スターマン(競走馬)単語


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キョウソウバノスターマン
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スターマン競走馬名前世界に10頭以上確認されているが、著名は以下の通り。

    1. 1991年生まれの日本競走馬種牡馬本項で解説
    2. 2018年生まれの日本競走馬。通算7戦0勝。
  1. 海外
    1. 2003年生まれの伯ブラジル競走馬
      通算44戦3勝[3-2-2-37]、な勝ち: ベント・ゴンサルベス大賞(伯G1)連覇、リオデジャネイロ役所大賞(伯G3)
    2. 2017年生まれの英イギリス競走馬種牡馬
      通算8戦5勝[5-1-1-1]、な勝ち: ジュライカップ(英G1)、デュークオブヨークステークス(英G2)。

スターマン(Star Man)とは、1991年生まれ日本競走馬種牡馬鹿毛

全盛期ナリタブライアンを破った、ただ1頭の

通算成績14戦6勝[6-2-1-5]

な勝ち
1994年:神戸新聞杯(GII)京都新聞杯(GII)鳴尾記念(GII)

概要

スターマン
Star Man
生年月日 1991年5月12日
サラブレッド
性・毛色 鹿毛
生産 日本JPN
生産者 高村牧場
(北海道様似町)
馬主 誓山正伸
調教師 長浜博之(栗東)
騎手 藤田伸二
初出走 1993年10月16日
戦績 14戦6勝[6-2-1-5]
獲得賞金 2億5,138万円
競走馬テンプレート

神戸新聞杯まで

:*ワイカウセラー、:ケイテイルート、:*ダンディルートという血統。検索すると一部の記事などで「持ち込み馬」と書かれていることがあるexitが、引退した翌年から日本で供用されており、引退翌年から高村牧場で繋養されていた繁殖牝馬なので、どう考えても持込ではない。何と間違えたのだろう?

リボー系のアイルランドを中心に走りGIII1勝を含む9戦2勝という、成績だけ見るとなんで種牡馬になれたのかよく分からない。まあそのAlleged(アレッジド)凱旋門賞連覇して種牡馬としても活躍し、きょうだいにもG1を含む活躍が多数いたので(後述)そのだろう。1987年まで走り、1988年から日本種牡馬入りした。しかし*ワイカウセラー自身は種牡馬としてもいまいちで、中央の重賞を制したは本の他にはいない。
は11戦2勝の条件系は日本の在来系統。
ビゼンニシキなどの活躍を出し、日本におけるトウルビヨン種牡馬の中心を担ったはまだしも、正直言ってパッとしない血統である。

そんなパッとしない血統だった本おまけに脚部不安を抱えておりデビューダート1400m戦だった。河内洋上に迎えたこのレースは楽々と逃げ切ったが、続く3戦を3着、8着、5着と走。その間にクラシックへの挑戦権を失ってしまった。

そして皐月賞が行われた4月17日上に藤田伸二を迎えたれんげ賞(500万下阪神芝)で1200m戦にもかかわらず2着に3馬身半差つける快勝で2勝を挙げる。成長に伴って脚部不安も良化し、2か後のステークス(900万下阪神1600m)も2馬身差の快勝。ここでに向けて放牧に入る。

を迎えても勢いは止まらない。菊花賞トライアル神戸新聞杯(GII)では皐月賞3着・ダービー4着の実力フジノマケンオー、重賞2勝メルシーステージを相手に3番手から堂々差し切って重賞初制覇。菊花賞への優先出走権を手にした。

この当時、神戸新聞杯菊花賞との間には中6週の間隔があり、間にもう1レースを挟むのが一般的であった。そんなわけで本は当時は開催であり菊花賞トライアルであった京都新聞杯(GII)に駒を進めた。

第42回京都新聞杯

さて、この京都新聞杯の注はある1頭に注がれていた。半GI3勝のビワハヤヒデを持ち、自身もクラシック2冠を含む怒涛の6連勝を挙げていたナリタブライアンである。順調にを越したとされた本はここが始動戦であった。つけられた単勝オッズは元返し1.0倍。2番人気ダービー2着エアダブリンでもう10倍台、全な1強体制である。そんな中本は3番人気であった。

レースは内のテイエムイナズマが1000m612というスローペースを刻む中、本は4番手を進む。向こう正面でエアダブリンめに上がっていき、それを追ってナリタブライアンも上がっていった。しかし本は落ち着いたまま。

1番外からシャドーロールが揺れて、ナリタブライアン先頭に立つか!ナリタブライアン先頭に立った!ナリタブライアン先頭!

エアダブリンが懸命に食い下がる!エアダブリンが懸命に食い下がる!

- 関西テレビ 杉本清アナウンサー

直線入り口でくも大外から先頭に立ったナリタブライアンエアダブリンが懸命に食らいついていたが、じりじり離されていく。このままナリタブライアンの始動戦を飾る、菊花賞に向けて視界良好…と、思われたその時。

そして内の方からスターマンが来た!スターマンが来る!ナリタブライアン

おおっと内からスターマンナリタブライアンピンチ!苦しい!変わった!

