スパイダーバースとは、2014年から2015年にかけて出版された無数のスパイダーマンによるスパイダーマンクロスオーバー企画である。
複数のスパイダーマン誌による同時平行連載と言う形でスパイダーマン達の戦いが描かれた。
映画については『スパイダーマン:スパイダーバース』を参照。
概要
アメコミでは並行世界という概念が浸透しており、無数の宇宙が同時並行的に存在していてそれぞれの地球には同一存在でありながら微妙に違う人物が存在している。その微妙な違いの振れ幅は様々で、ほぼ同一の人物もいれば、ある世界ではヒーローだが別の世界ではヴィランとなっている人物もいる。
スパイダーマンもこの例にもれず、無数の並行世界の中には様々なスパイダーマンが存在しており、これらのスパイダーマンは時に並行世界の壁を突破して共演を果たしてきた。
スパイダーバースはその極限とでもいうべきものであり、登場するスパイダーマンの数はまさに無限。ドック・オクの精神が乗り移ったスーペリア・スパイダーマン、未来世界のスパイダーマン、黒人のアルティメット・スパイダーマン、ブタのスパイダーハム、ピーター・パーカーの娘のスパイダーガール、スパイダーマンになったベンおじさん、若き日のメイおばさんであるレディ・スパイダー、本家ではピーターの恋人だったグウェン・ステーシーがスパイダーマンとなったスパイダーグウェン、そしてレオパルドンに乗った東映版スパイダーマンまでありとあらゆるスパイダーマンが登場する。
本家スパイダーマンであるアース616のスパイダーマンことピーター・パーカーは、彼ら「スパイダーアーミー」を引き連れ、次元を超えてスパイダーマン狩りを仕掛けてくる集団「インヘリターズ」と対峙する。
映画化へ
2018年にはスパイダーバースを原作として『スパイダーマン:スパイダーバース』が、スパイダーマンの映画としては初のアニメ映画化される。
こちらも時空を超えて複数のスパイダーマンが集まるところは共通だが、原作スパイダーバースとはだいぶストーリーは異なるようだ。
主人公は『アルティメット・スパイダーマン』の二代目主人公である黒人の少年マイルズ・モラレスが務める。
映画は大ヒットし、続編の『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は2023年に公開された。さらなる続編の『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』も予定されている。
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 3
- 0pt