スティーブ / アレックスとは、ゲーム『Minecraft』におけるプレイヤーのデフォルトスキンである。
概要
プレイヤーが『Minecraft』の世界に降り立つ際のデフォルトの見た目。スティーブ(Steve)は水色の衣服と茶色い肌、アレックス(Alex)はスティーブより細い腕とオレンジ色の髪が特徴である。ジェンダーレスな表現を意図しているため、性別ははっきりしていないが、ダメージを受けた時の野太い声から男性だと思っているプレイヤーが多い(残念ながらその声は製品版が出た時にただの効果音に変更されている)。スキンはプレイヤーが自由に変更することができる。
パッケージ画像などでは堂々と鎮座していることが多く、クリーパーと並んで『Minecraft』の顔として知られている。スティーブの方は「Mr.Minecraft」という名で呼ばれることもある。
アレックスは2014年のJava Edition 1.8アップデートにて追加されたスキンであり、プレイヤーの腕を細くできるようになったのはここからである。
『Minecraft: Xbox 360 Edition』のデフォルトスキンパックには通常のものと合わせて8種のスティーブのスキンが用意されており、Tennis SteveとScottish Steveは後述の『スマブラSP』参戦時のカラーバリエーションに使われている。
ゲームシステム上意識することは少ないが、1m×1m×1mの金の塊を2300個以上も持ちながら[1]平然と砂漠や雪山を闊歩できるスティーブやアレックスは、むらびとに引けを取らない超人と言える。その割には3mより高い場所から落ちると足首をくじいてしまうのだが。
名前について
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なお、スティーブという名前は、『Minecraft』の生みの親・Notch氏がジョークで付けたもので、もともと公式の名称ではなかった[2]。
しかし、名前が広まった結果、いつからか正式名称として使われるようになっていく。そして……
スマブラ参戦へ
2020年10月1日、Nintendo Switch用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』への参戦が発表された。スティーブとアレックスの両方が使用可能である。さらに、カラバリとしてゾンビとエンダーマンも参戦。エンダーマンはデフォルメされ、原作より小さくなっている。感情表現がないためか、勝利時には家を組み立ててドアから出てくる。デフォルトスキン以上の役割がないキャラクターではあるが、世界一売れたゲームの顔として知名度は十分であり、納得の参戦と言えるだろう。
参戦するにあたっては苦労も多かったらしく、ディレクターの桜井氏も「そりゃ無理でしょう」と思った模様。特に、全てのステージでブロックが置けるようになるため、プログラマーが大変だったのは言うまでもない。また、Mojangに7年間勤めたKaplan氏によると、少なくとも5年前から話があったという。2014年頃は、前作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』が発売されると同時に、MojangがMicrosoftに買収された年でもあり、様々な要因が絡んで実現が遅れたと考えられる。
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なお、当然ながら桜井氏も『Minecraft』をプレイしている。プレイした際の画像が公開され、建築物のクオリティーの高さが一部で話題になった。
関連動画
関連静画
関連立体
関連コミュニティ
関連リンク
- プレイヤー - Minecraft Wiki
- スティーブ - 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- 『スマブラSP』の『マインクラフト』参戦は、5年以上前から話し合われていた。相思相愛な開発陣たちと、要した歳月 - AUTOMATON
関連項目
脚注
- *『Minecraft』のブロックは1辺が1mの立方体という設定であり、プレイヤーインベントリの27個のメインスロットと9個のホットバースロットだけで36×64個(1スタック)=2304個のブロックを持てる計算になる。
- *最初期の『Minecraft』であるClassic版・Indev版にSteveというモブが実装されていたことがあるので、それが由来だと思われる。なお、SteveはMinecraft Wikiのページを見てもらえば分かるが現在の『Minecraft』のモブとは大きく異なるモデルをしており、アニメーションもしていなかった。
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