この記事は、てんとう虫コミックス『ドラえもん』1~45巻に収録されたエピソードでの「スネ夫の自慢話」を集めたものである。現時点では、大長編やドラえもん+、その他コミックス未収録作品での自慢話は扱っていない。
原則として、原文ママで記事にしているため、読みづらい部分があることをご了承ください。また誰のセリフかの表記に略称を用いています。
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一覧
1-10巻
1巻「古道具きょう争」
ス:むかしのレコードプレイヤーだよ。ちくおん機というんだ。
の:めずらしいなあ。
し:おもしろいわね
の:どうして、こんな古くさいものばっかり集めるの?
ス:アハハハ、きみにはわからないだろうな、こういう高級なしゅみは。
ぼくのうちにみたいにさ、車とかクーラーとか電子レンジとか。便利なものが、なにもかもそろっちゃうとさ、古くさいのもが、すごおくなつかしく感じられるんだ。
のび太のうちには、古いものないだろ。
の:あるぞ、うちのテレビはもう十年も使ってるぞ!
ス:ウシャシャシャ!
1巻「ご先祖さまがんばれ」
ス:れい!!
の・し・ジ:ははあっ。
の:なんで、そんな刀におじぎしなくちゃいけないの?
ス:これはうちのご先祖が、とのさまからいただいた家宝だぞ。
し:スネ夫さんのご先祖ってさむらいだったの?
ス:強かったんだぞ。とのさまのあぶないところをすくったんだ。それいらい、うちはずうっと家老をつとめてきた。
2巻「勉強べやの大なだれ」
ス:(スキーを持って)いいだろ、新しく買ってもらったんだぞ。
4巻「ソノウソホント」
ス:うちのパパえらいんだぞ、社長だぞ
4巻「月の光と虫の声」
ス:いい声だろう
の:うん、ほんとにいい声だなあ。
ド:うっとりするよ。
ス:じゃあ、声の聞きちん、五円ずつ、いただきましょう。
の・ド・し:虫の声を聞くのに、お金がいるの。
ス:デパートで買ってきたんだぞ、高かったんだ。
5巻「バッジを作ろう」
の:これ、みんなスネ夫くんのバッジ? よく集めたなあ。
ス:六十三こあるんだ。ぼくがなんたって一ばんだね。
ジ:おれ、十八こだから、二ばんね。
し:わたし、たった六こ。でも三ばんね。
の:ぼく一こで四ばん!
ジ:ようし、がんばって一ばんになるぞ。
し:わたしも、もっと集めるわ。
ス:三人できょうそうしよう。
6巻「こいのぼり」
ス:大きいだろう。うちのこいのぼりは。ぼくがうまれると、すぐかってくれたんだ。
あのこいのようにと、元気にそだてといのって……。ぼくは、つくづくしあわせだと思うなあ。
こいのぼりもかってもらえない子はあわれだよなあ。
6巻「せん水艦で海へ行こう」
ス:(モーターボートの写真を見せて)こんなのかったんだよ。海岸につないであるんだ、これからのりにいくんだ。
し:のせて。
ス:いいとも、どうぞどうぞ。
ジ:おれものせろ。
ス:ああいいよ。
の:ぼくも。
ス:だめ。パパがうんてんして、あと三人のったら、まんいんだもん。
※この回でスネ夫のパパが初登場
7巻「空とぶさかな」
ス:(鯉にえさをやりながら)どう、よくなれているでしょう。ぼくがくんれんしたんだ。さかなもなれると、かわいいよ。きみたちもかってみな。
あっ! ごめんごめん。わるいこといって。このへんで、にわに池があるのは、うちだけだった。
※この回でスネ夫のおじさんが登場。船長でよく外国にいく。
7巻「行かない旅行の記念写真」
ス:ハワイですよ、ハワイ! 夏休みをりようして行ってきたの。いやあ、よかったねえ。おもしろかったねえ。
君たちは行けなくてかわいそうだ。せめてしゃしんで楽しみな。
7巻「未来からの買いもの」
ス:(自転車を指して)また新型買ったよ。八段変速だぞ。
9巻「王かんコレクション」
ス:ありがたあくおがめよ。これを手に入れるために、どんなに苦労したことか。
し:「月に雁」?
ジ:あの有名な!
の:一万八千円もしたって?
