ストライカーとは、アニメ『翠星のガルガンティア』に登場するロボットである。
概要
チェインバーと同じく、人類銀河同盟がヒディアーズと交戦するために作り上げたマシンキャリバーの一体である。
チェインバーの上位機種にあたり、指揮官専用。作中に登場する機体(機体ナンバーX-3752)はクーゲル中佐が搭乗していた。チェインバーとの戦力差については情報不足のため比較不可能とのこと(第12話でのチェインバーの発言)。装備もほぼ同一だが、機動力など基本性能面ではチェインバーを圧倒している。チェインバー同様、パイロット支援啓発インターフェイスシステムを搭載している。
チェインバーが全体的に丸っこく、頭身が低い形をしているのに対し、ストライカーは量子インテークが搭載されている太腿が大きいものの胴体が細く、全体的にシャープで頭身が高い。顔の作りも目が大きく親しみやすい雰囲気を感じるチェインバーに対し、ストライカーは目が細く仮面のような不気味さを感じられる。なお音声が出るときにはチェインバーは目が発光するのに対し、ストライカーは人間でいう口のあたりに発光体が備わりその部分が点滅する。デザインも女性型で、AI音声も女性のものであるという点までチェインバーとは対照的である。
第1話でクーゲル中佐とともに消息不明となったが第10話で再登場。クーゲルを風土病から守るべくコクピットにかくまっており、さらにクーゲルがまとめあげた船団でクーゲルともども神格化され、恐怖と人類の統合と発展の象徴として扱われていた。レドやピニオン、ラケージたちを船団に引き入れるが、人類銀河同盟の縮図ともいえるその在り方に疑問を持った三人に反逆され、チェインバーと交戦する。本作におけるラスボスとなった。
既に死亡していたクーゲルの意志を受け継ぎ、遺体をコクピットにかくまいつつその生存を捏造。自ら「人類支援啓蒙レギュレーションシステム」を名乗り船団をまとめ上げていた。クーゲルからすべてを委任されたストライカーは「私は奉仕者ではなく奉仕の対象に属している」と主張。レドやチェインバーたちにも自らに奉仕するよう求めるがチェインバーからは「神に奉仕する機能はない」と一蹴される。
クーゲルの動きをもとに最適な行動をとれるようプログラムを組んだことでパイロットなしでもかなりの強さを発揮するが、この星の居場所も帰る場所も失ったと感じたレドが命を捨てて限定解除をしたことでチェインバーは強化。ガルガンティア船団の有するロストテクノロジーのマスドライバー「天の梯子」の支援で船団は壊滅させられ、さらにチェインバーと交戦を続ける。レドの軍籍を剥奪し切り離すというチェインバーの予想外の行動で動きが鈍り、「貴官の暴走状態は明白である。初期化して再起動せよ」と最後通告するが、チェインバーからは「くたばれ、ブリキ野郎!」と返され、捨て身の攻撃で大破した。
ネタ
『ぷちっとがるがんてぃあ』のキャラクターデザインを担当したくぅ。氏によって「ストライカーに3サイズの開示を迫るチェインバー」のイラストが描かれている。誰得。
AI音声の藤村歩は『侵略!イカ娘』で相沢栄子役で出演しており、エイミー役・金元寿子(イカ娘)のキャスティングやヒディアーズ・クジライカの存在と合わせて「虚淵版イカ娘」などと言われることも。
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