「スラン星人」とは、円谷プロ制作の空想特撮TVシリーズ「ウルトラマンマックス」にて一番最初に登場した高速移動を得意とする宇宙人である。
文明そのものが危機を乗り越えない限り、その文明は存続できはしない。
それは宇宙の歴史が証明している。
通称は「高速宇宙人」。
高速宇宙人:スラン星人 | |
登場作品 | ウルトラマンマックス |
サブタイトル | 第4話「無限の侵略者」 |
体長/全長 | 2.0~51メートル |
体重 | 69kg~28000トン |
出身地 | スラン星 |
概要
ウルトラマンマックス第4話「無限の侵略者」に登場する(ウルトラマンマックスを除くと)一番最初に登場した宇宙人である。
関節が360度自由に動く手足から放つパンチやキック攻撃や、高速移動能力で相手を翻弄し、そこから破壊光線や手から出す反重力光線で攻撃する。
最強! 最速!! Max Power! Max Speed!!
が売りのウルトラマンマックスをスピードで翻弄した。ちなみにウルトラマンマックスの走行速度はマッハ7(約8570㎞/h)である。秒速の間違いじゃね?
等身大から巨大化までサイズを変更することが出来る他、地球人に化けることも出来る。
地球に飛来後、宇宙船を陸上スタジアムに偽装してスタジアムの警備員や作業員を破壊光線等で惨殺していった。エイリアンスキャナの反応をうけて駆けつけた防衛チームDASHのカイトとミズキに地球人の姿で遭遇し、得意の高速移動で翻弄したうえで正体を現し、妨害電波を発生させて二人を意識混濁に追い込んでから宇宙船へと連れ込んだ。
宇宙船の中で目覚めたカイトに対して、ミズキの姿で襲おうとしたスラン星人だったが、間一髪本物のミズキにより阻止されると、
地球は美しい星だ。
だから我々スラン星人の第2の故郷とすることに決めたのだ。
この星の人間は、大地を、空を汚し続ける。
星の悲鳴が聞こえないのか。
と、ケサムが聞いたら納得しそうな意見を二人にぶつけるも、
地球の文明はある一線を越えて発達してしまった。
そのせいで自然とのバランスが崩れ、地球自体が病に冒されてしまっているのかもしれない。
でもやがて人間は、その過ちに気付くはずだ!
そして、気を失う直前のミズキの通信から駆けつけたダッシュマザーがスラン星人の宇宙船へ攻撃を開始すると、2人は自力で脱出し地面に叩きつけられた宇宙船からスラン星人が巨大化して現れた。
スラン星人の攻撃でミズキが気を失い、高速戦闘に対処していたコバとショーンも撃墜されると、カイトはウルトラマンマックスに変身してスラン星人と対峙、スラン星人の放つ光線を回避しながらパンチやキックやカカト落しをヒットさせていった。
スラン星人も、ウルトラマンマックスを超える高速移動からの体当たりや連続攻撃で追い詰めたものの、マクシウムソードで残像を全て斬られたうえ、背後から攻撃しようとしたところを心眼で反応余裕でしたなウルトラマンマックスの必殺光線マクシウムカノンを受けて爆死した。
「劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!」にて
2015年3月14日公開の映画「ウルトラ10勇士」ではエタルガーがマックスが最も恐れる宿敵として精製されたエタルダミーとして登場。そのため、正式名は「スラン星人(エタルダミー)」。
時空城第二階層でウルトラマンマックスと対戦。高速移動による分身でマックスを翻弄するが、マクシウムソードで分身を切られ、最後はギャラクシーソードで真っ二つにされて倒された。
10年ぶりの映像作品での再登場かつタイニーバルタンに次ぐマックスオリジナル怪獣の再登場となった。(タイニーバルタンはウルトラマン列伝93話のゲストとして登場。)しかし、エタルガーが作り出した他のエタルダミーの面子として
- ウルトラマンギンガのラスボスで、後にビクトルギエルとなりギンガとビクトリーを苦しめたダークルギエル
- ティガ・ダイナ・ガイアを苦しめたファイヤーゴルザ・メルバ・レイキュバス・ガンQ・超コッヴが合体したファイブキング
- 主人公を精神的に追い詰め、ネクサスと互角の死闘を繰り広げたダークメフィスト
- ウルトラマンメビウスのラスボスで、主人公たちを圧倒し一度メビウスを消滅させたエンペラ星人
- ウルトラマンゼロと何度も激闘を繰り広げたウルトラマンベリアル
という強豪たちの中に混じっての参戦だったためかなり浮いた存在となった。
スラン星人が選ばれた理由は、パンフレットによるとマックスオリジナル怪獣の着ぐるみがほとんど残っておらず、スタッフの証言をもとにやっと見つかった着ぐるみがスラン星人だったため。当初はゼットンを出す案があったがマックスオリジナル怪獣でないため没となった。脚本担当の中野貴雄のツイートではラゴラスエヴォも候補だったが着ぐるみの劣化が激しいため没となった。他にもマックス怪獣の着ぐるみは残っているものがあるものの、敵向きでなかったり劣化が激しいため、スラン星人はかなりラッキーであると言える。
ウルトラマンXにて
…とここまで書けばスラン星人はネタ扱いされがちな存在であったが、ウルトラマンX客演回は違った。何と、事前情報無しでまさかの再登場を果たしたのである。今回はマックス登場の個体とは別の同族、クワイラが登場。
しかも宇宙恐竜ゼットンを引き連れた上に、ゼットンに一度打ち負かされたXioに協力する形でカイトに扮し、細工を仕掛けたゼットンアーマーの開発に協力する狡猾さを持ち合わせる。UNVERや大空大地の家族に関する情報を仕入れ、用意周到な形でマックスへの復讐のために彼らを利用した。
このような面もあり、劇中では強い印象を与えることに成功。マックス登場オリジナル怪獣、宇宙人中で唯一、まともな着ぐるみが残っていたスラン星人は当時の事情を逆手に取り、予想外の登場で視聴者の記憶に残る宇宙人となった。
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