- エイの1種。アカエイの事。
- 海底大戦争スティングレイ - イギリス制作の特撮番組、及び同番組内に登場する潜水艦名。
- スティングレイ(コルベット) - シボレー・コルベットの1グレード。
- スティングレー - スズキワゴンRの1シリーズ。
- スティングレイ(タバコ) - タバコの銘柄の一つ。
- ミュージックマン・スティングレイ(Music Man Sting Ray) - アーニーボール社のブランドであるミュージックマンのエレクトリックベース。この記事で扱う。
- 株式会社スティングレイ - allcinema ONLINEを運営する日本の株式会社。
- スティングレイ軽戦車 - アメリカで開発された軽戦車。
Music Man StingRay(スティングレイ)の概要
レオ・フェンダーによって生み出され、1976年にミュージックマン社から発売されたエレクトリックベース。
大型でハイパワーのハムバッキングタイプピックアップを一基のみ搭載し、内蔵されたアクティブ回路と相まって独特のパワー感溢れるサウンドを出力する。
外見上の特徴としては大きな卵形のピックガード、3:1のペグレイアウトなどがあげられる。フレット数は21。
発売当初はシンプルさが全面的に押し出され、当時販売されていた上位機種のセイバーベースと比較して価格がかなり安かった事や、ディスコ全盛の時代に求められた派手なサウンドキャラクターも相まって絶大な人気を集めた。
時代の変遷にあわせて各部に改良が加えられており、特にミュージックマン社がアーニーボール社に買収された際には大幅な仕様変更が行われた。(PUの配線変更、EQの3バンド化、トラスロッド調整機構の変更など)
ただし変更前の仕様も根強い人気があり、当時の仕様を復刻した限定版モデルなどが度々リリースされている。
また、ピックアップを増設したモデルや仕様の異なるモデルも数多くラインナップされている。
フェンダー社の「プレシジョンベース」、「ジャズベース」と並ぶ有名なベースで、国内外の有名ベーシストの中でも愛用している者が少なくない。
高音低音がよく出るベースであるため、スラップとの相性が良いことで知られている。
ネックエンド周辺に障害物がないためスラップの邪魔にならない事も大きい。
Sterling(スターリン)
スティングレイの弟分。デザインはスティングレイに酷似しているが、別種の楽器。
スティングレイを元にボディが一回りコンパクトにリシェイプされ、ネックも細く、全体的に軽量になっているため小柄な女性などにも弾きやすい。
また、ピックアップの配線を切り替えるセレクターが搭載されており、多彩なサウンドを得られる。フレット数も22フレットに増えている。
ただし、小型化に伴ってスティングレイの持つ骨太で荒々しいサウンドは若干おとなしくなっている。
名前の由来はアーニーボール社の社長であるスターリン・ボール氏から。後述の下位ブランドもスターリン(Sterling by Music Man)という名前の上、スターリンベースの廉価版モデル(SB14)も販売しているため非常にややこしい。
StingRay 5(スティングレイ5)
スティングレイの5弦仕様のモデル。Low-B弦を持つ5弦ベースとしてはかなり初期に発表されたモデルであるが、現在まで細かな改良を加えられながら人気を保ち続けている。
ただし、4弦のスティングレイとはかなり趣の異なる楽器である。
外見上の特徴は4:1のペグレイアウト、ボディ外周部には立体的なカットが施され、ピックガードの形状も4弦とは全く異なる。5弦ベースとしては比較的弦間ピッチが狭く、4弦からの持ち替えにストレスを感じにくい。反面、スラップなどの演奏は若干の慣れが必要。
ピックアップ配線セレクターを装備し、幅広い音作りが可能。22フレットである点など、上述のスターリンの優れた点も数多く取り込まれている。
4弦のスティングレイがロック系ミュージシャンに人気があるのに対して、このモデルはジャズ、フュージョン系やセッションマンに人気のある点から見ても、ある種「通好み」な楽器であると言える。
廉価版モデル
- Ray34 - ミュージックマン社の下位ブランド、スターリン(Sterling by Music Man)から発売しているスティングレイの廉価版モデル。かなりお手頃な価格ながら本家に迫るアグレッシブなサウンドを持つ。
- スティングレイEX - USA版と全く同じ純正部品を使って、ミュージックマンが指定した日本の工房にて組み合わされたモデル。スティングレイよりも多少お手頃な価格である。現在は生産中止。
- SUB - ミュージックマンから発売された低価格モデル。現在は生産中止。
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関連項目
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