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スーパーメトロイド

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スーパーメトロイドとは、1994年に任天堂から発売されたゲームソフトである。

概要

基本情報
スーパーメトロイド
ジャンル	アクション
対応機種	スーパーファミコン
開発元	任天堂
発売元	任天堂開発第一部インテリジェントシステムズ
発売日	1994年 3月19日
価格	9,800円
対応年齢	CERO:A（VC版より）
プレイ人数	1人
ゲームソフトテンプレート

スーパーファミコン向けに発売されたメトロイドシリーズ3作目。オープニングにのみ"METROID 3"という表記が存在する。
のちにWii、Wii U、New3DS向けのバーチャルコンソールに配信されている。
メトロイドシリーズの人気を不動のものとした傑作で、特に海外ではSFC最高傑作の1つとして名高く探索型アクションゲームの金字塔と呼ばれる。
2010年代に入ってもなお研究が続いており、攻略ルートやバグ技などのRTAやTASに使用される研究はもちろん、改造などで鬼畜ステージやオリジナルシナリオなどが作成されている。

メトロイド根絶作戦は成功し、メトロイドは生まれたばかりの1個体を残し絶滅した。
最後のメトロイド「ベビーメトロイド」は、孵化した瞬間に居合わせたサムスのことを「刷り込み」によって親と思いこみ、サムスはそんなベビーを処分することは出来ず、連邦の宇宙科学アカデミーに持ち帰っていた。こうしてベビーメトロイドは、平和利用を前提とした研究のために宇宙科学アカデミーに保護されたのだが、リドリー率いるスペースパイレーツがベビーを奪い取ろうと研究所を急襲、駆けつけたサムスの抵抗を退けてベビーの入ったカプセルを持ち去ってしまった。サムスはスペースパイレーツの壊滅とベビーの奪還のため、再建された惑星ゼーベスに潜入する。

今作からリドリー以外のスペースパイレーツの構成員も敵として登場するようになった。一般戦闘員はその姿から「カニ」「バルタン星人」とあだなされている。

探索できる範囲が、従来作品以上にかなり広くなったが、次に何処に行けばいいかの指示やヒントの類がないので、迷いやすい。マリーディア（冠水エリア）への進入ルートを見つけるのに苦労した人は多いのではなかろうか。
一方で、今作からはオートマッピングが搭載されており、ポーズ時に全体マップを確認できたりするため前2作と比べて幾分楽でもある。
また、独特のティッシュジャンプの軽さは殆どなくなっている。

ハードの性能アップに伴いグラフィックが非常に美麗に描き込まれ、そのテイストは現在のメトロイドシリーズ全体の基礎となっている。
特に、スマブラ64〜Xまでのサムスはこの作品を基本モデルにしているようだ。
後の『フュージョン』『ゼロミッション』も、この作品のグラフィックを基盤にしている。

ニコニコ動画では通常のプレイ動画の他に、バグ技を駆使して凄まじい早さでクリアするTASやデータをハックして鬼畜難易度にした「改造メトロイド」のプレイ動画もアップロードされている。

エリア

ゲーム内で立ち寄るエリア。スペースコロニーを除いて全てを惑星ゼーベスに存在している。

スペースコロニー
- プロローグイベントで訪れるコロニー。宇宙科学アカデミーの研究施設だがスペースパイレーツの襲撃されており、サムスが到着する頃には施設は破壊され研究者達は殺されている。最終的に自爆装置により跡形もなく爆発してしまう。
- プロローグ用のエリアであり、アイテムなどはなく後から戻ることもできない。
クレテリア
- サムスが降り立った惑星ゼーベスの地表を含むエリア。
- サムスのスターシップが停泊しているほか、何故か初代のツーリアンらしき場所が存在する。
ブリンスタ
- ジャングルのように植物や菌類に覆われた植物密生地帯や赤土が露出している赤土湿地地帯がある多湿なエリア。
- 初代の頃同様青い岩石が広がっている場所も存在する。
ノルフェア
- 超高温の熱気やマグマによって耐熱スーツなしでは長居はできないエリア。
- 奥地には古代遺跡が存在し遺跡地帯のマグマは通常のマグマの熱すらしのぐグラビディスーツでも防ぐことはできない。
難破船
- ゼーベスの地表に長い年月放置された難破船。電源が停止しているため薄暗く、亡霊が突如出現する。
- 電源が止まっている元凶を倒すことで照明が点灯し内部の様々な機械も動き出す。
- 元々は鳥人族のものであるとされており、内部ではメトロイドを映すモニターが確認できる。
マリーディア
- 地下水脈エリア。水中では水の抵抗により動きは制限されてしまう。
- グラビティスーツがあれば水の抵抗を無視することが可能。
ツーリアン
- 要塞最奥に存在する中枢エリア。
- 4体の大ボスを倒すことで開かれ、奥にはマザーブレインが安置されている。