ス:切手マニアなら、この程度の物を一つくらいもちたいもんだねえ。
ぼくのパパはこっとう品のコレクション。ママは宝石。
それぞれ道はちがうけど…、うちの家族に共通してるのは、一級品しかあいてにしないってことだね。
10巻「のび太の恐竜」
ス:ざっと一億年も昔、白亜紀とよばれる時代……。地球上は、は虫類の天下だった。その中でも、王者とよぶのにふさわしいのがチラノザウルスだ!
これがそのツメの化石だ。ユタ州の恐竜公園で発掘されたんだ。パパのアメリカみやげさ。
の:ヒェーッこれが? ホーッ恐竜のカケラ? 本物? どれどれもっとよくみせて
ジ:フーム……。これが何億年前には生きて動いてたってわけか。
の:つぎぼく!みせてみせて!
ジ:たいしたもんだ。しずちゃんみな。
し:じっとみてると、その時代が目にみえてくるような気がするわ。うっそうとしげったシダのジャングルを、小山のような恐竜が……。
の:ねえ、もういいだろ、みせてよはやく!
ス:しまっとこう。貴重なものだからこわされるとこまる。
11-21巻
14巻「ラジコン大海戦」
ス:いやあきのどくだったね。ぐうぜんにもきみらのボートが大和の前をうろうろしちゃって…。
ド・の:そんなあやまりかたってないぞ!
ス:かりかりするなって。べんしょうしてやるよ。あんな安物。
それにくらべてぼくの大和! 縮尺150分の1 全長1.75メートルの大模型だぜ。
いとこの大学生がラジコンの天才でね。作ってもらったんだよ。
みてくれ、この重量感!この迫真力! まさに黒鉄の城というべき…。なんだいないのか。
※いとこのスネ吉にいさんが初登場。4機のプラモを同時操縦する離れ業を見せる。
17巻「主役はめこみ機」
の・し・ジ:ほんとかい!?
の:あのテレビの人気番組の。
し:「ウルトラボーイ」にスネ夫さんが。
ジ:出演してるって!?
ス:なにね、ちょっとした気まぐれでね。ぼくは出たくなかったけど。テレビ局プロダクションの社長がぜひ出てくれってうるさいの!ぼく、よわっちゃって。
で、まあ、主役だけはかんべんしてくれと、わき役なら出てあげてもいいですと。なぜってさ、人気スターなんかになるより学校の勉強を大事にしたいもんね。
今夜七時から放映されるよ。よかったら、うちのテレビでみなよ。二十四インチの大画面!迫力あるよ!
でも、うらやましくてしゃくにさわって見てられないという人には、すすめないけど。アハハ。
18巻「ドライブはそうじ機に乗って」
ス:どう? すごいだろ。いとこが買ったんだぞ。
スネ吉:乗せてあげようか
ジ:おっ、乗せて乗せて。
の:ぜひぜひ!
スネ吉:まてっ、そんなに多すぎるよ。
の:いつもはみだすのはぼくなんだ。
19巻「海に入らず海底を散歩する方法」
(スネ夫からの手紙)
ス『遠泳大会やらボート遊びやら楽しい毎日です。きみもさそってあげられなくざんねんです』
の:な、なにいってんだ。そんなとこ、さそわれなくたって……行くぞ!
ス『はなれ島なので海底のけしきのきれいなこと、とれたてのサザエやアワビのおいしいこと………。きみも食べてみたいでしょう。』
の:く~だらない!そんなものちっとも食べたいぞっ!
こんな手紙、ち~ともうらやましい!!
19巻「影とりプロジェクター」
ス:ぼくのパパの友だちに、テレビ局のレポーターがいて、いろんな情報が入ってくるんだ。
ちょっと人にもらしちゃぐあいの悪い話もね。
し:えっ!?
女の子:どんな!?
の:聞かせて!?
