スバル・ドミンゴとは、富士重工が1983年から1994年に製造をしていたキャブオーバー型の小型乗用ワゴン車である。
概要
車名の由来はスペイン語で「日曜日」の意味から。「この車に乗れば毎日が日曜日」という意味から名づけられた。軽1BOXのサンバーをベースにエンジンの排気量を拡大をし、乗車人数も7名となる。
なお、ドミンゴはスバルの世界戦略車でもあるが地域ごとに車名を変えている。例えばヨーロッパ仕様ではリベロの名称となったりする。
駆動方式はベースのサンバーと同様にRRと4WDが歴代共通となる。
エンジンは初代モデルは、3気筒の1000ccと後に追加をされた1200ccの二本立てとなり二代目モデルは1200ccのみとなる。
ミッションは、初代モデルでは5速MTのみで、二代目モデルからは5速MTとCVTの二本立てとなる。
モデルの流れ
初代モデル(1983年~1994年)
1983年に登場。エンジンは直3気筒の1000ccのみで登場をしている。このクラスの車種としては、かつてトヨタで販売をしていた小型1BOXカーのミニエースの車種が廃止された1975年以来実に8年ぶりとなった。このため道が狭い山間部のユーザーに重宝された。
なおベースのサンバーと比較をして、7人乗車が可能な点や外装もサンバーが丸目灯の二灯になるのに対して、ドミンゴは四角の四灯型となり上級感をアピールしている。
1986年にマイナーチェンジ。4WD車のエンジンの排気量が1200ccにアップとなった。またサンルーフ仕様も追加される。なお2WD車はモデル末期まで1000ccのままであった。
1991年には4WDの方式が切り替えが可能なパートタイム式からフルタイム式に変更となった。
なお、エンジンやミッションを共用をしていた乗用車・ジャスティに追加をされていたATやパワーステアリング等はモデル末期まで採用をされていなかった。これは、売れない→開発費が回収できない→放置という売れない車種の負のスパイラルとなっていた。
二代目モデル(1994年~1998年)
1994年に初のモデルチェンジ。実に11年ぶりのモデルチェンジとなった。1990年にデビューをした五代目サンバーをベースにしている。
このモデルチェンジで、先代モデルでは採用をされていなかった、パワーステアリング、パワーウインドー、ATのCVTと時代に則した装備が起用される。またエンジンも1200ccに統一化がされ、燃料供給方式をキャブレターから電子制御方式に改められ、パワーアップ化がされる。また前後バンパーも大型化がされ衝突安全性にも考慮されている。
1996年にはルーフ部分をポンプアップをして、ベッドスペースを作るキャンピング仕様のアラジンが追加される。
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関連項目
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