スーパーボンバーマンとは、1993年4月28日にハドソンから発売されたスーパーファミコンのゲームである。
概要
スーパーボンバーマン | |
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
対応機種 | スーパーファミコン |
開発元 | ハドソン |
発売元 | ハドソン |
発売日 | 1993年4月28日 |
価格 | 7,800円 |
対象年齢 | CERO:A |
ゲームソフトテンプレート |
スーパーファミコンで発売されたスーパーボンバーマンシリーズの第一作目。
ハードの性能を活かした立体感のあるグラフィック、そして後の作品には無い独特なシステムが特徴。
すっかりシリーズでお馴染みとなった貫通ボムやパワーグラブが初登場した作品であり、今まで敵として登場していた黒ボンと初めて共闘した作品でもある。
以降、スーパーボンバーマンシリーズは1997年の『5』まで毎年発売された。また、2017年3月3日ににNintendo Switch向けにシリーズ最新作『スーパーボンバーマン R』がロンチタイトルとしてコナミから発売予定である。
ストーリー
今作の舞台はボンバーマン達が暮らす平和な町「ピースタウン」。
ダイヤモンドシティの権力者であるカラット・ダイヤモンドはピースタウンを侵略するために相棒の科学者Dr.ムックにメカボンバーを開発させ、手始めに黒ボンの居城であるブラックボンバーマン城を襲撃。
黒ボンはカラット達に立ち向かうものの、メカボンバーの圧倒的な戦闘能力の前に敗北し居城を奪われてしまう。
そして、かつての敵であった白ボンの元に命からがら逃げ込んだ黒ボンはカラット達がピースタウン侵略を目論んでいることを打ち明ける。
かくして、カラットとDr.ムックの野望を阻止するため、敵同士だった白ボンと黒ボンの共闘が始まるのであった。
ノーマルゲーム
基本システム
- 6ワールド×8ステージで構成されており、8ステージ目はボス戦となっている。
- ステージ開始時の無敵時間が長い。
- ソフトブロックの中に次のステージのゴールが隠されており、敵を全滅させるとゴールに入って次のステージに行けるようになる。ただしゴールに爆風を当ててしまうと敵が新しく湧いてくるペナルティがあるので注意。
- 画面上部に表示されている時間制限のゲージが無くなるとミスになるが、タイマーというアイテムを取るとゲージを回復させられる。
- ザコ敵はボムキックやパワーグラブで飛ばした爆弾をぶつけるとダメージを与えることができる。
ワールド1
最初のワールドだけあった難易度は控えめ。
爆弾そっくりの姿をしたバクダは爆風(火力3)を起こしてアイテムを焼いたりゴールから敵を湧かせたりと厄介なので早めに倒すこと。
また青いパックマンのようなパクパはこちらが設置した爆弾を食べて消してしまう上に耐久力が高いので注意。
ボスは巨大なハンマーを持った大型メカのビガロン。
ハンマーを地面に振り下ろした時に発生する岩石にもダメージ判定があるので気を付けること。
ワールド2
ソフトブロックを素通りする上にスピードの速いキンカルが厄介。
さらにワールド1にも出てきたバクダの強化版であるバクダレッドが登場。こちらは爆風がソフトブロックを貫通するのでさらに厄介になっている。
ボスは巨大な顔面ピエロのピエルマスク。
非常に濃い顔をしているためか、今作のパッケージにも大きく描かれている。
基本的にゆっくりと動いているだけなのだが、こちらがダメージを与えると8方向に弾を発射する。
ワールド3
地面を潜ってワープするモグチャン、ボンバーマンと同じ列に並ぶと高速で突っ込んでくるクワゲンに注意。
また、このワールドにしか出現しないカメレオメンは白ボンや黒ボンに変身してくるなど面白い敵である。
ボスはDr.ムックが搭乗するクレーンハンド。
画面上部を横方向に移動しながらクレーンアームを伸ばして攻撃してくる。
また、設置されたボムを弾き飛ばすミサイル型のザコを出してくる。
ワールド4
今までのワールドで出てきたザコ敵の強化版が多く出現する。
耐久力が上がったメタルクワゲン、スピードと耐久力が非常に高いメタルプロペン、そして今までにも登場してきたバクダレッドに注意。
ボスはワールド1に出てきたビガロンに似たフォルムをしたメカオニタ。
爆風を当てただけではダメージを与えることはできず、爆風で吹き飛ばして電流の流れた壁に押し付けることでダメージを与えることができる。
ワールド5
メカボンバー軍団との連戦になる。
他のワールドと仕様が異なり、ステージクリアしてもクリア描写が出ないですぐに次の敵との戦いが始まる。
ソフトブロックは無いが、一定時間ごとにランダムでアイテムが出現するようになっている。
減った制限時間は回復せずにそのままであり、ステージ開始時の無敵時間も最初の5-1だけ。
そのため、他のワールド以上に慎重な立ち回りと制限時間を回復させるタイマーの確保が重要となる。
また、敵であるメカボンバー達は今まで出てきた敵のように決まった動きしかしないのではなく、バトルゲームのCPUのような戦い方をしてくる。