ボスキャラクター

鳥人像
- ボムを入手し、部屋を出ようとすると突然動き出し襲い掛かってくる鳥人族の防衛兵器。最初のボスだけあって強さは控えめだが、アクションゲームに慣れていないプレイヤーは苦戦するかも。
- 後にノルフェア深部で金色の強化個体が登場する。上から来るぞ！気をつけろぉ！
スポア・スポーン
- スペースパイレーツの遺伝子操作で作られた植物型クリーチャー。硬い外殻は一切攻撃を通さない。
- スーパーミサイル入手のためには避けて通れない・・・ように見えるが、実はあるテクニックを使えばスルー可能（いわゆるシーケンスブレイク）。タイムアタックやTASではよく見る光景。そして惑星と共に爆破される
クレイド
- ゼーベス四天王その１。ブリンスタ深部に棲息。初代ではサムス並の大きさだったが、本作ではそれよりも遥かにデカい。
- 外皮は硬く攻撃が通らない。目を攻撃すると咆哮するので、口内へ攻撃をぶち込んであげよう。
クロコマイアー
- ノルフェアに登場する爬虫類のようなボス。放っておくとこちらに迫ってきて、後ろのトゲに追いやられてしまう。
- 弱点は口。攻撃を当てると後ずさりする。そしてボスの背後には酸の海。・・・後は分かるな？
- 攻略サイト等では「クロコマイヤー」と間違って表記されていることが多い。当記事でも5年以上間違って記述されていた。
ファントゥーン
- ゼーベス四天王その２。難破船の動力を落とした張本人で、こいつを倒さないことには船内の探索もままならない。
- 普段は透明で、実体化している時しか攻撃が通らない。また、スーパーミサイルで攻撃すると・・・？
ボツーン
- ウツボのようなボスで、部屋にある穴から穴へ移動し、そこから顔を出して弾を吐き出す。
- 弱点は頭部。ただしダメージが蓄積するごとに動きが早くなり、攻撃が当てにくくなる。
ドレイゴン
- ゼーベス四天王その３。子持ち。マリーディア深部に棲息する肉食の大型甲殻類。体当たりのほか、粘液を吐いてサムスの動きを鈍らせ、捕獲しようとしてくる。捕まったらレバガチャで振りほどこう。
- 部屋に備え付けのビーム砲はミサイルで破壊可能。ドレイゴンに捕まった際、壊れたビーム砲に向けてグラップリングビームを伸ばすと・・・？
- 倒すとボスの亡骸に子供たちが寄り添い地中に消えていく。少々切ない。
リドリー
- ゼーベス四天王その４。スペースコロニーを襲撃し、ベビーメトロイドを奪った張本人。
- ２度戦うことになり、１度目は前述のスペースコロニー。この時はイベントのようなもので、サムスの体力が一定以下になるか、リドリーに一定のダメージを与えるかすると撤退する。後者の場合、ちょっとしたおまけがある。
- ２度目は初代同様、ノルフェア深部での戦闘になる。攻撃力、耐久力共に高く、壊すとアイテムを補給できる攻撃を一切してこない強敵。ぶっちゃけマザーブレインよりよっぽど強い
マザーブレイン
- ラスボス。相変わらずその場から動かず、攻撃はリンカと砲台任せ。だが今回はそれでは終わらない。

隠し技

このゲームには2種類の特殊なアクションが存在する。

クリスタルフラッシュ

エネルギーがサブタンク、リザーブタンク含めて50以下で、ミサイル、スーパーミサイル10本ずつとパワーボム11個を所持している場合のみ可能で、モーフボール状態で↓+L+R押しっぱなしでXボタンでパワーボムを設置してそのまま4つのボタンを押し続けることで前述のアイテムを10ずつ消費してHPが全回復する。