スタープロとは、韓国のアニメーション下請け製作プロダクション。
概要
1982年に製作された、「超時空要塞マクロス」(第一作)にて、下請け製作を行った。
板野サーカスをはじめとする高質な作画で有名なマクロスであるが、それと同時に、全体の半分程度が作画崩壊で占められていたことも有名である。しかしながら、彼らのおかげでスタッフたちが、パイン・サラダや愛は流れるの神作画に注力できたということを忘れてはならない。
なお現在見ることのできるマクロス第一作は、後に作画修正が行われたバージョンであり、本放送では、とくに第11話など、完全に紙芝居とも言える有様であったという(ただし伝説となっていた11話については、『超時空要塞マクロス メモリアルボックス』の特典として収録された模様)。
名誉のためにここで述べておくが、ここのスタジオが担当した作品の全部が全部作画崩壊していると聞かれるとそうでもなく、「未来警察ウラシマン」では監督の真下耕一が、雑誌「マイアニメ」1982年5月号にて当時スタープロに所属していたアニメーター・作画監督の鄭雨英に対し、キャラクターデザインのなかむらたかしや同じく作画監督の井口忠一に少しも引かずの画面を作ってくれたと述べている。
そもそもマクロスの制作スケジュールが破綻しており、まだ新人だった美樹本晴彦がキャラクターデザインを担当していることにベテランのアニメーターが気に食わずにが参加を拒否したり、まだ素人だった庵野秀明や山賀博之などが制作に駆り出されたり、放送期間の予定が短縮と延長を繰り返したり、直前の放送枠で放送していた「レインボーマン」が同様にスケジュール破綻してしわ寄せ的にマクロスが2話連続放送する羽目になったり、そもそもタツノコプロやスタープロがマクロス・ウラシマンの他にもタイムボカンシリーズ(逆転イッパツマン→イタダキマン)なども並行して制作していて余裕のない状況であった。なので、あまり責めるのもよくないだろう。
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