さらに接触してもミスにならず、アイテムを入手してパワーアップもしてくるため、彼等との戦いはノーマルゲームよりもバトルゲームに近い感覚である。
メカボンバーにも無敵時間が存在する。
ボスは黒ボンを倒して居城を奪い取ったメカボンバーイエロー。
後のシリーズに登場する凶悪ボンバー五人衆やボンバー四天王のように特殊なボムや能力は使ってこないものの基本性能が非常に高い。
ワールド6
最後のワールドであり難易度も相応に高い。
騎士の姿をした敵であるヨロイズは盾で正面からの爆風を防いでくるうえにボス並みの耐久力を持つというなかなか面倒な相手。
また、白いロボットのロボコムは耐久力が3もあるうえに常にボンバーマンを追いかけてくる厄介な敵である。
ボスはカラットとDr.ムックが搭乗するスパイダル&ウイテルV。
スパイダルは蜘蛛型の巨大ロボットで、かさかさと動いて火力最大の爆弾をばら撒いて攻撃してくる。
ときどき弱点の目が出てくるのでそれを狙って爆風を当てていく。
スパイダルを倒すとラスボスのウイテルVが出現。
ゆっくりと動き回りながらドクロなどのアイテムをばら撒いてくる。
爆風は通用せずパワーグラブで直接爆弾をぶつけないと倒せないため、ここまでたどり着くまでにミスをしてパワーグラブを失っているとウイテルVが出してくれるまで逃げ回る羽目になる。
バトルゲーム
全12種類のステージが用意されており、CPUの強さを10段階に調節できる。
フツウガステキ
ウシロノショウメン
全員の初期配置がステージ中央付近に固まっており、開始直後に決着が着くこともザラ。
短期決戦を挑むか、周囲のソフトブロックを破壊してアイテムを入手してからじっくり勝負するかはプレイヤー次第。
コロコロバクダン
空から爆弾が降ってくるステージ。
落下してくる爆弾自体は火力最低なのでそれほど危険ではない。
ボヨヨンジャンプ
ステージ上にいくつかトランポリンが設置されており、乗ると空高くジャンプする。
着地する場所はランダムなので、爆弾に囲まれた場所に落下してしまうということも。
ベルトコンベア
ドカンデボカン
ボンバーマンや爆弾が隠れることができる土管が配置されている。
モッテケアイテム
ボンバーマン達の初期配置がウシロノショウメンと同じであり、ステージの外周にたくさんアイテムが配置されている。
いかに早く外側へと抜け出してアイテムを多く確保するかが勝敗の分かれ目となる。
ゾンビフラワー
ソフトブロックがステージ上に次々と生成されていくステージ。
さらに画面上部から戦車がやって来て設置された爆弾を持って行ってしまう。
ここではリモコンが出現するため、ある意味ステージのギミックよりもリモコンを確保することの方が重要になる。
ポッカリライト
ステージ全体が暗闇のステージで、二つのスポットライトを頼りに戦うことになる。
黒ボンはボディカラーのためか他の面子よりも姿が見えにくい。
CPU有利なステージ。
ギンギンパワー
特別なギミックは無く、ソフトブロックも存在しない。
その代わり、全てのボンバーマンが最初から爆弾・火力・スピード最大、ボムキックとパワーグラブを装備した状態で戦いが始まる。
派手な戦いがしたい人にお勧めのステージ。
ゲツメンワープ
ステージ上にワープホールが5つ設置されたステージ。
ワープ先はランダムであり、出た場所で相手に囲まれてしまい大ピンチということも。
イダテンワールド
全ボンバーマンのスピードが異常に速くなっている。
ゾンビフラワーと同じくリモコンが出現するステージだが、凄まじいスピードで移動の制御が難しいため、リモコンを入手したからといって調子に乗っているとうっかりミスで爆死ということになりかねない。
アイテム
貫通ボム
今作初登場のアイテムで爆風がソフトブロックを貫通するようになる。
後のシリーズでは刺の生えたデザインとなっているが、今作ではシンプルな赤い爆弾というデザインになっている。
リモコンと併用することが可能であり、ノーマルゲームで凄まじい効果を発揮する。
パワーグラブ
貫通と同じく今作初登場のアイテムで、目の前に置かれた爆弾を2マスに弾き飛ばす。
キックと違って爆弾が2個以上置かれても除去することができるため、非常に有効な防御手段となる。
また、ザコ敵に爆弾をぶつけて倒す、敵ボンバーマンにぶつけてピヨらせる、バトル開始時に壁の反対側に爆弾を送り込む、と攻撃面でも優秀。
ドクロ
毎度お馴染みのアイテムだが今作ではかなり仕様が異なっている。
後のシリーズでは相手に触れればドクロの効果を移して自分は元に戻れるのだが、今作では相手に移しても自分の症状はそのまま継続する。
そのためプレイヤー全員がドクロにかかってしまうということもある。
全員がゲリ+俊足状態になった場合はかなりカオスなことになる。
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関連項目
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