ス:のび太は、口がかるいからだめ。
19巻「大雪山がやってきた」
ス:スキーに行くんだよ。スキーだぞ!!スキー。
の:アハハ、今ごろ行ったって、人が多くてすべれないだろ。
ス:知らないやつはこれだから困っちゃう。飛行機でひとっ飛び。北海道の夕日岳へ行くんだよ。
人が少ないから、のびのびとすべれるんだ。
うんと技術をみがいてくるつもりだよ。帰ってきたら、名スキーヤーぶりを公開するから楽しみにね。
よく日
の:なんだ、スネ夫か。
ス:やあ、ごぶさた!今ロッジにいるんだ。これからすべるんだよ。
雪質がいいんだ。フワフワ軽くて。すべれないきみにこんなこといってもわからないだろうけど。
20巻「天の川鉄道の夜」
ス:力強い汽笛! ピストンがゆっくりと動き出し、やがて…巨大な鉄のかたまりが、大地をゆるがせてばく進するんだ。
SLはよかったなあ…………。でも、もうすっかりすたれちゃって、日本ではあそこでしかのれないんだ。
きみたちもお父さまにおねがいして、つれてってもらったら? だめかもしれないけど。
21-31巻
23巻「おざしき水族館」
ス:エレベーターをおりると、そこはもう海の底だ。厚いガラスばりの展望室になっていて、
窓の外を泳いでいく魚たちのゆめのような美しさ……。いや、この話はもうよそう。いくら口でいってもむだだ。
海中公園のすばらしさは、いってみた者じゃないとわからないよ。
23巻「大あばれ、手作り巨大ロボ」
の:自由に動くんだね、こんなのみたことない。
ス:ラジコンマニアのいとこが作ったんだ。
の:おっ。なんだこいつ。
ス:にげちゃ困るんだよ。パンチ力をためしたいんだ。
の:やだよ、そんな。
ジ:おれがおさえてやる。
24巻「のび太のヘリコプター」
ス:ヘリコプターにのせてもらって、とったんだ。
ヘリコプターはおもしろいよ。空中でとまったり、地上すれすれまでおりてきたり。
の:「きみらものせてもらったら? むりだろうけど」だって。
24巻「アニメ制作なんてわけないよ」
ス:物置を改造したスタジオだ。
ジ:へ~。で、ここでなにをしてるんだい?
ス:きいておどろくな。アニメーション映画の制作だ!
ジ:アニメーション!?
し:ほんとに動くの!?
ス:動かないアニメってあるか。そのうちテレビや劇場にうりこもうと思ってるんだ。
ジ:ほ、ほんとかい。
ス:そこでしょくんに相談だ。アニメというのはたいへんな仕事なんだ。資金はたっぷりあるが、人手がたりない。手伝ってもらえないかな。
ジ:おもしろそうだ。
し:やらせて!
の:ぼくも。
ス:のび太にはむりだよ。絵がへたくそだもの。
25巻「四次元ポケットにスペアがあったのだ」
ス:すごい物手にいれたよ。
の:へんならくがき。
の:ええっ、田野金平のサイン!?
し:いま人気絶頂のタレント!
ス:パパがテレビ局のおえら方と友だちだったから、手に入ったんだ。きみたちもほしいだろうけど、ま、みるだけでがまんしな。
25巻「ブルートレインはぼくの家」
ス:すばらしかったよ。ブルートレインの旅。
ベッドはゆったり。町のあかりが、矢のように窓の外をすぎていく。まるで、星の海をとんでいるみたい。
終点が九州の鹿児島さ。指宿の海岸でたっぷり泳いで帰ってきたんだ。楽しかったなあ!!
26巻「テレビとりもち」
ス:これが、大評判の宇宙アドベンチャーゲーム。
ジ:えっ、もうかったのか。
の:うりだされたばかりなのに。
ス:ぼかァね。新しいものがでると、人より早くパッとかわないと、気がすまないのよね。
の:おもしろそう。やろうやろう。
の:三人でやるゲームだからだめだって。そんなら、初めからよぶなってんだ!!
26巻「アワビとり潜水艦出航」
ス:ふうん、かぜをひいたの。それはざんねんだなあ。
四丈半島の別荘へいくんだよ。ぜひきみも、さそおうと思っていたのに。
の:えっ!
ス:ウニやアワビやサザエがごろごろ……。とりたてをツボヤキにすると、おいしいのなんのって…。
ジャイアンやしずちゃんもくるんだけど、かぜじゃしょうがないな。
26巻「空気中継衛星」
ス:世界の空気のかんづめだよ。南極やハワイのワイキキビーチや、マッターホルンの頂上や……。
ジ:空気の?ほんとかい?
ス:もちろん、それぞれその場所でかんに空気をつめたんだ。
ハワイの空気のかんづめなんか、こうやって目をとじると、波の音やハワイアンがきこえてくるような。
27巻「コンチュウ飛行機にのろう」
ス:自家用飛行機だぜ。アメリカの金持ちってちがうんだよなあ。持ち主はパパの友だち、ミリオネヤ・カネダさん。
それをのりまわしてハワイの島めぐりをやったんだ。自家用機はいいね。いつでもどこへでもすきなところを
とびまわれるんだから。パパなんかすっかり気に入っちゃってさ。うちでもかおうかなんて。
毎朝学校へいくにも、自家用機でグランドでスーッと……。
28巻「百丈島の原寸大プラモ」
ス:クイーン・エリザベス二世号のプラモ。ラジコンだよ。いとこが作ってくれたんだ。
ジ:すげえ…。
し:うかべて走らせてみたいわね。
の:よっぽど広いとこじゃないとつまんないよね。
ス:これから四丈半島の、別荘へもってくんだ。きみらもどう?
