スポーン(Spawn)とは、産卵や放卵を意味する英単語である。
また、そこから転じて以下のようなことを指す。
- Spawn(アメリカンコミックス) - トッド・マクファーレン作のアメコミ。および、その主人公の名前。この記事で記述。
- 本来の意味から転じて、FPS・TPSなどのテレビゲームでキャラクターや兵器が出現すること。死亡後に再出撃、破壊後に再出現する様子を指すことはリスポーンという。詳細はそちらの記事参照。
スポーン(アメリカンコミックス)とは、イメージ・コミックから出版されているアメリカンコミックスである。作者はトッド・マクファーレン。
概要
1992年に第1号が発行され、2023年現在でも続刊が出ている。
CIA工作員のアル・シモンズは任務中に殺害されるが、最愛の妻と再会するために魔王マレボルギアと契約を交わし、魔界軍団の構成員ヘルスポーンとなって現世へ戻る…というストーリー。
醜く変貌したアルの身体を包むコスチューム、ネクロプラズミック・アーマーは意思を持つ魔界の寄生生物で、深紅のマントや両腕の鍵爪で宿主であるスポーンを守るために自ら攻撃や防御を行なう。
怒りに燃える影のヒーローとなったスポーンの容貌や、殺伐とした描写で全体に暗い雰囲気が漂う。
メディア展開
アニメ
実写映画
1997年に実写映画化。主演はマイケル・ジェイ・ホワイト。脚本や演出などに不満が見られ、評判はあまり芳しくなかった
一応擁護すると、90年代当時はアメコミの実写映画化は2020年代の現在と比べると一般からの認知度が低く、『スーパーマン』『バットマン』などのメジャータイトル以外はまともに作られていなかった。
その中でアメコミ実写化の先駆けとなったことは評価したい。後続のアメコミ実写映画化が人気を得ていくには1998年の『ブレイド』、2000年の『X-MEN』、2002年の『スパイダーマン』を待つことになる[1]。
実写映画リブート
2018年にリブート版の製作が発表された。その後、長く続報が聞かれなかったが、2021年に新しい脚本家が決まったというニュースが入った[2]。しかし、再び続報が聞かれなくなってしまい、次に情報が出たのは2023年10月となった[3]。
主演は「ジャンゴ 縛られざる者」や「ベイビー・ドライバー」で知られるジェイミー・フォックス。
監督・脚本を手がけるのはコミック原作者のトッド・マクファーレンで、『R指定を前提に、容赦ない表現が盛り込まれる』との事である。
関連動画
関連静画
関連項目
脚注
- *絶好調のアメコミ映画 壮大な実験があったから今のブームが生まれた 太田出版のWebマガジン OHTABOOKSTAND編集部 2019年8月7日
- *米人気コミック「スポーン」実写映画化企画、ようやく再始動 - 映画.com 2021年8月20日
- *実写映画版「スポーン」は2025年に公開 - 映画.com 2023年10月6日
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