スピントップとは、投げ独楽の一種。
概要
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https://twitter.com/KAMON_Yammani/status/866900794129358849
日本の独楽と同じく、ストリング(ひも)を巻いて投げることで回す。
機種によっては、ベイブレードのようにシューターで回すこともできる。
日本の独楽と違う点は、ボディ形状が背の高い洋なし型であること。
さらに、投げ出す際に上下逆さまにして投げる点である。
欧米では、ヨーヨーと共通点が多いため、ヨーヨーメーカーが製造していることが多い。
大会もヨーヨーの大会と併催される。
ヨーヨーから借用したトリックや、逆にヨーヨーに借用されるトリックも多い。
構造
本体は、ボディとティップに分かれる。
プラスティック製のトップは中空になっているため、さらにボディがヘッドパーツとボトムパーツに分かれたり、リムウェイトが内蔵されていることもある。
ボディ
本体。前述の通り、洋なし型をしている。
木製・プラスティック製・金属製がある。現在はプラ製が主流だが、木製もまだ人気。
日本の独楽のように軸が貫通していない代わりに、上部に出っ張りがあり、ここにストリングを1回巻き付けてとっかかりにする。
ティップ
軸。ただし、和独楽のように貫通しておらず、下部のみ。
消耗品なので、すり減ったら交換する。
ボールベアリングつきのティップもあり、スピン時間が大幅に伸びるが、空中でトップを再加速するトリック(アクセラレーション)ができなくなる。
ストリング
ヒモ。綿100%が主流。
一方に結び目を作り、もう一方にボタンをつなぐ。
巻き方は和独楽に似ており、ボディ上部の出っ張りに1回巻き付けてとっかかりを作った後、ストリングをティップ側に回し、先端から巻いていく。
ボタン
投げる際に、ストリングが手からすっぽ抜けないようにするストッパー。
その名の通り、プラスティック製の丸か四角い板であることが多い。穴をあけたダイスやボールであったり、ティップを引き抜くツールと兼用のものもある。
シューター
機種によっては、上部にラックギア式のシューターを取り付けられるものがある。
使い方はベイブレードとほぼ同じ。
主なトリック
スピナー
基本トリック。床の上にトップを投げ、回す。何か目標を決めて投げると「ターゲット」。
スクープ
ブーメラン
ハッキー
ワイヤーウォーカー
ティップにストリングを1回巻き付け、そのまま「綱渡り」をさせる。
メリー・ゴー・ラウンド
ワイヤーウォーカー状態のトップを、手の下で円を描くように振り回す。
手の下と上を交互に通すと「クレイジー・エイト」。
レーストラック
ストリングを輪にした状態でワイヤーウォーカーをすると、トップがUターンして戻ってくる。
バレルロール
ヨーヨーからの借用。ワイヤーウォーカー状態のストリングで三角形を作り、「OSバレルロール」を行う。
トラピーズ
投げたトップを空中でストリングでキャッチする。
垂直に行うと「トラピーズ」、水平に行うと「ラッソー」。
ウィップ
ヨーヨーからの借用。回っているトップに輪にしたストリングを振り下ろし、キャッチする。
コークスクリュー
スローハンド側の腕にストリングを巻き付け、ワイヤーウォーカー状態にすると、ヨーヨーが腕の周りを周回する。
大会
回転の仕組みがスピントップと同じであれば和独楽での参加も認められる。
日本で行われた2015年世界大会(ワールドヨーヨーコンテストと併催)では、2位が肥後ちょんかけ独楽、3位が和独楽での参加であった。
採点基準はヨーヨーと同じく、技術点と芸術展で評価される。
減点は誤って床に落とした場合と、ストリングを巻いた場合に1点が減点される。
ヨーヨーと異なり、交換は減点にならない。
また、ストリングを巻く以外での再始動(アクセラレーション)は減点にならない。
世界大会では、木製固定軸機種で最高得点を出したプレイヤーに、特別賞が授与される。
メーカー
プレイヤー
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下の機種は、溝の部分にヨーヨー用のストリングを取り付けるとヨーヨーになる。
左右非対称なのでヨーヨーとしての使い勝手は最悪だが、見た目は面白い。
関連項目
- スキルトイ
- 独楽(こま)
- ヨーヨー
- ディアボロ(ジャグリング)
- 暁切歌
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