スパイ講座とは、海外ドラマ「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲(原題:Burn Notice)」の主人公マイケル・ウェスティンが作中の随所で語るスパイ知識を纏めた動画のことである。
概要
元CIAの敏腕スパイであるマイケル先生が、作中で繰り広げられる豊富な知識や技術の数々について、ナレーション形式で楽しく解説してくれる。
スパイ講座を見れば諜報世界とは無縁な一般人でも、スパイの手腕が如何なるものかを知ることができるが、実際に真似して使用できるものは少ない。加えて、マイケル先生の解説は全部が全部正しいとも言い切れないので、無闇矢鱈と信じてしまうのは危険である。
そして何より、スパイ講座で得た知識の悪用は厳禁である。実際にアメリカではマイケル先生の解説が原因と思しき犯罪も起きている。詳しくは下記を参照。
珍エピソード
Burn Noticeの製作総指揮者のマット・ニックス氏によると、作中であまりに赤裸々に語られるスパイ知識の数々の一つが爆弾処理班の癪に障り、「それを言うのはやめてもらいたい」と抗議されたことがあるらしい。氏はその要請に応じ、マイケル先生のナレーションを削ったことがあるそうだ。
また、爆弾を探知する方法を解説したら、「探知できない爆弾を仕掛けられる。そうなったらまずい」と今度は法執行機関から注意され、その要請で何度か内容を修正したとも言っている。同様の理由から、爆弾の主材料も秘密にしているそうだ。
そして極めつけが、アメリカでシーズン1の第1話(後編)が放送された後の話だ。
第1話でマイケルはある家に侵入した際、冷蔵庫のヨーグルトを食べる。「見つかったときに盗み食いが目的だと思わせる」という作戦のためだ。この第1話の放送後、ある事件が起きた。クリーニング店に侵入し、ヨーグルトを食べる男の姿が防犯カメラに録画されていたそうなのだ。氏によると「犯人は捕まってない。戦術は成功だ」とのこと。尚、この珍エピソードは2010年に語られたもので、第1話が初めてアメリカで放送されたのは2007年6月28日。
おそらくだが、もう犯人が捕まることはないだろう。
ヨーグルト戦術についてはマイケル先生の楽しいスパイ講座【S1・2】を参照のこと。
スパイ講座ことBurn Noticeの裏話についてはシーズン4のDVDBOX(レンタルならスピンオフ作品「サム・アックス 最後のミッション」)の特典映像を見れば他にも色々と知ることができる。
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関連項目
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