スレイヤーズおぶりびおんとは、RPG「OBLIVION」のゆっくり実況プレイ動画シリーズである。 ここでは「スレイヤーズおぶりびおん」(以下、無印)と続編である「スレイヤーズおぶりびおんNEXT」(以下、NEXT)について解説する。制作者はツバサ@ユーフルカ。
クールで残酷な概要
PS3版OBLIVIONの九大神クエスト(無印)とメインクエスト(NEXT)にアニメ版スレイヤーズの要素を大胆に盛り込んだオリジナルストーリーが特徴。 アニメのBGMの多用したり、マニアックなスレイヤーズネタやお馴染みのアイキャッチを中間に挿入するなど、とにかくスレイヤーズらしさを追求した シリーズである。そのため、本来のゲームの世界観とは異なる設定も多い。手間のかかった撮影と編集によって、MODを入れることができないPS3版のハンデを克服している。途中からツバサ@ユーフルカ本人のアフレコによるやたらハイクオリティな日本語音声や、異常に気合の入ったエンディングと 次回予告が加わるなど、よりアニメっぽい演出が目立っていった。最終的には、作中の主要人物の台詞の大半がアフレコによって完全に日本語音声化されている。 無印第1話からNEXT最終回まで全26話構成。
クールで残酷なストーリー
魔王シャブラニグドゥの化身と化した赤法師レゾの手によって、アルゴニアンの体に改造されてしまった哀しき魔法戦士ゼルガディス。 リナ=インバース達と異界の魔王ダークスターを討伐した後、彼は自分の体を元に戻すための方法を探す旅を続けるうちに、見知らぬ王国シロディールに 迷い込んでしまった。流れ着いた港町アンヴィルで、彼は聖騎士ペリナルと魔王ウマリル、そしてペリナルが遺したという聖なる武具についての噂を耳にする。
「神々の力を宿しているという伝説の聖なる武具なら、俺の体を元に戻すことができるかもしれない…。」
見知らぬ地シロディールで、ゼルガディスの孤独な聖地巡礼の旅が始まった。
クールで残酷な主要登場人物
ゼルガディス(CV:softalk、緑川光)
本編の主人公。人間だが、魔王の化身となった赤法師レゾによってアルゴニアンの体に改造されてしまった過去を持つ哀しき魔法戦士。 物語序盤では自らのことを「クールで残酷な魔剣士」などと呼び自己紹介してみたり、トロールの大群に襲われ死にかけた上に頼まれていた人助けの依頼を無かったことにするなど、どちらかと言えばリナのような立ち居振る舞いであったが、次第に本来のゼルらしさを取り戻した。 アルゴニアンの体による弊害で基本的にゆっくり声しか出せないが、戦闘時に興奮すると元の声(緑川光ボイス)に戻るという変な特徴がある。
得意技は帝都の魔法ショップで買い戻した「アストラル・ヴァイン」(実際は魔力のダガー)。
「アカシックちゃぶ台ブレイク」なる謎の必殺技を何度か繰り出したことがあるが見た目はただの斬撃であるため詳細は不明。
レイソン(CV:ツバサ@ユーフルカ)
無印中盤から登場したゼルガディスの旅のお供。普段は敬語で接する礼儀正しいレッドガードだが、「デイドラアレルギー」なる謎の病を患っており、 一度発作が起きると正気を失い「泣け!叫べ!そして死ね!」などと高笑いしながら暴走する。武器が破壊された時には「九大神騎士団クラッシュ」と 名付けた必殺技を繰り出し素手で応戦していた。主が殺されたり、新しい主が万引きの罪で投獄されたり、張りぼての鎧を着て戦うハメになったりと、作中屈指の苦労人である。
アミエル卿(CV:ツバサ@ユーフルカ)
旧・九大神騎士団の騎士団長の幽霊。騎士団の本拠地へ誘うような内容の日記を遺しておきながら、いざたどり着いた者には「名誉の決闘」と称し 一方的にリンチを加えるなどワケの分からない性格をしており、ゼルガディスからは「お前ら本当に聖なる騎士団か?」と言われ怒りを買っている。
更に部下であるジャンカン卿(CV:浪川大輔)のことを「ジュンカン卿」と間違って覚えていたり、騎士団長なのに騎士団の中で最弱であったりと 突っ込みどころ満載であり、終始ダメ上司呼ばわりされている。透けていてよくわからないが、声や喋り方から高齢者であると思われる。
- 九大神騎士団の亡霊たち
かつて存在していた、九大神に仕える聖なる騎士団(笑)のメンバーの亡霊。はるばる修道院にやってきたゼルガディスをとり囲み、いきなり全員で 決闘を申し込むという暴挙に出る。どこが聖なる騎士団なんだ。
