ステップワゴン(STEPWGN)とは、ホンダの製造・販売するミニバンである。
概要
初代
シビックをベースに、1996年に発表・発売開始。当時ほとんどのワンボックス型がバン派生の後輪駆動に対し、シビックベースであるため、前輪駆動のレイアウトによる床の低さや戦略的な低価格などにより、一気に人気モデルとなった。最廉価グレードの「N」は5人乗り仕様(他のW・Gのグレードは8人乗り仕様)ながら、154万円だった。
排気量は2000cc、トランスミッションは4速AT、燃費は11.2~9.9km/L MC後は11.4~10.2km/L
スライドドアは左側のみ。タンブルシートと回転対座シートが存在した。
2代目
2001年4月にフルモデルチェンジし、2代目となる。スライドドアは初代同様左側のみ。初代にあった、5人乗り仕様は廃止され8人乗りのみになり、回転対座シートも廃止された。(正確には仕様変更、座面を背面に、背面を座面にする事で可能だった、チップアップも可能。)
ライバル車である日産・セレナが他のライバル車よりもいち早く両側スライドドアを採用し、ノアもLクラスミニバンに本格参入し、売り上げを奪われ初代ほどの販売台数は獲得出来なかった。
2003年のマイナーチェンジでスポーティーモデルの「スパーダ(SPADA)」が登場。さらに2400ccモデルも登場した。
排気量は2000-2400cc、トランスミッションは4速/5速AT、燃費は13.2~11km/L MC後は12.2~11km/L
3代目
2005年5月にフルモデルチェンジし、3代目となる。プラットフォームを一新。スライドドアはようやく両側になり、さらには両側の窓も開けられるようになった。ホンダ独自の「低床・低重心化」などにより、サイズダウンに成功した。シリーズで唯一デジタルメーターを採用している。
そのお陰で出た当初は売れ行きがよかったが、2代目からライバル社のオーナーを奪還出来なかった、全体的に重い操作性、今までのサイズからして小さく見られてしまい「狭くなったのでは?」などと売れ行きは落ち込んでしまった経緯がある。又、画期的過ぎるミニバン離れなデザインも賛否両論だった。
2007年のマイナーチェンジで2代目にあったスポーティーモデルの「スパーダ(SPADA)」を復活させた。キャプテンシートの追加、サンルーフの仕様変更、ステアリングフィールの改良等を行った。
2008年8月6日にホンダのミニバンとしては初の国内累計100万台を突破した。
排気量は2000-2400cc、トランスミッションは4速/5速AT、CVT 燃費は13.2~11.2km/L MC後は12.6~11.2km/L
4代目(現行型)
2009年10月にフルモデルチェンジし4代目となる。3代目の反省を生かし、原点回帰を掲げサイズを2代目に戻しつつ、好評だった3代目の「低床・低重心化」を継続することでクラスNO.1の室内空間を実現。
室内高はアルファードと同じほど。その他3列目は跳ね上げから床下格納やサイドビューサポートミラーなど
画期的で面白い機能が増えた。
2010年度ではミニバンクラスでの首位を再び奪還したが、MC直前頃には減速。しかしパッケージング等が分かり易くライトユーザーにも受け入れられるデザイン、使い勝手、燃費等によりその後は回復し販売台数は一定している。初代以来のロングランモデルとなった。
インパネ中央にデジタル式の大きい時計を配置。もう時計が無いとは言わせない。
前代同様、ノーマル仕様とスポーティーモデルのスパーダをラインナップさせている。2.3代目では後期型より採用となっていたが、4代目では前期型から採用されている。
2012年4月のマイナーチェンジでは、安全装備の充実、アイドリングストップ等を追加した。又、前期型にて廃止されていたキャプテンシートを再び追加した。
排気量はDOHCからSOHCの2000ccのみとなった。(FMCを行った頃のホンダはSOHCを果敢に採用していた)
トランスミッションは2WDにCVT、AWDには5速AT 燃費は14.2~12.6km/L MC後は2WD.AWD共にCVT 燃費は新基準JC08モードで15.0~13.6km/L
ライバル車
- トヨタ・ノア(2代目~)
- トヨタ・ヴォクシー(2代目~)
- 日産・セレナ(2代目~)
- 三菱・デリカD:5(3代目~)
- マツダ・ビアンテ(3代目~)
- マツダ・ボンゴフレンディ(初代~2代目)
- スズキ・ランディ(3代目~)
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関連項目
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