スペクトルマンとは、1971年から1972年にフジテレビ系で全63話が放送された特撮ドラマである。
ネビュラ71、あらすじ願います!
惑星Eから追放された悪の天才科学者・宇宙猿人ゴリは地球に到達した。美しい地球に魅せられるゴリだったが、公害による地球汚染を見て憤激、自分が人間にとって代わって地球の支配者になろうと考える。彼は公害などを利用して次々と侵略怪獣を送り出すが、ネビュラ71遊星の指令で地球に派遣されたエージェント、スペクトルマンがその前に立ちはだかる。
スペクトルマンに告ぐ・概要を・製作せよ
放送初期は敵であるゴリの名前を冠にした「宇宙猿人ゴリ」というタイトルであった。
しかしフジテレビ側から「悪玉が主人公なのはおかしい」と指摘され(当然である)、21話から「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」に変更し、40話で「スペクトルマン」のタイトルに落ちついた。
基本的に二話完結の体制で製作されており、一話完結の話はわずか3話のみである。
また、巨大特撮番組において63話という長さは「ウルトラマンコスモス」に次いで歴代2位。
予算の関係で特撮シーンや造形に粗さが目立つものの、個性あるキャラクターや二話完結ならではの濃いストーリー等への評価は非常に高い(特に48・49話は名作との呼び声が高く、伊集院光も評価している)。
宇宙猿人ゴリのツンデレキャラやゴリの手引きであるラーのおっちょこちょいっぷりも魅力である。
(事実上の)主人公であるスペクトルマン・蒲生譲二はヒーローの中でもずば抜けて弱く、変身するには配属するネビュラ71遊星の許可が必要である。そのため変身したくてもできない時や、倒したくなくても倒せと命令されることもあった。怪獣を一度で倒すことができず苦戦する場面も多数見られ、特に必殺技であるスペクトルフラッシュを使用すると、体力の90%を消耗するため倒れ尽きてしまう。
身長や体重は自在に変化でき、∞にまで大きくなれる。(初めから大きくなって敵を潰せよ)
時折人の乗った車を突き飛ばしたり、富士山の中にガスタンクを放り込んで爆破させるなどの荒業を使う。
だが何度負けても再び立ち向かう姿は多くの感動を呼んだに違いない・・・と思いたい。
良くも悪くも人間味溢れるヒーローで、一括りに鬼畜ヒーローやへたれと言い表せない独自性を持った作品である。
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