ストークス(Stokes)とは、OVA「銀河英雄伝説」の登場人物である。CV.岸野和正。
概要
自由惑星同盟軍少将・第11艦隊副司令官。旗艦は標準型戦艦の旗艦対応モデル<アバイ・ゲゼル>。
茶髪の壮年の軍人であり、救国軍事会議のメンバー。
石黒監督版OVAオリジナルのキャラクターで、原作では第11艦隊には司令官ルグランジュ中将しか登場しない。少将という階級は議長グリーンヒル大将、情報部長ブロンズ中将、司令官ルグランジュ中将に次いで高い地位であるが、エベンス、クリスチアンといった大佐も出席する救国軍事会議の会議室には姿を見せなかった。
ドーリア星域の会戦
原作では第11艦隊の半数を別動隊として分割するという策を逆手に取られて孤立し、明確な最高責任者がいなかったため意志統一に手間取った末にヤン艦隊との再戦を決定。しかしそこをフィッシャー分艦隊に足止めされ、本隊を殲滅して駆けつけたヤン艦隊本隊に撃破されるといった展開であった。しかしOVAでは艦隊の分割が無く、ストークスもヤン艦隊に前後分断された第11艦隊のうちの前衛部隊の指揮を担当している。
会戦初頭にグエン・バン・ヒュー分艦隊に分断された本隊と合流すべく回頭を試みるも、回頭中に前面に回ったアッテンボロー分艦隊により背後から攻撃を受ける。これに対応して回頭中止を命じ小癪なアッテンボロー分艦隊の殲滅を優先した結果、まともに交戦せず後退する相手に引きずられ、本隊から離れてしまうこととなった。彼は相手に「戦う気がない」ことに気づいて本隊への援護に回ろうとしたが、その都度すかさず攻勢に出るアッテンボローの妙技のために阻止され、ついに本隊の戦闘に寄与することが出来なかった。
本隊壊滅後も頑なに戦闘を続け、降伏勧告を拒否し玉砕。ここに自由惑星同盟軍第11艦隊は壊滅した。
能力
終始アッテンボローの後退戦術に振り回されてはいたものの、艦隊分断時の的確な判断やルグランジュ同様最後まで戦い続けたところを見るに、その指揮能力は決して低くない。
しかし相手が悪かった。
アッテンボローの後退戦術とまともにやりあって殲滅を目指すとか、これ地味に無理ゲーではなかろうか。
関連動画
関連項目
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