スーパーダライアスとは、1990年3月にNECアベニュー(現:インターチャネル、ティーワイエンタテインメント)が発売した、「ダライアス」をPCエンジンに移植したゲームタイトルである。CD-ROM2用ソフト。
概要
もともと3画面筐体を使用していたゲームだけに、移植は無謀と言われた。
当初は2画面を左右にスクロールさせて表示させることも検討されたが、最終的に1画面に収めることとなった。それとともに、二人同時プレイも省かれている。
また、1画面によってキャラクターが大きくなることで難易度が上がるため、ミスをしてもその場から復活する変更も行われた。
PCエンジンは1画面のバックグラウンドしか持っていなかったが、大サイズのスプライトを扱える特性を生かし、前景を再現して二重スクロールを実現した。
メディアは、当時圧倒的な大容量を誇ったCD-ROMを採用(当時540MB、この時期のHuCARDの最大容量は1MBにも満たなかった)、音楽CDトラックとしてアーケード版のオリジナルサウンドをドルビーサラウンド加工して収録、ADPCMによってSEを再現、さらに没となっていた巨大戦艦を採用して26ゾーンに別々のボスを用意した。
コマンド入力をすることで、「26体戦えますか」(リゲインのキャッチコピー「24時間戦えますか」のパロディ) モードに切り替わり、ボス戦のみをプレーできることもできた。
ただし、ショットを強化してウェーブにすると、それで敵を倒しても点が入らないバグが存在する。
2008年より、Wiiのバーチャルコンソールでも配信された(800 Wiiポイント)。エミュレータがスプライトの表示枚数制限を忠実に再現していないため、実機であったようなスプライト欠けやチラツキが生じなくなっている(もちろん遊ぶ側からすれば悪いことではない)。
関連作品
ダライアスプラス
1990年9月発売。HuCARD。
スーパーダライアスのHuCARD移植版である。当時としての最大容量である6MbitROMを採用したものの、容量上収まりきらない一部の巨大戦艦を省き16体になり、登場するゾーンも入れ替えが行われている。
一方でウェーブに関するバグは修正されている。
音声はすべて内蔵の波形メモリ音源を使うため、再現度は低くなっている。
PCエンジンスーパーグラフィックスにも対応した唯一のソフトであり、強化されたスプライト機能を利用して前景のちらつきをなくすことができる。
Wiiのバーチャルコンソールには、スーパーダライアスよりも先だって公開された(600 Wiiポイント)。
ダライアスアルファ
非売品。上記の26体戦えますかモードをもとに、ダライアスプラスに登場する16体のボスと戦うモードのみが収録されている。
関連動画
関連商品
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関連項目
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