『スーパーロボット大戦card chronicle』とは、2012年9月13日から2015年12月12日までMobageから配信されていたソーシャルゲームである。
フィーチャーフォン・スマートフォンに対応。
概要
ユニットカードを集めて自軍小隊を組み、シナリオを進めていくカードゲーム方式。
シナリオは分岐もあり、それなりに再現性については努力が見られる。が、アプリではないので物足りないのはご愛嬌
開始当初は参戦作品は計16作品だったが2013年2月1日にさらに19作品が追加され計35作品になった。
これによりシリーズで初めて「別作品同士のゲッターロボ」が共演した。
2013年9月1日には14作品が新たに参戦。計49作品になり久しぶりに『機動戦士ガンダムF91』が参戦した他、
今度は「別作品同士のマジンガーZ、マジンカイザー」が共演することに。
また『スーパーロボット大戦D』以来の「ネオ・ジオン総帥としてのシャア・アズナブル」が自軍に参戦している。
ゲームの流れ
出撃
このゲームのメインとなるシナリオ。一応ストーリーはあるらしいが、自軍編成が自由自在なので、ヘリオポリスでストライクではなくゼオライマーに挑むミゲルなんて可哀想な光景を見ることも可能。
シナリオには1話毎にあらすじが表示され、その後MAP上でのデモが行われる。
そこから編成した自軍でステージを進めていく。グリッドをユニットが動いて、雑魚を倒していく様子をフラッシュで再現している。雑魚との戦闘アニメーションは常時OFF。仕様です
そして、ステージを進めていくとボスユニットが現れ、ボス戦デモ後にボスを倒すとステージクリアとなる。
ボスを倒す時、トドメの一撃はウインキー時代を思い出させる戦闘アニメーションが流れるが、順番が回ってきたユニットが放つため、任意でトドメを刺すことは不可能。
ステージによってはフレンドの代わりにNPCユニットが助太刀に来てくれるが、そいつがトドメを奪っていく事も。仕様です
ユニットやパイロットアイコン、カットイン等の大半は過去作からの流用だが、クラン以外のピクシー小隊のカットインや、UXでユニットアイコンだけの登場だったロストバレルの機体グラフィック、UXに未登場だったヒトマキナ勢やラヴバレル、ランカやシェリルがペイントされた『マクロスF』の機体のような描き下ろし、第3次Z時獄篇より先行して登場したスペースヨーコWタンクのようなものもある。
特に原作版『ラインバレル』関係は上記のUX未登場組も多数登場し、一部カードに描かれているキャラクターイラストが原作者描き下ろしだったりと特に力が入っている。
ステージ攻略中は雑魚を倒す度にENが消費され、被弾すればHPも減少する。
が、経験値が蓄積され、プレイヤーのレベル(ユニットのレベルではない)が上がるとENとHPが回復する。
また、ステージ攻略中にユニットガードと、自軍に様々なアシストを一定時間与えてくれるアシストカードを入手する事もある。
アシストカードは攻撃力や防御力を一定時間上げるもので基本的に使用中のアシストカードとデッキ内のカードの作品が同じなどで相性が良い場合はさらに能力が上昇するが『ガンダムSEED』のサイなどのように同一作品内でも相性が良くないものや『コードギアス』のナナリーのようにルルーシュのみ相性が良いなどのパターンもある。
イベント限定のアシストカードは女性キャラクターのイラストカードの場合が多く対象イベントで使用すると通常と異なる効果を得られるがサポート効果を得られる時間が短くなっている場合もあるので注意。
ガシャ
ユニットを入手する手段の一つ。ガチャではなくガシャと書くのはやはりガシャポンの登録商標持ちだからか。
ご想像通り無課金ガシャと課金ガシャが存在するが、無課金でもそこそこ良い性能のユニットを入手出来るガシャがノーマルガシャとは別に存在する。
事前登録やチュートリアル終了報酬等でガシャを回すと、1話からシナリオに登場する作品ユニット以外のユニットで暴れることが可能。
改造・超改造
合成。ダブったカード等を自軍カードに溶かしこむことでユニットのレベルを上げる。
合成には資金が必要で、基本的に『ベースカードのレベル×100×素材カード枚数』必要になる。
また、同じカードが二枚あれば超改造でレアリティを+にし初期能力値のわずかな向上や一部のスキルレベルの上昇・変化などをする事ができる(同じランク同じ機体同じパイロットでも武装違い・わずかな能力違いなどで別カード扱いになっているものは超改造の素材に出来ない)。この際レベルは初期値に戻るが素材と合成元のカード共にレベルを上げていると最大レベルが上昇する(両カード共にレベル最大にしていると超改造一回につき最大レベルが+10される)。また、超改造できる回数はカードのランクによって異なる。
編成
自軍編成。小隊制スパロボみたいなものではなく、デッキ編成と言ったほうが適切だと思われる。
ユニットカードにはコストが存在するので、自軍のコスト上限を超えないように編成する事となる。
コスト上限は自分のレベルで上昇し、リーダー含め最大で5体ユニットを登録可能。
