スダリオ剛(1997年5月13日〜)とは元大相撲力士、現在はプロ格闘家である。
大相撲時代の四股名は「貴公俊剛(たかよしとし・つよし)」のち「貴ノ富士三造(たかのふじ・さんぞう)」。最高位は西十両5枚目(2019年9月場所)。
概要
栃木県小山市出身。日本人の父とフィリピン人の母との間に生まれる。現役力士(2021年現在)の貴源治は双子の弟である。
小学生時代から空手やサッカー、キックボクシングなど様々なスポーツに打ち込み、中学卒業後貴乃花部屋に入門し、2013年3月場所にて初土俵を踏んだ。当初の四股名は貴公俊。
2015年3月場所からは幕下に定着し、2018年3月場所にて新十両昇進を果たす。これによって史上初の双子の関取となった(兄弟で関取なら前例はある)。しかし、この場所中に付き人力士への暴行事件を起こし、起訴猶予にはなったものの謹慎・途中休場し幕下陥落、日本相撲協会から1場所出場停止処分を科された。
2018年10月に千賀ノ浦部屋へ移籍し、四股名も貴ノ富士に改名して出直しを図る。すると2019年3月場所に再十両をきめるなど好成績を残した。しかし、同年9月場所直前に2度目の暴行事件を起こし、日本相撲協会から「自主引退を促す決議」を下された。貴ノ富士は決議に対して一度は争う姿勢を示したものの、同年10月11日付で引退届を提出し受理された。
格闘家転身
KONISHIKIの紹介でエンセン井上に師事し、2020年7月にプロ格闘家への転身を表明。RIZINへの参戦を開始した。デビュー戦はMMA未経験だったプロレスラーのディラン・ジェームズにTKO勝ち、同年大晦日は自身より32kgも軽いミノワマンを相手にカーフキックを決め連勝。
2021年3月はプロレスラー・宮本和志に1ラウンド8秒KO勝ちを収めるも、レフェリーの制止も聞かずにパウンドを打ち続け、両陣営のセコンドを巻き込む乱闘に発展した。収束後にスダリオは「榊原さん(RIZIN代表)、ちゃんとしたファイターとやらせてください」とマイクアピールを展開した。本件に関して主催者からファイトマネー25%相当の罰金処分を科された。同年6月のシビサイ頌真戦ではチョークスリーパーを決められ初黒星を喫し、試合後の記者会見を欠席した。欠席理由については後日「カーフキックのダメージが残っていたため」と釈明した。
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関連項目
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