スペシウム光線とは、ウルトラシリーズを代表的する必殺技である。
概要
初代ウルトラマン(以下、初代マン)と帰ってきたウルトラマン(以下、新マン)が使う必殺技で、腕を十字に組み右手から放つ光線。
「スペシウム」とはウルトラシリーズの世界において火星に存在し、バルタン星人が苦手としている架空の物質である。初代マンと新マンはこのスペシウムという物質を用い、敵に向かって光線を放つ。
そもそもスペシウム光線は、光の国の戦士見習いが最初に習得する、誰でも使える入門用の光線技であった。初代マンはこれを極限まで磨き上げることによって、その威力を必殺技クラスにまで高めることに成功している。この設定ゆえか『ウルトラマンメビウス』に登場したスペシウム・リダブライザーというスペシウムエネルギー増幅装置は、メビウスフェニックスブレイブのメビュームナイトシュートとゾフィーのM87光線を強化している。
初代マンと新マンの技の違いとして、
- 初代マンは猫背で放つが、新マンは背筋を伸ばした状態で放つ。
- 初代マンと新マンではスペシウム光線のSEが異なる(初代マンは「ザー」というような音だが、新マンはウルトラセブンのエメリウム光線やウルトラマンAのメタリウム光線と同じ「ピャー」というような音)。
後継の作品では、初代マンが放つスペシウム光線のSEは新マンのものに変更されている場合が多い。
しかしウルトラマンティガあたりからの初代マンの客演した作品では、元の「ザー」というSEに戻っている。
『ウルトラマンダイナ』ではゴルザII戦で一度だけダイナが使用。ほかにも、この世界にも存在するらしいスペシウムを使ったスペシウム砲なる兵器が登場。使用回数3度だけと言えどウルトラマンのスペシウム光線並みの威力らしい(ウルトラマンゼロ談)。
他にスペシウムの名前を冠した光線技は、ウルトラマンパワードが使う「メガ・スペシウム光線」、
映画「ウルトラマンゼアス」と同時上映された「甦れ!ウルトラマン」にてウルトラマンが放った「マリン・スペシウム光線」がある。
スペシウム光線が効かなかった敵
怪獣名 | 話 | 内容(最後など) |
---|---|---|
アントラー | 初・第7話 | まともに受けるも効果なし。ムラマツキャップに青い石を投げつけられ大爆発した。 |
2代目バルタン星人 | 初・第16話 | 胸のスペルゲン反射鏡で跳ね返す。ウルトラマンが膝をついたために 飛びかかったところを、八つ裂き光輪で真っ二つにされ倒された。 |
ケムラー | 初・第21話 | 強固な甲羅で弾く。イデ隊員謹製のマッド・バズーカで甲羅を開いたところを攻撃され斃された。 |
ケロニア | 初・第31話 | まともに受けるも効果なし。ウルトラアタック光線で倒された。 |
キーラ | 初・第38話 | まともに受けるも効果なし。ウルトラサイコキネシスで倒された。 |
ゼットン | 初・第39話 | スペシウム光線を吸収し跳ね返す。そしてさらに放った光線で初代マンを倒した。 |
キングザウルス三世 | 帰・第4話 | バリアで防ぐ(初戦のみ。再戦では、角を流星キックで折られてバリアが無くなった ところをスペシウム光線を受けて倒されている)。 |
テロチルス | 帰・第16,17話 | まともに喰らっても効果なし。空中から叩き落されて斃された。 |
ベムスター | 帰・第18話 | 吸収された。新マンがセブンからもらったウルトラブレスレットで倒される。 |
プルーマ | 帰・第31話 | ウルトラブレスレットを使わせるための怪獣。当然スペシウム光線は通用せず。いわゆる「ブレスレットが本体」ネタの由来となるエピソードのひとつ |
ブラックキング | 帰・第37話 | 両腕ではじく。新技スライスハンドで倒される。 |
それぞれの本編中で登場した敵のみ。
『帰ってきたウルトラマン』においては、上記以外にもベムスター以降の多くの怪獣がスペシウム光線を受け付けず、ウルトラブレスレット等で倒されている。
関連動画
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関連項目
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