ステマ配合単語

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ステマ配合とは、父ステイゴールド、母父メジロマックイーンの配合のことである。単にステマとも。

概要

メジロマックイーンは長距離で活躍した競走馬なのだが、産駒は比較的虚弱であることが多かった。それをステイゴールドで補ったのがこのステマ配合である。この配合のすごさは安定性にある。

┏━━━━━━━━━━┓★：G1、☆：重賞、●：オープン、○：条件戦、△：未勝利、◎：新馬
┃◆ステマ配合馬一覧　　┃◇：海外重賞、＋：地方
┗━━━━━━━━━━┛
      引退済み
・ドリームジャーニー　　　　 │牡　鹿. 09-3-5-14 │◎●☆☆☆☆★★★　 　 　 　　種牡馬
・オルフェーヴル　　　　　　  │牡　栗. 12-5-1-02 │◎☆☆☆◇◇★★★★★★　　種牡馬
・フェイトフルウォー 　 　 　 .│牡　黒. 03-0-2-05 │◎☆☆　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　
・メジロミドウ　　　　　　　　　│牝　黒. 02-0-0-13 │◎○　 　 　 　 　 　 　 　 　 
・タイアップ　　　　　 　 　 　 .│牡  栗. 05-2-0-22 │＋＋＋＋＋
・ワナビーザベスト　 　 　 　.│牝　鹿. 00-1-2-05 │
・バトナージュ　　　　　　　　  .| 牝   黒  00-0-0-3   |
・エストソルシエール　　　　　.| 牝   黒  00-0-0-00｜

　　　現役 　 　 　 　 　 　 　
・ゴールドシップ　 　 　 　 　 │牡6芦. 13-3-2-08 │◎●☆☆☆☆☆★★★★★★
・リヤンドファミユ　　　　　　..│牡5鹿. 03-1-1-12 │△○○●
・ステイバンク　　　　　　　　 ｜牝4栗. 03-2-1-09 │＋＋＋
・トレジャーマップ　　　　　　 ..| 牡4鹿.. 03-4-1-09  | △○○○
・アッシュゴールド             . | 牡3栗  01-1-1-04　| △
・ジョンブドール                 .| 牝3鹿  01-1-1-02  | △○○
・レッドメアラス                 . | 牝3芦  00-1-1-07  |
・ヤワタオリオン                 | 牡3栗  00-0-0-07  |
・レッドサヴァージ               | 牡3青  01-0-1-06  | ＋＋
・アタンドリール　　　　　　　.. | 牡2黒   00-1-0-00  |
・メイケイレジェンド　　　　　　| 牡2鹿   01-0-0-00  | ◎○○○
・ステイザベスト　　　　　  　　| 牡2鹿   00-0-0-01  | ＋
・ヤマニンリュウセイ　　　　 　| 牡2栗  00-0-1-01  | △○○

　　　デビュー前
・アレイオブサン              .  | 牡2芦  |　　　　　
・シアヌークビル　　　　　　  .│牝2鹿, |
・ウインイストワール　 　 　. │牝2芦 .|
・レッドイリス　　　　　　　 　 .│牝2鹿  |
・デスタンフォルス　　  　 　.│牡2黒  |
・ウインガナドル　　　　　　 .  | 牡0黒鹿| △○

このレスの時点で出走したことのあるステマ配合馬のうち4頭が重賞馬、3頭がGI馬である。
数が増えて、未勝利のまま引退する馬が増えてきたとはいえ、他の組み合わせに比べて”当たり”率はなお高い。
一方でステマ配合以外のメジロマックイーン牝馬産駒でオープン馬となったのは1頭しかいない。

メジロマックイーン産駒で繁殖に上がった牝馬はあまりいない中、この結果を残していることも特筆すべき点であろう。　
この配合を試されていない父メジロマックイーン牝馬の大物でサンデーサイレンスが入っていない馬は2012年ディアジーナがついにステイゴールドを付けたため
受胎するとエイダイクインを残すのみである。このエイダイクイン、牧場の都合があるのか一度も付けられていない。エイダイクインは母のユキノサンライズも快速牝馬として鳴らした活躍馬の血統なだけに、一度試してほしいものだが…
なお、重賞戦績はヤマニンメルベイユがナンバーワンだが、母父サンデーなのでステゴを付けると強烈なクロスが発生する。気性がどう考えても父親以上の狂気の馬になってしまう可能性が高い。
…と懸念していたら、2012年に試してしまったらしい。母スイープトウショウ以上に気性が心配される。もし生まれて体質がまともならセントサイモンの再来が見られるかもしれないので動向に注目である。 

ステルスマーケティングがネットでよく使われるようになった時期に「ステマ」と略すことのできるこの配合が活躍していることからステマ配合と呼ばれるようになった。

余談ではあるが、この配合が広く認識された2011年にメジロマックイーンを生産したメジロ牧場が競走成績不振が原因で解散した。もう少し粘ればこの配合を活用し再起できたのではと惜しむ者もいたが、
すでに同牧場はメジロマックイーン牝馬をほとんど手放しており、配合の活用は不可能であった。皮肉にもこの配合を最初に実践したのはこのメジロ牧場であったが、その馬メジロアレグロ（牝）はデビューすることなく登録を抹消、繁殖にも上がらず使役馬となっている。

なお、この項で唯一の例外とされていたオープンまで上り詰めた非ステイゴールド産駒かつ母父メジロマックイーン産駒ことタイセイレジェンド（父キングカメハメハ）だが、
2012年になり開花し、クラスターカップで父ステイゴールド産駒以外による初重賞勝利を挙げ、さらにJBCスプリントを勝利しGⅠ勝ちを収めた。 

関連動画

関連項目

• ステマ
• 競馬
• ステイゴールド
• メジロマックイーン
• ステイゴールド産駒