柱を潜り抜けて内部に潜入、
巨大コンピューター アトミックベースを破壊し基地建設を阻止せよ。
第III惑星マクベス
この惑星は地下の大部分が空洞になっており、
アンドルフ軍はここを巨大な武器庫としている。
内部に潜入し、巨大な兵器 スピニングコア を撃破せよ。
第I惑星ベノム
ベノム本星に突入するためにはアンドルフ軍の最新鋭戦艦 グレートコマンダー をたたかねばならない。
この戦艦は宇宙間と惑星間の行き来だけでなく、
場所に合わせて合体・変形を行う万能侵攻兵器である。
この新鋭艦を撃破し、アンドルフ軍の中枢部を目指せ。
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関連項目
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