し・ジ:つれてってくれるの!?
ス:昼泳いで、夜はプラモを作ろう。いっぱいあるんだ。
し・ジ:わあい!
の:どうせ、ぼくはまたなかまはずれなんだろうね。
ス:あたり!
29巻「宇宙探検ごっこ」
ス:ものすごくおもしろいんだぞ。
の:やろうやろう。
ス:悪いなあ、このゲーム三人までしかできないんだよ。
し:いつもそんなこといって、のび太さんをなかまはずれにするなら、あたしも帰るわ。
29巻「広~い宇宙で海水浴」
ス:うちは四丈半島に別荘があってさ。そこへいけば海はきれいで、すいてて、ま、うちのかしきりみたいなもんだけどさ。
たまには、人びとでごったがえす海水浴場も、おもしろいのではあるまいかと…。
し・ジ:尾の島海岸へつれてってくれるの。
ス:あれ、のび太くんどったの? むずかしい顔して。
どうせなかまはずれ? と~んでもない。そんなことしませんよ。
の:一人だけ泳げなくてさぞつまんないだろうけど、ぜひ砂遊びにいらっしゃいだって。
29巻「翼ちゃんがうちへきた」
?:ワッ、スネ夫が丸師丸広子とならんで………。
?:でめきんトリオと写真を………。
ス:なに、、こないだテレビ局へふらっと遊びにいってね。局のえらい人が、パパの友だちだもんで、タレントと…。
そうだ!きょうは伊東翼の誕生パーティーによばれてたんだっけ。
30巻「人気スターがまっ黒け」
ス:田乃木彦彦の手がただよ。ほかにも有名歌手やタレントの手がたがいっぱい。
ジ:めずらしいなあ。プロレスラーやすもうのならみたことあるけど。
ス:ただのサインなんてつまんない。手がたをながめてると、その本人が身近にいるような気がするんだ。
この女性タレントのコレクションがすごい。
ジ:ほう……。
ス:なんと!キスマークなのだ!!
ジ:おおっ、松木伊代に伊藤つばさ。早目優もあるぞ!!
ス:こんなのが手に入るのも、うちのパパがテレビ局の社長の友だちだからだけどね。
ジャイアンとしずちゃんにすきなのあげる。ぼくはいつでももらえるから。
30巻「空き地にジョーズ」
ス:パパと沖づりにいってきたんだ。つり舟をだしてもらってさ。
どこまでも広がる青い空、海にゆられながら心しずかにつり糸を…。
31-45巻
31巻「恐竜さん日本へどうぞ」
ス:それよりうちにおいでよ。パパがアメリカで恐竜の卵の化石を買ってきたんだ。本物だぜ。
31巻「まんがのつづき」
ス:ぼくなんか、もう来週の「アバレちゃん」よんじゃったもんね。
うちのパパが、出版社の社長さんと友だちでね。ためし刷りのページをもらってきたんだ。特別にしずちゃんとジャイアンだけにみせてあげよう。
31巻「改造チョロQ」
ス:ぼくぐらいのマニアになると、いろいろ改造してたのしんでいるんだ。
デコレーション・チョロQ、トレーラーの後ろに電池をつみこんで、豆電球を光らせる。夜走らせるときれいだよ。
水上チョロQ、後輪から画用紙の筒をのばし、キビガラをつめて、プラスチックの板をさしこみ、発泡スチロールの船体にとりつけた。
ぷろぺた飛行機に改造したかったんだけど、むりなのでグライダーにしたんだ。一階の窓から発進させると、けっこうとぶんだよ。
これはじょうだん。紙ねんどのおそなえをかぶせて、ミニだこをひかせるんだ。正月むきで、おもしろいだろ。
の:へ~おもしろいなあ。
ス:さわるなってのに。
ジ:スネ夫、おまえなかなかやるじゃないか。
ス:きみたちもやってみたら?アイディアさえでればかんたんだよ。
ぼくのコレクションから、すきなのもってっていいよ。のび太はだめ、改造なんてできっこないから。
32巻「巨大立体スクリーンの中へ」
ス:どう?四十八インチの大型テレビ。劇場の大スクリーンでみてるみたいだろ。
ジ:ああ……。
ス:こんなの売ってないぜ、松上電機の社長がパパの友だちで、とくに作ってくれたんだ。
これをみたあとは、もうふつうのテレビなんてみられないね。おもちゃみたいでさアハハ…。
32巻「超リアル・ジオラマ大作戦」
ス:プラモの道は広く奥深い。そのプラモ道にどれだけ真剣にとりくむかという心がまえが、二枚の写真の
ちがいとなってあらわれているのだ!!
