スマイル・ワールドとは、以下の意味を表す言葉である。
- 充電バッテリー・携帯用アクセサリーなどを取り扱う会社の名前。(スマイルワールド/SMILE WORLD CO.)
2008年に大阪府に設立され、2011年に兵庫県へ移転。 - 遊戯王OCGのカードの一種。
こちらでは、主に2.について記載。
概要
スマイル・ワールド
通常魔法
(1):フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、 このカードの発動時にフィールドに存在したモンスターの数×100アップする。
アニメ版遊☆戯☆王アーク・ファイブの主人公及びその親と深い関わりのある代物であり、敵味方問わず全てのモンスターを強化する全体強化カード。
最初に所持が明かされたのは「流れ星ヨーコ」こと榊洋子。彼女は在りし日の榊遊勝がこのカードを用いて族同士の対峙を収めたことが遊勝との縁のきっかけだったと語っている。息子である遊矢とのデュエルで使用し、柊柚子を助けることでいっぱいいっぱいになって自分の原点を見失いかけた遊矢に「笑顔」の大切さを説く。同デュエルで遊矢も洋子のこのカードを使用し、デュエル後洋子から同カードを託される。一方、榊遊勝は所持していることは確認できるが、実際にデュエルを行った場面は確認できない(省略される中このカードを発動するシーンのみ描かれる程度)。
当初はその効果量の低さもあり、視聴者もテーマ性を重視したお守り程度に考えている意見もあったのだが、何と92話では「遊矢vsバレット」に突如乱入したセルゲイとの戦いでドローしており、「笑顔」と「柚子を助ける」2つを天秤にかけた結果、「柚子が笑顔でいてくれるならそれを大事にしたい」という遊矢は魔法《マジカル・サンダー》の発動コストでこのカードを墓地に捨ててしまう。その遊矢に待っていたのは・・・。
「遊矢vsジャック(2戦目)」でも使用され、低い効果量ながら《EMラディッシュ・ホース》のコンボに繋げて活かすようにはなっているが、フレンドシップカップにおける初使用にも関わらずジャックには「借り物の言葉」と貶されてしまい、阻止されてしまう。最終的に《覚醒の魔導剣士》で回収した後ファイナルターンに使用し、「自分の言葉で語る」ために使ったことでジャックを納得させることができた。
以降は普通に遊矢の戦術に組み込まれ使用している。中にはこのカードで条件を満たせ、プレイヤーが2枚ドローする《スマイル・ポーション》なる字面や絵柄からしてどう考えてもヤバイ亜種カードまで登場している。笑顔になって攻撃力が上がるこのカードといい、「笑顔」の定義をどうしても疑ってしまう。
融合次元で柚子が出会った時点での遊勝は破れた本カードを所持しているが、これはエド・フェニックスを破った際に贈ろうとしたもの。自分の価値観を否定されたエドは狂乱しこのカードを横から破っており、片方はエドがそのまま所持していた。
アニメでは回によって、効果の影響下に置かれたモンスターが笑顔になる演出が追加される。
表情が伺えないカード達にはヒーローだろうとドラゴンだろうと容赦なく球状の眼を張りつかせ笑顔を表現させる。
OCG化
スマイル・ワールド
通常魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで、 フィールドのモンスターの数×100アップする。
OCGでは2015年10月から配布された公式ショップ大会参加商品「アドバンスド・トーナメントパック2015 Vol.04」にて登場したのが初出。後にSTARTER DECK 2016にて再録される。
OCG化にあたり、微妙に効果は変化しており、発動にチェーンしてモンスターの増減が行われた場合アニメでは反映されないがOCGでは反映される。
種族・レベル・ランクなどを問わず、無差別に強化するという単純なようで一風変わった効果を持ち、「通常魔法」という即効性のあるカードなのは他に類のない長所と成る。
相手のモンスターも強化させるうえ、増加量もとても小さいので、ただ単に使っても手札アドの消費になるだけでダメージ量増加などは期待できない。そのため、実用性のあるカードとして取り上げるには厳しい。
もし利点があるとすれば、相手モンスターの打点を少しだけ上げられることか。
「燃える闘志」や「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」、「オーバースペック」の効果を能動的に活かすことができ、コンボが失敗しても適用される期間が短く、なおかつ上昇値自体は極めて小さいため、相手に利用されるリスクが小さい。仮にこのカードの発動が防がれたとしても、効果が弱いことくらいしか利点らしい利点のないカードに妨害手段を少しでも割いてくれて万々歳、他の汎用カードを通す隙を増やすようなものである。自分のモンスターのみ強化すると直接攻撃できなくなる恐れがある「No.9 天蓋星ダイソン・スフィア」の場合、自他ともに打点をあげられるので、ダメ押しに起用することも考えられる。
もっとも、No.103とのコンボ用であれば、全体弱体化ができるカードが幾つか存在し、それ以外のコンボであってもこのカードのために手札を追加で消費してしまいコンボが重くなるため、敢えてこのカードを使用するか否かはプレイヤーの好みに分かれるか。
また、「オーバースペック(英語名:Overworked)」とのコンボの場合、相手と自分のモンスターを笑顔にさせてから全破壊につながってしまうため、こちらも少々人を選びそうなコンボである。
アニメ再現やネタとして使用する際にも、地味ながら厄介な問題としてサーチ・回収手段などが少ないことが挙げられる。十代の「ヒーロー見参」や遊馬の「墓地墓地の恨み」などにも言えることではあるが、このカードはカテゴリー指定されている訳でも、ほかのカードのサーチ対象などになっている訳でもないため、デュエルが終わる前に使うとなると、他の汎用カードを切り捨ててでも「タイムカプセル」「封印の黄金櫃」で手元に寄せるか、単純に「成金ゴブリン」のようなドローソースで、少しでも多くデッキからカードを引くことになる。
一応、通常魔法なので「クリバンデット」や「魔導雑貨商人」を通して加える確率を上げることはできるが、ネタ要素ありのデュエルでもそこまでして使いたいかは…使用者にお任せとしか言いようがない。
その特性から「結束 UNITY」のようなネタカードとしての知名度が高くなりつつある一方で、ネタカードの類を使用したいプレイヤーの頭を悩ませているカードでもある。ただ、数年かけて関連カードがじわじわ増えてはいる。
また、元ネタかどうか確定はされてないものの、こちらにこのようなサイトがあるため、興味のある方は参照。
→ワールド・スマイル・デイ
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関連項目
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