魅惑の香りで虫を誘う、二輪の美しき花よ
今一つとなりて、その花弁の奥の地獄から、新たな脅威を生み出せ!
融合召喚!
現れろ、飢えた牙持つ毒龍!
レベル8、スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン!
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンとは、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」に登場するカードである。
概要
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
闇属性モンスター×2
(1):このカードがフィールドのモンスターのみを素材として
融合召喚に成功したターンに発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターの攻撃力の合計分アップする。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、その相手モンスターの効果は無効化され、
このカードはその対象の相手モンスターの効果を得る。
(3):このカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊し、
その攻撃力の合計分のダメージを相手に与える。
シンクロ次元でユーゴと邂逅した際に初めて名称が明らかになり、すぐ後のデュエルで全体像もお披露目となったが、この時は柊柚子のブレスレットの力でユーリ達が別の場所へ飛ばされたために、融合召喚して早々にデュエルが中断してしまった。その後、融合次元でアカデミアを抜け出した生徒とのデュエルで、ついに全容が明らかとなった(デュエル中に全ての効果が使われたわけではないが)。
ユーリが初登場したのは1年目の終盤だが、このカードは2年目の終盤で姿が披露され、効果等の全容が判明したのは3年目に入ってからである。また、舞網チャンピオンシップでユーリが柚子を襲っていた時に従えていたドラゴンのシルエットとはかなり異なっており、これらが同一のものなのかは不明。
「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」に続く、召喚方法を名前に冠したモンスター。だが、攻撃力2500かつ(レベルを持たないダーク・リベリオンを除き)レベル7のそれらとは異なり、レベル8で攻撃力2800、と少々異質ではある。この特異性が何かを指し示しているのかは現状不明。
OCG版
「インヴェイジョン・オブ・ヴェノム」(2016年7月9日発売)でOCGに登場。
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、
その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、このカードはそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
(3):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
アニメ版と比較して、融合素材の条件が厳しくなっただけでなく、(1)の効果で攻撃力を参照するのは1体のみ、(2)と(3)の効果からそれぞれ無効化とダメージがなくなる、といった具合に弱体化している((2)の効果に関しては「モンスター効果を受けない」効果を持っているor受けているモンスターの効果をコピーできるようになった点だけは強化されているが)。もっとも、ただでさえ闇属性には強力なモンスターやデッキが多いのに、アニメ版は融合素材の緩さの割に効果があまりにも豪快なので、弱体化は必至というべきか。
融合召喚がシンクロ・エクシーズ召喚に勝る点の一つである「手札のモンスターも素材にできる」という優位点を活かせないので、闇属性中心のデッキにただ融合召喚系カードを入れればいいというものではない。だが、根幹となるモンスターに闇属性がいる融合系のデッキであれば、十分採用を検討できる。特に、主要な融合手段が融合召喚先を指定せず(もしくは指定にこのカードも含まれる)、フィールドにモンスターを並べやすい「ムーンライト」や「オッドアイズ」なら比較的投入しやすいだろう。ドラゴネクロとの使い分けを検討できるアンデット族主体デッキへ投入するのも一興か。
そして最もこのモンスターを融合召喚する価値があるカードは「超融合」だろう。元々特殊なサポートカードを用いなければフィールド上のモンスターしか融合素材にできず、相手モンスターもチェーンを許さずに融合素材にできるためである。闇属性モンスターを投入していないデッキは多くなく、エース級が闇属性モンスターのデッキに絞っても決して少なくないので相手モンスターのみを融合素材にすることすら狙うことができ、環境によってはメタカードとしてこのカードをEXデッキに入れている闇属性モンスターを多く投入したデッキも決して珍しくはないだろう。
特殊召喚もレベル5以上のモンスターも珍しいものではなく、いずれの効果も発動自体は狙える場面がかなり多い。だが、攻撃力やモンスター効果の吸収は選ぶモンスターの質に依存するので、どこで出すべきかの見極めが求められる。
新テキスト
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、
その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの
レベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
エンドフェイズまで、このカードはそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
(3):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
2019年6月8日発売の『デュエリストパックーレジェンドデュエリスト編5』にて再録された時に、(2)の相手フィールドの効果をコピーする効果の適用タイミングが変更された。
エンドフェイズ時とターン終了時では扱いが異なっており、エンドフェイズの処理を行った後にターンを終了するという流れである。そのため、デメリット効果がエンドフェイズ時にあった場合、旧テキストでは必ず適用しなければならなかったが、新テキストでは回避できるようになった。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
- 遊☆戯☆王アーク・ファイブ
- ユーリ(遊戯王ARC-V)
- オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
- ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン
- クリアウィング・シンクロ・ドラゴン
- ヴェノム(遊戯王)←一応カテゴリに属するが、シナジーや接点はあまりない
- 遊戯王OCGカードリスト
- 遊戯王関連項目の一覧
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