ジ:へ~、そんなもんかねえ。
ス:ぼくなんか、毎日研究にあけくれているんだぞ。
の:どんな研究?
ス:「プラコン大作」をよんだり、いとこに家庭教師をたのんだり、
の・ジ:家庭教師!!
ス:物置を特設ジオラマスタジオにしてるんだ。
の:みせてよ、参考にしたいんだ。
ス:ぼくの神聖なプラモ道場だぞ。のび太がみたがるなんて十年早い。
32巻「フェザープレーン」
の:ずいぶん、ゆっくりと飛ぶんだね。
ス:フェザープレーンだもの。はねのようにかるいからゆっくり長いあいだ飛びつづけていられるんだ。
の:ハー…ハクショーン!
(フラフラ ガツン)
ス:かるいからちょっとした風にでも飛ばされちゃうんだぞ。きみなんか帰れ!
33巻「ポスターになったのび太」
の:ひゃ~、たくさんのポスター。
し:こんなによくあつめたわね。
ス:まあね、部屋のムード作りのためさ。きみらもはるといいよ。ポスターは高いから、むりかもしれないけど。
33巻「フィーバー!!ジャイアンF・C」
ス:伊藤翼ファンクラブ全国大会にいってきたんだけどさ。熱狂的もりあがりで、すごいというかなんというか…。
このクールなぼくさえつりこまれてのどがかれるほどさけんじゃって。
ま、彼女の人気なら当然のことではあるが……。
34巻「水たまりのピラルク」
ス:おじさんの別荘のうらが谷川になっててね。こんなのが、どさどさつれるわけ。
もちろん、つる人の腕によることは、いうまでもないがね。
の:フン。
し:おもしろそうね。
ジ:いってみたいなあ。
の:フン。
ス:あすの日曜日、つれてってあげてもいいよ。
し・ジ:ほんと!?
の:ほ~ら、はじまった。ただし、二人だけというんだろ。どうせぼくは、のけものなんだろ。
ス:よくわかったなあ。
の:いつもそうじゃないか。いいよ~だ。そんないじわるされてまでだれが!!
35巻「空ぶりは巻きもどして…」
ス:長編アニメ「うる星ケニヤ」のビデオを買ったんだ。みたけりゃみせてやるぜ。
の:みたくない!!
ド:ぼく、みたいもんね。
ス:まだ、発売されてないビデオだぞ。しかも、劇場公開に先立ってみられるなんて、感激だろ。
35巻「ジャイアンへのホットなレター」
ス:ほら、ほら。
し:伊藤つばさちゃんの、
の・ジ:サイン入りパネル!!
の・し:みせて、みせて!
ス:気安くみせてたまるか。「つばさちゃんへのホットなレター」コンクールで優勝してもらったんだぞ。
つまり、ほんとに熱心なファンだけがもらえるパネルだよ。
今度、ぼくクラブの幹部になったんだ。つばさちゃんをかこむ会など、いろんな企画や会誌の編集にも
タッチしたり、いやもう、いそがしいのなんのって………。
38巻「時計はタマゴからかえる」
し:おもしろい時計ね。
の:いいなあ。
ス:パパのスイスみやげ。ほしがっても、売っていないよ。
38巻「バショー扇の使いみち」
ス:うちの庭って広いじゃない。木がいっぱいしげってるじゃない。だからガラス戸をあけると………。
さわやかな風が緑のかおりをのせてふきぬけていくんだよ。
し:ほんと!軽井沢にいるみたい。
ジ:気分いいなあ。
ス:ゆっくりしてっていいよ。せまい家に帰りたくないだろう。
38巻「箱庭で松たけがり」
ス:松たけ山へいったんだ。も~、とりほうだいのたべほうだい。
土びんむしやらやき松たけ、松たけめしにすい物…。とりたてだからさ、かおりも舌ざわりもなんともいえないんだ。
腹いっぱいたべちゃった。きみたちもぜひいくといいよ。いや、高いからむりかな。アハハハアハハハ。
39巻「ジャストホンネ」
ス:伊藤つばさちゃんのバースデイパーティーによばれてさ。あいにく薬師丸知世ちゃんのパーティーとぶつかって
どっちをひいきしても悪いから両方ことわったよ。
40巻「ミニ熱気球」
ジ:どうだ、おどろいたか。
ス:いとこが作ってくれたんだよ。たまにはこんな、のんびりしたラジコンもいいだろ。
41巻「世界の昆虫を集めよう」
の:ワー、こんなによく集めたなあ。
ス:そりゃ、ずいぶんくろうしたよ。
めずらしいのさがして、あちこちのデパートを……。
の:デパート? なーんだ、自分でとったんじゃないのか。
ス:だれがとろうが、虫にかわりがあるか。
41巻「深夜の町は海の底」
ス:いとこがさあ…、スキューバダイビングのベテランで…。
42巻「目は口ほどに物を食べ」
ス:食べたことのない人にはわからないだろうけど、とにかくおいしいのなんのって……。
の:いつものじまん話か!
