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スパイダーベイビー(Spider Baby)とは、「蜘蛛の子」を意味する英語。
- ヨーヨーにおけるトリックの一種。
- ハイパーヨーヨーを題材とした漫画『燃えろ！スピナー』の中で、1.のトリックを使用したシーン、
およびそのコマの一部を切り抜いて使ったコラ画像。 - 1964年のアメリカのホラー映画「SPIDER BABY OR THE MADDEST STORY EVER TOLD」。
本項では1および2について解説する。
概要
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https://twitter.com/NMeizin/status/1280730046399799297
ストリングを組み合わせ蜘蛛の巣に見立て、ヨーヨー本体をぶら下がる蜘蛛の子に見立てたもの。
トリックジャンルとしては、ピクチャートリックおよび「ロック・ザ・ベイビー」系統に分類される。
かつては、ヨーヨーのスリープ時間が短かったこともあり、手順を覚えるまでは難しいトリックだった。
慣れれば1秒程度で組み上げる事が可能。現在はヨーヨーの性能向上により、難易度が下がっている。
現在の採点基準では、(ストリング部門で)ヨーヨーのマウントを伴わないトリックは加点対象にならないため、公式大会ではほとんど見られないトリックになってしまっている。
しかし、見栄えの良さとハイパーヨーヨー全盛期の扱いから、子供や復帰スピナーを中心に今なお根強い人気を誇り、デモンストレーションではたびたび披露されるトリックである。
中村名人の得意技としても有名。
手順
手順中の「スローハンド」「フリーハンド」については、「スローハンドとフリーハンド」の記事を参照。
- 「トウキョウタワー」を作り、上下逆にする。
- トウキョウタワーの上端部分の△に、フリーハンドの人差し指と親指を入れて広げる。
- フリーハンドを手前に降ろし、トウキョウタワーを逆さまにする（手前に降ろすことで、スローハンド中指と薬指で挟んでいた部分が薬指にかかる。逆にするとスローハンド親指の部分が高確率ですっぽ抜けるので、手前に）。
- フリーハンド人差し指＆親指を、逆さまにしたトウキョウタワーの一部にくぐらせたまま、垂れ下がるヨーヨー本体のすぐ上の部分のストリングに、最初にやったようにストリングの向こう側から人差し指と親指を当てる。
- フリーハンドの二本の指にかけた部分をそのまま、トウキョウタワーの△だった部分の輪を潜らせるように引き入れる。
- フリーハンドを下にして上に向け、スローハンドは上にして下に向ける。ヨーヨー本体がストリングで作られた輪の中にちょうど納まるように調整して完成。
認定トリック
ハイパーヨーヨー
| トリック名 | レベル・年度 | 規定回数・ルーリング |
|---|---|---|
| スパイダー・ベイビー | スーパーレベル4(1999) | |
| マスターレベル(2010) |
コラネタとしてのスパイダーベイビー
『超速スピナー』の前身にあたる漫画『燃えろ！スピナー』内で、中村名人がフリースタイル中にこのトリックを行う。
当時としては確かにできたらすごい技だったのだが、集中線で妙な迫力が出ている上に中村名人が渾身のドヤ顔をしており、なおかつ「ストリングプレイスパイダーベイビー！」というどこかおかしい吹き出しも相まって妙にシュールな構図になってしまっていた。
そのコマが、手とヨーヨーだけ切り抜くのに都合のいい構図であった事もあって、他の様々な漫画・アニメのキャラクターのバストアップ画に次々にコラされていき、ふたば☆ちゃんねるで１つの勢力を築くに至った。
中でも漫画「ひぐらしのなく頃に」の１コマ、抜群のインパクトを誇る竜宮レナの「嘘だッッ！！」との絶妙のコラや、漫画「遊☆戯☆王」にある遊戯がスーパーヨーヨー（ハイパーヨーヨーではない）を振り回すシーンとの違和感の無さが特徴のコラが有名。
なお、すぐ隣のコマでは「ストリングプレイアトミックファイヤー！」も披露しているが、こちらはそれほどネタにされない。
作画のための参考資料
構造をUSBケーブルで再現すると以下のようになる。これからイラストを描こうとする人は参考にされたい。
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https://twitter.com/KAMON_Yammani/status/812633437634822144
また、Pixivに詳しい構造を描いたイラスト
も投稿されている。イラストは「ヨーヨージョーカー・ボルテクス」(2015世界大会限定版)のキャップイラストなどを手がけるChococot。
特に、ヨーヨーがぶら下がっているストリングは、「トウキョウタワー」の一番上の三角(スパイダーベイビー時は一番下)に引っかかり、折れ曲がっている(キンク)点に注意されたい。これが中指から一直線につながっているミスが多い。
関連動画
関連静画
関連項目
親記事
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- なし
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