スーパーロボット大戦 コンプリートボックスとは、1999年にバンプレストが発売したPS用ソフトである。
本編がDISC1に、オマケ要素はDISC2に収録されている。
ニコ動上でのタグはそれぞれの作品(『第2次スーパーロボット大戦』など)のものが使われることが多く、原作とタグの区別はあまりされていない。
概要
『第2次スーパーロボット大戦』『第3次スーパーロボット大戦』『スーパーロボット大戦EX』を、原作シナリオそのままにスーパーロボット大戦F寄りのシステムでリメイクした作品である。
シナリオが原作そのままなので、第2次で死亡したキャラが平然と第3次にも出てくるが気にしてはいけない。
戦闘は敵味方共にフルボイスで、アニメーションもF準拠のものが使われている。あと、地味にインターフェイスは作品ごとに異なる。
後に、それぞれバランスを調整したうえで分売された。リメイク作品の総集編ではなく、こちらが先である。
分売されたものはゲームアーカイブスで配信されている。
収録内容
DISC1
第2次スーパーロボット大戦
原作と比較し、大幅な改変を受けている作品。最早同一シナリオを使った別ゲーである。
というよりも、第2次自体が相当毛色の違う作品なので当然と言えば当然なのだが。
リメイク作品『第2次スーパーロボット大戦G』との関連はなく、あくまで原作のシステム改変作である。
グレートマジンガーも甲児の乗り換え機であり、鉄也さんは登場しない。
なお、グランゾンはこの作品に限り、ある意味原作通りの遠距離攻撃無効である。
第3次スーパーロボット大戦
原作ではできなかった武器改造やマニュアル反撃指示、攻撃キャンセルに加え敵のレベル低下など、一見難易度が大幅に下がっているように見える。が、実際にはF準拠のシステムに置き換えられているため、結局のところベクトル違いの高難易度作品である。感覚としてはF完結編に最も近いかも知れない。
なお、隠しステージ『ラグナロク』の条件が420ターン以内クリアから350ターン以内と大幅に制限ターンが短くなっている。
スーパーロボット大戦EX
EX最大の特徴であるISSは今作でも健在。あの隠しコマンドも健在。
原作では攻撃力のインフレが起きたEXだが、今回は機体の攻撃力が第3次準拠に毛が生えた程度。
そのかわりにダメージ上限(9999)がなくなっているため、結果として原作より撃破が早くなるケースもある。
敵の耐久力は概ね原作のままなので、序盤は火力不足に苦しむものの終盤はいくらか楽になる。
マサキの章
難易度はコンプリートボックス収録作品の中では桁外れに低いと言える。というのも、敵配置の緩さに加えMAP兵器持ちが非常に多く、瞬間火力を取ってもショウ&マーベルの『熱血ハイパーオーラ斬り』が猛威を揮う。……その分、終盤にやたらタフな敵が多いのもこのルートである。シナリオによってはボス級しかいないということも。
リューネの章
色々と恵まれたマサキの章とは打って変わり、運用難な主人公機に軒並み火力不足な味方という厳しいルート。
一応火力担当はいるものの必要気力が高いため、タフな敵がいても経験値配分と相談する必要が出てくることも。シナリオ分岐が何度かあり、選択次第ではマサキの章をなぞる展開になることもある。
シュウの章
最高難易度だけあってあらゆる面で自重がない。プレイアブル仕様のグランゾンはそこまで強くない。
単騎で突入しようものなら雑兵相手にハチの巣にされてしまう。心許ない手駒を上手く運用して活路を見出そう。
ある条件を満たして下・上・左・右・L1・R1と入力すると……?
なお、今作では『マサキの章』『リューネの章』両方をクリアしないと『シュウの章』は遊べない(原作では片方でOKだった)。
DISC2
スパロボヒストリーズ
各作品の原作概要・システム紹介に加え、簡易PV風オリジナルムービー、フローチャートを収録。
また、EXの項にはラ・ギアスの設定・用語集やキャラクター・魔装機のイラスト集も収録されている。
ただし、フローチャートに関しては本編のネタバレになってしまうので分岐条件などは一切伏せられている。
バーチャルスタジアム
本編で育てた自軍や、あらかじめ設定されているチームで対戦ができるモード。プレイヤー対プレイヤーはもちろんのこと、CPU対CPUという観戦モードも可能となっている。また、対人戦を考慮してか、1ターンに操作できるユニット数を制限したりもできる。……とはいえ、対人戦は待ちゲーになるので手数はあまり関係ないかもしれない。
あらかじめ設定されているチームはザク軍団など、ネタ臭漂うチームから邪神連合といったガチチームもある。ただし、レベル設定が統一されていない+調整できないのでなかなかいい勝負にはならない。
なお、インターフェイスはすべてFと同一のものを使っている。
ボイス編集
ゲーム中に使われているボイスを視聴したり繋げて再生したりできるモード。簡易ボイスドラマもやろうと思えば。
DVEや中断メッセージ、没ボイスまで入っており、弓博士などチョイ役キャラのボイスまである。
とにかくボイス収録量がハンパではないので聴いているだけで楽しめる。すべて番号で、どれがどのボイスかわからないのが残念なところではある。
オプション
設定をいじくるオプションではなく、いつものスパロボのオプションである。
ロボット大図鑑やキャラクター辞典、サウンドセレクトにカラオケモードなどおなじみな項目が用意されている。
また、今作のオプションにはイラスト集も収録されている。
関連動画
本編プレイ動画
その他
本編でできなかった。
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
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