尚、フレンドがいればフレンドの援軍設定が可能。フレンドのデッキ次第では補正を受けることが出来る。
編成では基本的に同一機体やサブパイロットも含めて同一パイロットを複数編成することが出来ない(変形や顔違いなどのバリエーションも含む)がM1アストレイ・無頼・サザーランドなどの量産機やオーブ兵士・黒の騎士団員などのモブ兵士は複数編成でき、また設定で別機体扱いされているクワトロの百式とビーチャの百式を同時編成できたり、チェンゲとネオゲ・マジンカイザーと真マジンガーの同一機体や同名パイロットは平行世界の別人扱いなので同時編成可能になっているなどの例外もある。
一部イベントではカード三枚で一小隊となるグループ編成を行うこととなり、リーダーにすることで効力を発揮するスキルはメイン小隊のリーダーカードのみ発動する、各小隊の能力値はリーダーの能力値+小隊員1の能力値の半分+小隊員2の能力値の半分の合計値となり、小隊リーダーのスキル発動率は通常時の半分に下がる(ただし発動確率100%のものや気力やHP減少など特定状況で必ず発動するものは確率が下がらず通常通りとなっている)などのルールがある。
このためリーダーカードは能力値が強力なものやスキル全てが必ず発動するもの、イベント限定で攻撃力が上がるものなど、小隊員はスキルが強力なものなどを選ぶのが基本になっている。またこの編成で同一名称で同一レベルのスキル持ちを複数入れても効果は一人分しか発生しないようだが同一名称で別レベルのスキルの場合は重複して効果を発揮する。
他にもイベント限定で攻撃力が上がるカードが攻撃力アップのスキルを発動させた場合大幅に攻撃力が上昇するので積極的に狙って行きたい(与ダメージアップのスキルもあるがこちらはイベント補正を考慮するとそれほど最終ダメージが上がらない)。
対戦
XO以来のスーパーロボット対戦。他のユーザーと戦う事でポイントや資金をゲットできる。
グループランキングと全国ランキングが存在し、グループランキングでは毎週順位に応じてボーナスが手に入る。全国ランキングはいくらランクを上げてもボーナスはない。
イベント
現在、大きく分けて進撃、コンボ、対戦の3つのイベントが行われている。
進撃イベント
イベント期間限定のシナリオを進めながら遭遇した敵を倒して、総獲得ポイントを競うイベント。
倒せば倒すほど敵も強くなり、強力なユニットをもってしても一人では倒すことが困難になるが、
応援を送ることで他のプレイヤーから援護を受けられるのでそれを活用して強敵を倒していく。
もちろん、こちらにも応援要請届き、攻撃した敵が倒されればポイントが加算される。
特に応援攻撃の一回目は何の消費もなく行えるので積極的に応援要請に応えたい。
他のイベントと比べ、クロスオーバーや会話シーンも多く、スパロボらしいイベント。
コンボイベント
ボスのHPは無限で開始から終了までに与えた個人ダメージで報酬が決まるイベント。
全プレイヤーとボスを共有しており、攻撃すればするほどコンボが増えてより与えるダメージが増える。
時間内のコンボ数が足らなくなると逃亡されて、コンボがリセットされてしまうが、
最後までコンボが維持されると参加者にユニットやアイテムなどのボーナスを得られる。
また一定以上の攻撃を行うと最高で通常の30倍ダメージの強力なリミットブレイク攻撃を行うことができる。
リミットブレイクは時間経過で効果が下がっていくが、後になればコンボ補正で通常時のダメージが上がるので
どの時間帯でも与えるダメージ効率に大きく差が出ないようになっている。
主に他のイベントで稼いだ回復アイテムを湯水のように使って、進めるイベント。
対戦イベント
相手プレイヤーとの対戦で得られる強者の欠片を集めて、出現するボスと戦うイベント。
対戦での連勝数とボスを倒すことで得られるポイントを競う。
対戦には闘偽の札というイベント専用アイテムが必要で
ログインボーナスやフレンドへの激励、課金等で入手することができる。
対戦に勝利すれば札は返ってくるが、勝ち進む事に対戦相手が強くなっていくため、いずれは敗北する。
引き分け、敗北は札を使うことでリトライでき、連勝状態を維持することができる。
連勝がリセットされると相手の強さもリセットされるので、総勝利数のボーナスを狙い適度な所で負けておくのも手。
ボスに敗北しても、一定時間以内に強者の欠片を集めれば再挑戦できるが、
敗北の際にフレンド等に送られた共鳴要請が5回分返信されると、一度だけノーコストで再挑戦できる。
またこちらが共鳴要請に応えると応じた回数一定ごとにユニットやアイテム、札などを得ることが出来る。
対戦とボス戦では活躍するスキルが異なるのでそれぞれに合った編成に行いたい。
参戦作品
さらにクレディオと呼ばれるオリジナル敵勢力が登場し、ゲストカードとしてサイバスター・グランゾン・エグザート・ジェニオンがプレゼントとして配布されている。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
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