スティーヴン・ジェラード(Steven George Gerrard MBE, 1980年5月30日 - )とは、イングランドの元サッカー選手である。ポジションはMF。
概要
9歳でリヴァプールのユースへ入団し、1998年に18歳でトップチームデビュー。2000-2001シーズンにはレギュラーの座を確立しPFA年間最優秀若手選手賞を受賞。
2003年にはサミ・ヒーピアに代わりキャプテン就任、ジェラードは当時23歳であった。
2004-2005シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグで優勝。
UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦のACミラン戦では前半に3点を取られ窮地に立たされるが、54分のジェラードによるヘディングでの得点をきっかけにチームは立て続けにゴールを決め同点に追いつく。そのまま90分が終了し延長戦でも決着がつかず、PK戦にもつれ込み、勝利。UEFAチャンピオンズカップの時代を含めると21年ぶりとなるリヴァプールの優勝に貢献し、ジェラード自身は大会最優秀選手に選ばれた。彼のゴールが、イスタンブールの奇跡を起こしたのである。
2005-2006シーズンはリーグ戦32試合10得点を記録しPFA年間最優秀選手賞を受賞。
2008-2009シーズンにはリーグ戦31試合に出場し16得点を挙げる活躍を見せ、MFながらも得点ランキング3位になった。
近年は代名詞とも言える強烈なミドルこそ見られなくなってきたが、正確なフィードはなおも健在。中盤の底にポジションを変え、正確なフィードとPKでチームを牽引している。
リヴァプールのユースへ入団してからリヴァプール一筋を貫き、かつ地元出身の選手である根っからの生え抜きのため、リヴァプールの象徴としてファンからもとても愛されている選手である。
2015年1月2日、2014-15終了の契約満了をもって、17年間在籍したリヴァプールを退団することを発表した。新天地はアメリカ・MLSのLAギャラクシーとなった。
2016年11月15日、LAギャラクシー退団が発表された。
2016年11月24日、現役引退を表明。18年の現役生活に終止符を打った。
代表
2000年にイングランド代表デビュー。その後EURO2000、EURO2004、EURO2012、2006 FIFAワールドカップ、2010 FIFAワールドカップ、2014 FIFAワールドカップなどに招集されている。また2010 FIFAワールドカップではキャプテンであったリオ・ファーディナンドが怪我で離脱し、副キャプテンであったジェラードがキャプテンマークを巻いた。以降は代表引退までキャプテンを務めた。
2014 FIFAワールドカップでイングランドのグループリーグ敗退後、代表引退。
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関連項目
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