スターリングローズ単語

6件

スターリングローズ

2.1千文字の記事

掲示板へ

記事編集

スターリングローズとは、日本の競走馬・種牡馬である。
馬名の由来は純真な薔薇。

主な勝ち鞍
 2002年：JBCスプリント(GⅠ)、プロキオンステークス(GⅢ)、シリウスステークス(GⅢ)
2003年：かしわ記念(GⅡ)、プロキオンステークス(GⅢ)、兵庫ゴールドトロフィー(GⅢ)

概要

※誕生時やデビュー年は旧年齢の数え年であるが、活躍した時期を考慮し特に断りがない限り現在の満年齢で表記する。

1997年生まれのスターリングローズは門別のタバタ牧場で栗毛の馬体で3月20日に生まれた。

父はアフリート、母はコマーズで、母の父は世界的名種牡馬の1頭ダンジグという血統である。全姉に重賞2勝を挙げ優駿牝馬2着のゴールデンジャックがいる。

栗東の北橋修二厩舎に所属したスターリングローズは2000年の1月5日に京都競馬場でデビューし、1番人気に支持されたものの5着に敗れた。中1週で再びの新馬戦(D1 800m)を2番手につけ直線で抜け出し勝ち上がった。
(まだこの当時は現在と違い制度上、同じ開催期間内なら連続で新馬戦に出ることが出来た)

3月に500万以下(D1 800m)で2勝目を勝ち上がったあとは、6戦続けて芝コースに出走したが2着はあったものの勝てず、再びダート路線に向かう。

3勝目は10月の京都競馬場の愛宕特別(D1 800m)(900万以下)で3勝目を上げたもののその後5戦2着3回と惜しい競馬が続いていた。

4歳の夏の小倉競馬場の日南特別、芝1800m(1000万以下)で4勝目を挙げたが、その後D1700mで2戦するも勝てないまま秋になる。

秋になってから路線を変えることになった。それまではデビュー戦のD1400mを除いて1800ｍ前後を中心に使っていたが、短距離に活路を見出すことになり、涼秋ステークス D1400m(1600万以下)、大原ステークス D1400m(1600万以下)を2連勝しオープン入りした。

明け5歳になってコーラルステークス、欅ステークスとオープン特別を2勝の後、プロキオンステークス(GⅢ)、シリウスステークス(GⅢ)(当時D1400m)と重賞を2勝する。

この後、盛岡競馬場のマイルチャンピオンシップ南部杯に挑んだものの7着と掲示板を外したあと、同じ盛岡競馬場で行われた第2回JBCスプリント(GⅠ)をノボトゥルー、ノボジャック等G1 馬4頭がいる中1番人気で挑み、直線で一度はノボジャックに先頭に立たれるものの内から差し返し1着、G1勝利となった。

明け6歳になり名古屋競馬場のかきつばた記念を2着の後、船橋競馬場のかしわ記念を勝利した。(この当時はGⅡ格付であった)
この後はプロキオンステークスを連覇し秋のJBCスプリントを目指すことになった。
秋はシリウスステークスから始動したが、ハンデ戦の59.5が響いてか8着と着外になった。
本番の大井競馬場の第3回JBCスプリントは先行したサウスヴィグラス、マイネルセレクトを捉えられず3着となった。
その後、笠松競馬場の全日本サラブレットカップ(GⅢ・当時)を2着の後、園田競馬場の兵庫ゴールドトロフィー(GⅢ)を勝利した。

明け7歳になり根岸ステークス(GⅢ)を11着と大敗した後、フェブラリーステークス(GⅠ)はアドマイヤドンの3着に入ったのを最後に種牡馬入りした。

全40戦14勝2着10回で、北橋修二厩舎であったことから福永祐一が主戦として34回騎乗していた。

種牡馬として

引退後は優駿スタリオンステーションに繋養された。
2005年の初年度からコンスタントに60頭前後の種付け頭数とまずまずの人気であった。

2017年になってクラシックステーブルに移動したが、2018年に種付け中の心臓発作により21歳で死亡した。

スターリングローズ産駒の多くはダートを得意とし主に地方競馬で活躍したが、一番の代表産駒はJRAに所属したアスカクリチャンで2012年の七夕賞、2013年のアルゼンチン共和国杯と芝の重賞を勝利している。このアスカクリチャンは関係者の思いなどもあり種牡馬入りし、産駒に2022年の浦和記念勝ち馬クリノドラゴンを送り出している。

血統表

*アフリート 1984 栗毛	Mr. Prospector 1970 鹿毛	Raise a Native	Native Dancer
			Raise You
		Gold Dig ger	Nash ua
			Seq ue nce
	Pol ite Lady 1977 鹿毛	Venetian Jester	Tom Fool
			Veni ce
		Friendly Ways	Green Ticket
			Ways to Learn
*コマーズ 1983 鹿毛	Danzig 1977 鹿毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Pas de Nom	Admiral's Voyage
			Pet iti oner
	*ミドルマーチ 1977 鹿毛	Buckpasser	Tom Fool
			Busanda
		Nice Princess	Le Beau Prince
			Happy Night