ストッピングパワー単語

ストッピングパワー
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 ストッピングパワーとは、弾の威の考え方の一つである。
日本語では本記事のようにカタカナで表記される事が多いが、停止、制止というように直訳される場合もある。
創そのものに関しては「」の項を参照。

概要

 銃器より発射された弾丸は、十分な速度を持った状態で人体に当たれば、そのエネルギー衝撃波を発生させながらを引き裂くように貫き、筋肉や臓器、血管を破壊し、人を死に至らしめる。

 が、じゃあそれで弾を先に撃ち込んだ方は戦いに勝利したのか?となると話は別である。
極端な話だが、致死クラス創でも意識があり、失血や神経系統損傷による機停止が起きる前であれば体はまだ動くのである。その時間がわずかでも最期に

もしも

  • 自爆された際、周りに味方や人質がいたら?
  • フルオートで発射された弾丸が、自分や味方、人質、護衛対に当たって死傷させたら?
  • 敵の仲間に助けられたのが、暗殺標のテロ組織の幹部だったら?

それはもう勝利とはいえないだろう。
最後に至ってはせっかく見つけた標的を取り逃し隠れされ、新たなテロなどの脅威や被害を生むリスクんでしまう。

 そういう返り討ち(反撃)、仕留め損ないを考えた時、いかに一撃(一)で活動を停止、すなわちストップさせる事ができるか?という考え方がストッピングパワーである。

ストッピングパワーの歴史・現在

 古くはイギリス騎士ジョージシルバー」が、1599年に出版した『パラドックスオブ・ディフェンス』と呼ばれる本に記載されている、古流剣術概念が初めてとされる。
掻い摘んで言うならば「相手を殺せなくとも攻撃できなくすれば安全に倒せる」「致命傷を与えても相手にが残っていれば反撃されて相打ちとなってしまう」といった内容であった。

 その約300年後、当時まったく売れずに大英博物館の倉庫に埋もれていたのを、イギリス軍のシリル・マッセイ大尉が、古流剣術南書として販売、ベストセラーとなる。
その本がアメリカ大陸に渡り、アメリカ陸軍技術者ジュリアン・ハッチャー将軍の元にまで渡る事となった。

 1899年~1902年、アメリカフィリピン植民地にするべく、原住民と戦った「フィリピン・アメリカ戦争」の際、当時のアメリカ陸軍拳銃では原住民を止める事が出来ず、拳銃で致命傷を与えてもで反撃を受けてしまい、兵士に多大な損が出てしまった。
その案件を解決しようと当時のハッチャー氏に持ち込まれ、その際に氏が考案したのが、拳銃の威数字として出した『ハッチャー・スケール』であり、上記の本を基に敵を化する概念としての『ストッピングパワー』が考案された。
これを受けて、当時の.38ロングコルト弾を使用するリボルバーを、コルトガバメント等の大拳銃へと変更した事で、原住民の反撃を受ける事化に成功した。

 …しかしそれから60年後、アメリカが介入したベトナム戦争では、拳銃ライフル化される数間に、敵兵がトリガーを引いてしまい反撃され被害が出てしまう事となった。
それ以降も戦争犯罪において、一撃で相手を化できずに多大な被害が出てしまい、「反撃されない一撃を与える必要がある」と、さらなるストッピングパワーのある武器大口径高初速化の流れが生まれてしまい、現在でもその「ストッピングパワー信仰」とも呼べる流れが続いている。

どんな弾がストッピングパワーにおいて優れるのか?

 例えば、よく同じエネルギー量でも大口径弾の方が傷口や打撃範囲が大きく殺傷が高い、小口径弾は打撃を与えにくく殺傷が低いと言われる。

 まず、同じエネルギーだとしたらその分速度で同程度の打撃与えられるとか、大口径信奉の原因になった38口径はそもそも弱装の弾でとかそう言う話は置いておいて、特に拳銃弾等の絶対的なエネルギーの少ない弾の場合、逆に抵抗の為に創が浅くなり易く、弾道上に要臓器や脊髄、血管などがあったとしたら小口径弾の方が即死、活動の停止をさせられる可性は高いという場合もある。
つまり割りと当たってみるまで分からんと言う事である。

 その為、絶対的に敵をダウンさせていくが高いと言えるのは単により大きなエネルギー運動量を持つ弾だけと言え、更にいかに急所を射抜くかと言う技術も射手にはめられ、確実に相手を殺するならば複数発の弾丸を命中させ[1]・・・ってあれそれストッピングパワーとか以前に当たり前じゃん?