スターマン!…いやースターマン藤田怖い

- 関西テレビ 杉本清アナウンサー

いた内に切れ込んだ本ナリタブライアンを上回る脚色で追い詰め、交わしていったのである。クビ差、大金星である。杉本アナは絶句し、競馬場は悲鳴で揺れた。実はナリタブライアン、本当は順調でも何でもなく負けを起こしていたらしい。そんな状態で2着になるのだからとんでもないだが、そんなとんでもないを本は破って見せたのである。

ナリタブライアンシャドーロールを身に着けて覚醒してから股関節炎でそのきを失うまでの戦績は10戦9勝2着1回。全盛期ナリタブライアンを倒したただ1頭のとして、本の名は知れ渡ることになった。

京都新聞杯の後

トライアル2勝をひっさげ4番人気で臨んだ本番菊花賞だが、ここは復調したナリタブライアンが2着を7馬身引きちぎる圧勝を見せる陰で距離限界にぶち当たり5着。きっちりとお返しを食らってしまった。

その後は有馬記念ではなく当時年末のGIIだった鳴尾記念で初古戦へ。ここでは57.5kgのトップハンデを負わされたが、意に介さず2着に4馬身差つける圧勝。この勝利に加え、ステイヤーズステークスではエアダブリン優勝、そして有馬記念ではナリタブライアンヒシアマゾンワンツーフィニッシュ。この世代の強さを知らしめたのであった。

とここまでは順調そのものだったのだが、明けた95年はAJCC(GII)から始動したもののサクラチトセオーの5着。まあこんなこともあるよねと続く産経大阪杯(GII)したのだが…ここで屈腱炎を発症。長期療養を余儀なくされる。

が帰ってきたのは1年半後の96年7月。かつて自身が破ったナリタブライアンは股関節炎ののちに復活することなく引退、時代の中心は同期サクラローレルと1世代下のマヤノトップガンらに移っていた。復帰戦は足元の負担を考えてのダート戦。ここは9着に走。やはり終わってしまったのか?

しかし次走、上に熊沢重文を迎えた小倉記念(GIII)では5番人気ながらヒシナリーの2着と復調の兆しを見せる。

そして次走、久々上に藤田伸二が戻った朝日チャレンジカップ(GIII)。迎え撃つ相手はここまで重賞2勝を含む怒涛の4連勝で上がってきた1世代下のマーベラスサンデー。オッズはマーベラスサンデーが1.4倍、本が3.6倍、3番人気が10倍台と2強体制となった。レースは前の2頭が飛ばしていく中3番手のマーベラスサンデーガッチリマーク。1馬身差を保ったまま最終直線へ。マーベラスサンデーを捉えんと懸命に足を伸ばしたが1馬身差がどうやっても詰まらない。そのままマーベラスサンデーに続いて2着で入線。しかし後続は完封して見せ、その衰えぬ実力を知らしめたのであった。

かしこレース中に右前脚の浅屈腱を断裂していたことが発覚。そのまま引退となった。結局GI舞台に立ったのは菊花賞の1度のみであった。

引退後は種牡馬となったが、5年間で産駒がわずか20頭とサンデーサイレンスの前に太刀打ちできず。しかしそんな数少ない産駒の中からナゾがオープンまで昇格し、重賞にも出走するなど短距離戦線で気を吐いた。ナゾは繁殖入りしたので、細々とながら血は残っていくかもしれない。

種牡馬引退後は乗クラブにて引退として繋養されていたが、そこから別のクラブへ移動し乗としてデビュー。しかしその後は消息不明となっている。

血統表

F

*ワイカウセラ
1983 鹿毛
Alleged
1981 鹿毛
Hoist the Flag Tom Rolfe
Wavy Navy
Princess Pout Prince John
Determined Lady
Quarral
1973 栗毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Rhubarb Barbizon
Judy Rullah
ケイテイルート
1978 黒鹿毛
FNo.4-r
*ダンディルート
1972 鹿毛
Luthier Klarion
Flute Enchantee
Dentrelic Prudent
Relict
*タイズキ
1968 黒鹿毛
*グレイモナーク Grey Sovereign
White Lodge
タイフレーム *ライジングフレーム

クロスPolynesian 5×5(6.25)、Nasrullah 5×5(6.25)

主な産駒

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ゆっくりさんによる解説

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スターマン(競走馬)

1 ななしのよっしん
2023/04/14(金) 00:00:45 ID: HxuYhtfJSL
まさかスターマンの記事ができるとは……
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2 ななしのよっしん
2023/04/16(日) 22:08:37 ID: fW73hiZHhV
二冠馬ナリタブライアン」に勝ったとして有名だけどそれ以外にも結構強いだったよね…
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3 ななしのよっしん
2025/06/24(火) 15:08:23 ID: YXbyVcgsBW
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