アミエル卿を筆頭に、グレゴリー卿(CV:浜田賢二)、カシミール卿(CV:杉田智和)、ラルヴァス卿(CV:松本保典)、ヘンリック卿(CV:石田彰)、 カイアス卿(CV:東地宏樹)、ジャンカン卿(CV:浪川大輔)、トロロフ卿(CV:若本規夫)、ベリック卿(CV:ツバサ@ユーフルカ)の総勢9名。
聖騎士ペリナル(CV:ツバサ@ユーフルカ)
聖なる武具の元所有者。故人であり幽霊。巡礼を終えたゼルガディスに聖なる武具を託し、無印最終回では感動のシーンを演じたが、なぜか続編のNEXTでは強烈にギャグキャラ化。妙に軽快な専用テーマ曲と共にゼルガディスの前に現れ、いちいち偉そうに口を出しては帰っていく。 伝説の聖騎士であるにもかかわらず聖なる武具に呪いをかけるなどの悪事を働くことから、ゼルガディスからは「悪霊」と呼ばれ忌み嫌われている。 常に上から目線でゼルガディスに接するが、幽霊だからなのか最強の精神系魔法「崩霊裂(ラ・ティルト)」を使われることを恐れ屈している。
魔王ウマリル(CV:若本規夫)
九大神クエストのラスボス。各地の聖堂を部下に襲わせている張本人。聖騎士ペリナルとは因縁の仲であり、聖なる武具を身に着けたゼルガディスを見て「お前のその目、見覚えがあるな。奴と同じあの目だ…」と、かつてのペリナルの面影を重ねていた。 ペリナルからは「千の呪いをその名に抱く者」などというカッコイイ異名で呼ばれているが、同時に名指しで「あいつは嫌い」とも言われている。
マーティン(CV:ツバサ@ユーフルカ)
クヴァッチの町で司祭をしていたが、デイドラの襲撃に遭い聖堂に追い込まれていたところをゼルガディスとレイソンに助けられる。 作品中最もまともな部類の人物だが、邪教の祠に潜入するゼルガディスに対し「聖なる武器だの鎧だのを引っ提げていたら、怪しさ大爆発だからな」と アドバイスするなど、若干スレイヤーズ色に染まっている。出生に隠された秘密があり、物語のカギを握る人物。
マンカー・キャモラン(CV:ツバサ@ユーフルカ)
NEXTで登場する謎の邪教「深淵の暁」の教祖。魔王メエルーンズ・デイゴンをシロディールに召喚させようと企んでいるが、その真の目的は…。
なおここに詳細は記載しないが、マゾーガ(CV:小林沙苗)やブラックブルーゴ(CV:置鮎龍太郎)のような戦闘時に一言二言しか発しないような脇役や、 盗賊B(CV:杉田智和)などといった名前すら与えられていないザコキャラにまでいちいち有名な声優が割り当てられており、しばしば「豪華声優陣」の タグが付けられることがある。ちゃんと各話最後のスタッフロールに出演声優を表記している。
クールで残酷な関連動画
クールで残酷な各話タイトル
アニメ版スレイヤーズに習って、全話通してAからZまでアルファベット順で始まる様に作られている。
- 無印
第1話 Accident!ゼル、聖地巡礼の旅へ!
第2話 Bastard!同情するなら金をくれ!
第3話 Cashable!レッドゼル、翼を授ける
第4話 Divine!帝都インペリアルシティ
第5話 Encounter!死霊術士レイリンの罠
第6話 Find out!ライスの死を呼ぶ絵筆
第7話 Get along!レヤウィンの女戦士マゾーガ
第8話 Holy Spirit! 失われし聖騎士の遺跡
第9話 Integral! 聖なるキュイラスの守護者達
第10話 Justice!正義の道も一歩から!?
第11話 Knights of the Nine新生!悠久なる時の英知
第12話 Love and Mercy ステンダールの慈愛
第13話 Masterpiece!呪われし聖剣
最終回 Nine Divines!ガーラス・マラタールの決戦 - NEXT
第1話 Open the gate! 忍び寄る新たな脅威!
第2話 Prince!?マーティンを探せ!
第3話 Quest!?はじめてのオブリビオン!
第4話 Revenge!?奪われたアミュレット
第5話 Sacrilege!!深遠の暁
第6話 The Path of Dawn 暁の道
第7話 Underworld!デイゴンの祠
第8話 Vanish!!ブルーマに潜む影
第9話 Witchy!アズラの星を手に入れろ!
第10話 XENO!ブルーマ防衛戦
第11話 Yells! 決戦のブルーマ
最終回 Zelgadiss それは英雄の名
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