 と言う事で、ストッピングパワーと尺度として考えていくという行為自体微妙なんじゃないかという意見も多い。

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関連項目

脚注

  1. *ダブルタップ等」とも呼ばれる。場合によってはありったけの弾を急所にぶち込む。

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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC
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3 ななしのよっしん
2012/08/04(土) 20:31:24 ID: RRUdzNUDRS
>>2
アメリカには100kg越えの人食いが多数生息しているのか・・・たまげたなぁ驚愕
4 ななしのよっしん
2013/11/17(日) 03:53:07 ID: bUl1T2XVa4
SATマガジンで連載してる「で撃たれるということ」って記事が勉強になるよ
アレ読んでるとこんな感じの感想になる
・一般的には貫通創より盲管創の方がダメージは大きい
口初速が同じなら口径の大きい方がダメージは大きい
・口径が同じなら口初速の速い方がダメージは大きい
・弾頭形状マジ大事 45ACPのボール弾より9パラのシルバーチップ
・どんな弾でもバイタルゾーンに当たったら即死する
口径が大きいと効くというのは弾頭形状が同じなら創が大きくなるからだろうね
5 削除しました
削除しました ID: 9diS3CYJ34
削除しました
6 ななしのよっしん
2015/01/12(月) 05:20:28 ID: 9O/Y2jWRwd
死体写真が沢山あるから注意だけど銃器使用マニュアルって本が
各種弾丸に撃たれたら人体はどう破壊されて死に至るか書かれててオススメ
ライフルクラスの初速になると着弾の衝撃の柔軟性の限界えて
洞になるはずのダメージ永久洞に変わるとか
心臓全に破壊されると12前後で意識を失い動脈だと30から90間動けるとか楽しい情報が沢山

7 ななしのよっしん
2015/06/24(水) 12:02:57 ID: lRY1pf6rB2
イノシシとかクマ用のタマは当たった間砕けたてズタズタにしたり
マッシュルーム状に変形して大メージあたえる玉がおおいんだっけ?
8 ななしのよっしん
2015/11/06(金) 02:35:27 ID: 9O/Y2jWRwd
狩猟用の弾丸は基本的にハロポイント系統の弾が多いんだけど
最近のゲームハンティングガチ勢は獲物の損傷を最小限にするために
固い金属製の徹甲弾めいた小口径高速弾で急所を狙い打つらしい…サツバツ!
9 ななしのよっしん
2016/04/11(月) 07:43:05 ID: XFsAYvlZhO
軍用弾がフルメタルジャケットムクでなくの厚
いコーティング付き)なのは、非装甲車両への貫通
いうより(だから;)
体内に入った時の防止用なんだろう?
狩猟とかで散弾銃で撃ったとか弾まみれだと思うん
だが大丈夫なんだろうか? 食っても;

鋼製のボールベアリングなのかなスムーズボアなので
ライフリングの損傷もいと思うので;
10 ななしのよっしん
2019/08/30(金) 09:35:28 ID: G4hkFqKg2W
FBI9mm回帰したけど理由は
ストッピングパワーについてはFBIでも長年議論されてきたが、根拠のない話しと断定。どの口径が最も優れるのかは「可性」でしか議論されておらず、ハンドガンストッピングパワーも根拠がい。

弾薬で重要視されるのは貫通で、12~18インチの貫通が必要である。

9mm、.40S&W、.45ACPを同じ条件で較した場合、9mmが最も優れる(貫通が)結果となった。

9mmは、マガジン装弾数が多く、リコイルが小さい、弾薬コストが安い、パーツの消耗が少ないための維持費が安い、作動時の信頼性が高い。

スピードシューティング時の命中率が優秀。

9mm~.45ACPによる創を確認した結果、ど違いが見られない。(マンストッピングパワー
11 ななしのよっしん
2019/08/30(金) 09:47:14 ID: G4hkFqKg2W
上の続き
NSAも5.56mmと7.62mmの較に際して

した70~80%の弾はターゲットに命中して

50口径未満の弾丸では十分訓練された兵士に対しては心理的な制圧効果を期待できない。

相手が一発の弾丸で即死しない理由は状況によるものとしか言えず、大半は実際は命中していないなどの射手側の命中率によるものである。
そのため、仮に1発で致命に至らないのであれば、スピードシューティングや連続射撃の際の命中率を上げることが重要であるとのことです。

12 ななしのよっしん
2019/08/30(金) 11:04:05 ID: G4hkFqKg2W
逆に米軍特殊部隊などでは.45ACP弾への回帰があり、あくまでサブアームとして考えた場合上記のメリットデメリットはあまり関係なく、射撃戦においての一発の弾丸の威を重視して生存性を上げる的があるのと、サプレッサー運用の関係上.45ACP弾を使用する必要があるためと思われます。