スーパーマリオブラザーズとは、イタリア人配管工(真偽不明)のマリオがピーチ姫を助けに行くゲームである。
コンピューターゲームの歴史を変えた偉大な作品。未だに世界中で根強い愛好家がいる。
概要
スーパーマリオブラザーズ | |
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | ファミリーコンピュータ ゲームボーイアドバンス Wii ニンテンドー3DS Wii U(バーチャルコンソール) |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | FC:1985年9月13日 GBA:2004年2月14日 |
価格 | Wii(VC):500Wiiポイント 3DS(VC)・Wii U(VC):500円 |
対象年齢 | CERO:A |
ゲームソフトテンプレート |
1985年にファミリーコンピュータ対応ソフトとして発売。
日本中に超大ブームを巻き起こしたゲーム作品。そのブームは留まることを知らず世界中で超爆発的に売れた。
当時の雑誌やテレビはこぞって「マリオ!マリオ!」とはやし立てた。日本ではアニメ映画・海外ではTVアニメにもなりマリオはこの作品の大ブームの影響もあって任天堂の看板キャラとしてその地位を確立した。マリオの文房具やマリオの自転車などは当たり前マリオのカレーライスやマリオのふりかけまで便乗商品が出まくった。
この作品の発売当初はファミコンディスクシステム発売前ということで、ファミコンゲームの性能を使い切った集大成として制作された。その結実が、後の多くのゲーム製作者にも影響を及ぼした、滑らかな横スクロールジャンプアクションである。
ゲームシステムはシンプルな2Dアクションゲームである。
ジャンプとダッシュを駆使して敵の猛攻や仕掛けをくぐり抜けながらひたすら前に進み、ゴールを目指すのが目的となる。
僅か32KBのROMカセットに全8面32エリアという当時としては非常に長大なステージ数を詰め込み、ワープゾーンなどの仕掛けなどもあって大変な人気を博した。
スーパーマリオとしてシリーズ化し、スーパーマリオブラザーズシリーズの続編としては、スーパーマリオブラザーズ2、スーパーマリオブラザーズ3、スーパーマリオワールド(副題:スーパーマリオブラザーズ4)がある。
ゲームシステム
Aボタンでジャンプ、Bボタンでダッシュ+ファイア発射、十字キーで移動、十字キー下でしゃがんだり土管に入ったりする。
基本操作はこれだけで、つたや斧や甲羅などがあると自動的に掴んだり使ったり飛ばしたりしてくれる。
また、ジャンプはただ飛び上がるだけでなく、敵を踏みつける、頭上のブロックを叩くなどの動作にも使える。
プレイヤーが操作するマリオはチビの状態でスーパーキノコを取るとスーパーマリオになり、身長が倍になってブロック破壊可能になる。スーパーマリオの状態でファイアフラワーを取るとファイアマリオになり、炎による攻撃も可能になる。スターを取ると一定時間無敵となり敵に触れるだけで倒すことが可能になる。
敵を倒すのは踏む、敵の乗っているブロックの下からたたく、ファイアを当てる、甲羅を蹴ってはじく、スターを取って体当たりするなどの方法がある。クッパ戦では斧を取って落とすという方法もある。
踏みつけは一切道具が無くても使える唯一の攻撃手段だが、トゲゾーやパックンやクッパなど触るだけでダメージを負う相手も多いので、倒せない相手と対峙したら逃げる必要も。
このゲームの目的は『ゴールに辿り着く』ことであり敵を倒すことではないので、敵わないと思ったら素直にやり過ごすことが重要である。
また、踏みつけは反動を利用して連続で敵を踏み続けるとスコア増加、1UPなどのボーナスが得られるので、狙える時は狙っておこう。
当時のゲームとの違い
この当時は、明確なゴールが無く敵全滅がクリアになるようなゲームや延々ループするようなゲームが多かった。
そんな中ストーリーやゴールがわかりやすく示されていたのがマリオのデビュー作であるドンキーコングだったが、数年後に登場した本作は『右へ進むこと』のみを目標にしたわかりやすいゲームデザインと、数多く詰め込まれた仕掛けや隠し要素などから多くのユーザーに横スクロールアクションによる冒険を楽しませることに成功した。
FCの数少ないボタンのBボタンがダッシュに当てられているのも、ボスキャラのクッパを画面右端にある斧を取ることで撃破出来るのも、『右に進んだ者勝ち』というルールがゲームシステムに結実しているためである。
また、ジャンプの挙動が容易に調整できたのも大きな特徴。
当時はジャンプした際の慣性は一定なゲームが普通でジャンプ中にスピードを落としたり方向転換することは不可能だったが、マリオは空中で空中制動を利かせられる上、ダッシュ時の勢いを走り幅跳びと同じ要領で変えることも出来たのである。
手馴れたプレイヤーはこの特性を活用し、マリオを意のままに操っていた。
パワーアップ時なら一度攻撃を受けても即死せず強引に切り抜けられるのも一発死が多かった中では新鮮で、どうしても苦手な部分は力押しでクリア可能という難易度の低下に繋がっている。
バグ・裏ワザ
有名なバグや裏技を挙げる。やり方は自分で調べよう。ちなみにこれ以外にもいろいろある。
改造マリオ
人気が高かったことを反映してか、スーパーマリオブラザーズには非常に多くのハックロムがある。有名なところではマリオプロなどが挙げられる。死屍累々シリーズでは数多くの改造マリオがプレイされている。
販売数
世界で4000万本以上売れている。この記録は世界一であり、ギネスブックに登録されている。Wiiのバーチャルコンソールでも最も売れているソフトとなっていた。
なお、2011年現在では『Wii Sports』が本作品の販売数を超えている。しかし、北欧ではWiiに必ず同梱されている商品であり、北欧でのWiiの販売数=Wii Sportsの販売数とも言えるため、ソフトの販売数と考えていいのかどうか、いささか疑問が残る。
本作品も一部ながら、NESとの同梱販売が存在したが、ソフト単独での販売なら本作品が世界一といえるであろう。
ちなみに国内のみ、『ポケットモンスター』の赤と緑、2つのバージョンの販売数を合計すると本作品の販売数を上回るが、世界では赤と緑に青を加えたとしても、本作とは900万本近い差がある。
移植作品
ディスクシステムやスーパーファミコンの『スーパーマリオコレクション』でもプレイできるほか(一部挙動が異なる)、「ファミコンミニ」としてゲームボーイアドバンスでも発売された。 その他、Wiiやニンテンドー3DSでもオリジナル版が有料配信されている永遠の定番ソフトである。
GBC専用ソフトとしてスーパーマリオブラザーズデラックスも登場していたが、国内ではニンテンドーパワー書き換えソフトであった為、書き換えサービス終了後は入手が難しかった。現在は3DS向けバーチャルコンソールで配信されているので安心してプレイできる。海外では書き換えサービス自体が無かった為、GBC専用ソフトとしてパッケージ版が販売されていた。
敵キャラ
ピコカキコ
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