ストライカーユニットとは、
- 「ストライクウィッチーズ」シリーズの構成を担当した製作者の総称。鈴木貴昭、浦畑達彦ほか。
- 「ストライクウィッチーズ」シリーズに登場する魔法力増強装置の名称。
である。
以下では2.について詳述する。
概要
同作品に登場するウィッチが装着している装置である。現実世界の魔女の伝承同様、箒にまたがることでウィッチは古来から空を飛んでいたが、飛ぶことのできるウィッチは極々限られた存在であった。
機械力で魔法力を増幅する基礎理論は16世紀にブリタニアのジェイミー・ワットによって見出された(魔法力革命)。ワットが開発した物は蒸気機関にて魔法力をブーストするものであり、陸上での利用に限られた。
その後1903年にリベリオン合衆国のライト姉妹により、小型強力な内燃機関を応用したものが発明され、航空用ユニットの原型が完成した。箒にレシプロ魔道エンジンを取り付け、それにまたがって飛行したようである。
「扶桑海事変」前には金属製の箒に高出力な魔道エンジンと機銃を搭載したものが登場するが、機動性に難があったとされている。「扶桑海事変」をきっかけに足に履くタイプが登場したが、この時点では背中に補助具を積む必要があった。その後宮藤一郎博士による「宮藤理論」によって「ユニット内の足を異空間に移動させる」ことが可能になり、その余裕に飛行補助具を積み込んだ現用のストライカーユニットが登場することとなる。
航空用ユニットと陸上用ユニットの二種類が存在する。両ユニットに共通して思春期の女の子では到底持てない重量のものを持つことができるようになる、シールドの出力が向上するという効果がある。
航空用ユニット
現実世界の軍用機に相当する機材で、アニメでは一部を除いてレシプロエンジンである。扶桑名「飛行脚」。
初期の設定では膝関節が存在したが、後にオミットされている。機種によって搭載量やシールド出力、速度、運動性に差がある。装着したウィッチの精神力にも左右されるので、「火事場の馬鹿力」的に想定以上のパワーを発揮することも珍しくない。
ただ単に箒にまたがって飛ぶよりも少ない魔法力で空を飛ぶ事ができるようになったが、それでも航空適性を持つウィッチの数は少なく、後述する陸上用ユニットで参戦する者のほうが多いとされる。
プロペラには実体が無く、飛行魔法とエーテルが反応しプロペラとして可視化されている。空気濃度とエーテル濃度には相関性があり、エーテルが薄くなりすぎると飛べなくなる。オプションとしてロケットブースターが存在する。エーテルをタンクに搭載している様で空気中のエーテル濃度に関係なく飛行可能となるが、“燃焼時間”が短く使用後は投棄される。
Me262V1をはじめとするいわゆる「ジェットストライカー」はジェット魔道エンジンを搭載しており、飛行魔法とエーテルを圧縮して噴き出すことで推進力とする。エーテルの薄い高空でも推進可能であるが、“燃費”が劣悪である。増槽(追加燃料タンク)がある機種も示唆されているが、どういったものかは不明。固定翼機が元ネタではあるが、ホバーリングすることが可能。また手足を振り回すことで急旋回等をすることもある(ガンダムシリーズでいうAMBAC機動)。
魔法力だけで動いていると思われがちだが、ユニットの作動には燃料もしっかり使っているらしい。
陸上用ユニット
現実世界で言う戦車、装甲車に相当する機材で、別名を「歩行脚」。小説と同人誌にしか登場していない。2016年秋に放送された『ブレイブウィッチーズ』にて、わずかながら登場した。
通常歩行時にはやたらとメカメカしいブーツのようだが、高速移動時には足首部分が折れ曲がりそこから履帯(キャタピラ・クローラ)あるいはタイヤを出して走行する。なおこちらには膝もある。
飛行魔法に魔力を回す必要が無いため航空ウィッチよりもシールドは強く、武器も高火力なものを装備できる。ただし制空権が確保されていないと満足な行動ができず、航空ウィッチの支援が不可欠となる。
関連動画
関連項目
- ストライクウィッチーズ
- ストライクウィッチーズの関連項目一覧
- 零式艦上戦闘脚
- 紫電改(ストライカーユニット)
- 震電(ストライカーユニット)
- Bf109(ストライカーユニット)
- 宮菱重工業
- 長島飛行脚
- 川滝航空機工業
- メッサーシャルフ社
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