ストライダー飛竜とは、カプコン製作の横スクロールアクションゲーム。
アーケードゲームのシリーズとして『ストライダー飛竜』『ストライダー飛竜2』が存在している。(以下『1』『2』と表記)
これらは『ストライダー飛竜1&2』としてゲームアーカイブスで配信中。
また、2014年には1作目を再構築した同名の新作が発売された。(以下『2014年版』と表記)
善悪ではない、これは概要だ!
忍者を前身とした機関、ストライダーズ。
そこに所属する特A級ストライダー「飛竜」に、世界を支配する冥王「グランドマスター」暗殺の指令が下される。
上記のあらすじはシリーズ全作に共通しており、プレイヤーは飛竜を操ってグランドマスター及びその配下を殲滅していくことになる。
なお、シリーズ毎の差異は以下の通り。
舞台 | ストライダーズ | 音声 | 備考 | |
『1』 | 西暦2048年 | 健在 | 日本語 | |
『NES』及び『漫画版』 |
(『1』より後の設定) |
健在 | なし | |
『2』 | 『1』から2000年後 | 本編開始前に壊滅 | 日本語 | マスク、マフラーあり。 |
『2014年版』 | 冥王歴0048年 | 本編開始前に壊滅 | 英語 | マスクあり。マフラーはプラズマの奔流で表現。 |
名台詞の前では、誰もが平等だ
同シリーズにおいて特徴的なのは主人公である飛竜の台詞である。
以下にその例を挙げる。
貴様らにそんな玩具は必要ない (空中戦艦がある限り、世界は我々のものだと言う敵に向かって)
『1』より。『NAMCOxCAPCOM』ではサブタイトルにもなっている。
おそらく、飛竜の発した台詞の中で最も有名なもの。
世界を手中に収めかねない敵の軍事力を玩具扱いする痛快な台詞である。
『1』ではPCエンジン版を除いてひどい棒読みだが。
貴様の辞世の句ならその程度だろうよ (お前は死が怖くないのかと問う敵に対して)
『2』より。
ある意味、狂人に近いものを感じる応答。
任務を遂行するのがプロフェッショナルであり、このような問答は無用、という事なのだろう。
「ほざいていろ」と片付けない所がニクい。
『2』より。
何の変哲も無い台詞だが、この時点でストライダーズは壊滅しており、生き残りは飛竜ただ一人である。
その背景を考慮に入れると、ひどく考えさせられる台詞となる。
上記の台詞に加え、『2』における「お前とは戦いたくない」と言う(裏切り者の)元同僚に「素人めいた台詞を吐くな」と返すなど、これら本編中の描写を見るに飛竜は徹底したプロ根性を発揮しており、血も涙も無い冷血漢であるような印象が強い。
しかし、『1』のその後を描き、赤いマスクとマフラーが初登場した漫画版では一転して熱血漢として描かれている。
また『MARVEL VS. CAPCOM』の勝利メッセージでは、パートナーに向かって「あんたみたいな人生もあったんだな・・・」と、相棒に共感する一面もある。
冷血漢というよりは、徹底したプロと普通の青年の二面性を併せ持つ、と表現した方が適切かもしれない。
ただし、『1』と『2』における飛竜が同一人物であるとは明言されていない。
2000年が経過しているので当然と言えば当然だが、『2』のラストでグランドマスターは『1』と同一人物らしいことが判明する。
補足
飛竜は『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズや『NAMCOxCAPCOM』にも出演しており、その切れ味鋭い台詞は健在である。
また、2015年発売予定の『PROJECT X ZONE 2』にも出演が決定している。
声優は『1』のPCエンジン版では塩沢兼人、『2』『NAMCOxCAPCOM』『PROJECT X ZONE 2』では鳥海浩輔、『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズではうえだゆうじが担当している。
ニコニコの関連動画ならこの程度だろうよ
関連コミュニティはまだ無い。よく知ってるよ
ストライダー飛竜に関するニコニコミュニティを紹介してください。
まっすぐ関連項目に帰れ。そしてこの記事のことは全て忘れろ
- 10
- 0pt