ス:つぎはエスカルゴ・ブルゴーニュ風…。
42巻「運動神経コントローラー」
ス:すごい迫力だろ。ラジコンマニアのいとこが作ってくれたんだ。
42巻「やりすぎ!のぞみ実現機」
ス:とつぜんサッポロラーメンが、食べたいといいだして…。思い立ったらすぐ実行するのが、うちの家族なんだ。
さっそくジャンボジェットで北海道へ……。金曜日の夕方だよ。
秋風は寒かったけど、あついあついバターラーメンのうまかったこと!!
あのうまさはとても言葉ではあらわせないね!
ジ:ちきしょう、うらやましい。
ス:土曜、日曜はレンタカーで気ままなドライブさ。秋の北海道もなかなかいいもんだよ。
そして、日曜最終便で東京へ。
44巻「アニメばこ」
ス:パパがビデオ会社の社長さんと友だちでね、できたての見本をもらってきたんだ。
の:その先はきかなくてもわかってんだ。「みんなでうちにみにこない。」
「あ、悪いけどのび太はだめ、このビデオ三人用だから。」とかなんとかいうんだ。
ス:なんと、三人用のビデオなんだよ。だから悪いけどのび太は…。あれ、もう帰ったの。
44巻「虫よせボード」
の:わーーでっかいかぶと虫。どこにいたの。
ス:うちの庭でつかまえたんだ。
うちの庭広いだろ。いろんな木や草花がいっぱいはえてる。だからいろんな虫がくるの。
きみたち庭がせまくてかわいそうだなあ。
44巻「バランストレーナー」
ス:もうすぐ夏がくる。四丈半島の海辺は、まだほとんど人気がない。
きこえるのは海と風の音ばかり…。
し:ロマンチックねえ。ぜひつれてって。
の:チェッ…、どうせぼくだけなかまはずれだろ。
ス:波の立つ日には、サーフィンなんかできるんだよ。
ジ:おれ一ぺんやってみたい! でもむずかしいんだろ。
ス:ぼくが教えてやるよ。
ジ:ほんとか!楽しみにしてるぜ。
ス:牧場があって、馬にも乗れる。
ジ:おっ、かっこいいな。
し:あたしも乗りたい!でもこわいわ。
ス:ぼくに教われば、すぐ乗れるさ。
の:関係ないや。
ス:そうそう、のび太もいっしょにきていいよ。
44巻「ハワイがやってくる」
の:ぼくあての航空便だ!! なんだ、スネ夫からか。写真がいっぱい、いやーな予感…。
ス『ぼくみたいに海外旅行のベテランになると、ハワイなんて今さらと思うけど、きてみるとけっこう気軽で
楽しいよ。この楽しさを、きみにもわけてあげたくて写真を送る。
たぶん、どこへもいけなくてみじめな夏休みをすごしているだろうから…。』
45巻「自然観察プラモシリーズ」
ジ:ひゃー、でっかい恐竜プラモデル!!
の:こんなすごいの、みたことない。
ス:ただのプラモじゃないぞ、ガレージキットっていうんだ。ほんの少ししか作らないから、デパートなんかじゃ買えないよ。
きみらが手に入れようとしても、ぜったいむりだろうね。
45巻「ボトルシップ大海戦」
ス:あはははは。その程度でおどろいてちゃ困るなあ。本式のボトルシップをみせてあげる。
コロンブスが乗ってたサンタ・マリア号だ!!
ド・の・し・ジ:す ご い !!
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