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スーパーロボット大戦UXとはニンテンドー3DSで発売されたゲームソフトである。
概要
スーパーロボット大戦UX | |
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ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
開発元 | エーアイ |
発売日 | 2013年3月14日 |
希望小売価格 | 7140円(通常版) 26040円(本体同梱版) |
セーブデータ数 | 40 |
CERO | B(12才以上対象) |
通信 | ニンテンドーネットワーク対応 (追加コンテンツ:有料) |
その他 | ダウンロード販売対応 (7140円) (期間限定:3800円) |
ニンテンドー3DSで発売されるスーパーロボット大戦シリーズの最新作であり、バンダイナムコ内製のαやZという いわゆる本流シリーズではなく、GBAやDSで続いてきたエーアイが開発担当の独立したシリーズの作品で通称エーアイスパロボと呼ばれる。初めて次世代機である3DSでの発売となる。
任天堂携帯機シリーズでは初めて戦闘シーンがフルボイス化される他、ハード性能が上がったことで背景やロボットのグラフィックがさらに進化し、3D立体視と合わせて迫力ある映像が楽しめる。近年のスパロボシリーズに合わせて機体の等身を若干上げるためグラフィックをゼロから作り直している。
またステージマップ画面での機体アイコンがカラーになり、第2次Zのようなイメージに近くなっている。
またなぜか発売まで伏せられていた情報であるが、本作の戦闘シーンにもガンダムのリアル頭身カットインが使用されている。
本作の開発はゲーム本編を株式会社エーアイ、戦闘BGMは有限会社セイムクリエイティブが担当するという従来のエーアイスパロボと同じだが、戦闘・イベントボイス収録などは、αやZシリーズで戦闘BGMを担当しているサラマンダーファクトリーが行っている。
パッケージ版の初回特典には本編シナリオと無関係に遊べるキャンペーンマップと、スパロボJ以来の復活となるツメスパロボ(詰め将棋やフェイの問題のように特定のルール・限られた条件の中で勝利条件を達成するミニゲーム)がダウンロード出来るコードが付属する。
また、本体同梱版としてスパロボUX仕様の3DSLLがセットになった「ニンテンドー3DSLL スーパーロボット大戦UXパック」も発売。
また、2015年に3DSスパロボ新作「スーパーロボット大戦BX」が発表されたことにより、2015年5月31日20:00から同年6月30日23:59まで期間限定でダウンロード版の値段が3800円に値下げされている。
長らく参戦が希望されていたリーンの翼やデモンベイン、SDガンダムが登場する他、ラインバレルの原作漫画版にアニメ版の声優が声当てをするという非常に珍しいスタイルでの参戦、そして版権物のスパロボでは外見や声は違えど皆勤賞であった「マジンガーZ」と「兜甲児」が初めて不参加のスパロボになった。
本作のシナリオライターは岸本みゆき氏。
彼は漫画SDガンダム三国伝の構成を担当した人で、さらにスーパーロボット大戦Lの7人いたシナリオライターの内の1人、そして小峰徳司氏に代わりルミナスアーク3のシナリオを担当した人物でもある。
シナリオ作成の際にはアニメ本編だけではなく小説やドラマCDなどの媒体からも情報を収集し、それを最大限に利用した原作補完やクロスオーバーが試みられており、プレイヤーに加藤機関の要求するそれを遙かに上回る想像力を求められているシナリオと評判。
オリジナルキャラクター
本作のバンプレストオリジナルキャラクターはスパロボLから引き続きChiyoko氏がデザインを担当する。
メカデザインはライオットBが過去にヴォルレント等J、W、Lと敵メカを担当した露木篤史、オルフェスとライラスが寺島慎也。
人物
機体
ダウンロードコンテンツ
本作ではスーパーロボット大戦シリーズで初めて有料の追加コンテンツを取り入れた作品となる。
初回特典のプロダクトコードやバンダイチャンネル連動企画のシリアルコードで入手出来る”ツメスパロボ”や”キャンペーンマップ”は無料で手に入るもの。さらにニンテンドーeショップから別のツメスパやキャンペーンマップを有料ダウンロードが可能で、これをクリアすることでゲーム内の資金やスキルパーツを入手出来る。(このスキルパーツは条件を満たせばゲーム内でも入手可能)
寺田プロデューサーは「世の流れに即した要素として対応することになりました」と語っている。
また「DLC前提のゲームバランスにはしておらず、これでしか入手出来ない機体やキャラはいません」とのこと。
システム
戦術指揮
インターミッション画面で任意のキャラクターを1人だけ指定すると、次のマップ中でキャラクターごとに様々な特殊効果、「プレイヤーフェイズで自軍の攻撃力が10%上昇」や「自軍の機体の命中率が5%上昇」などが得られる。
指揮者に指定できるのはパイロットだけではなく、通常は戦闘に参加しないキャラクターも選択することが可能。
強化パーツ・スキルパーツ
本作ではパイロットの能力値を底上げしたり特殊なスキルを付加させるといった、いわゆるパイロット養成のシステムが使い捨て型のスキルパーツに集約された。これはパートナーバトルシステムの導入などで「インターミッションでやるべき事が多くて困る」などといったユーザーの意見を汲み取ったことによる。
また前作のスパロボL同様 機体にパーツを装備するシステムもオミットされている。
パートナーバトルシステム
近年のスパロボでは比較的よく見る、2機1組で行動するシステム。
今作では第2次OGで登場したツインバトルシステムではなく、同じ任天堂携帯機シリーズのK・Lで採用されたものをブラッシュアップした形になる。
Kであった「シングルユニットが強すぎる」や、Lであった「パートナーユニットが強すぎる」といったバランスの悪さが改善され、より実用的なものに進化した。
パートナーユニットで得られるボーナスは機体のパラメータを5段階・10段階改造する、撃墜数が100機・200機に到達する毎に効果がアップする。なお、ボーナスは3段階まで強化できる。
パートナーユニット | シングルユニット |
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隠しユニット・キャラのフラグ引き継ぎ
今作の隠しユニット・隠しキャラは、一度条件を満たせば次周、再度条件を満たさなくても自動で加入する様になった。
判定は通常のスパロボ同様フラグで行われ、達成したフラグは次周にも引き継がれる。
上記のフラグ1を達成してフラグ2を未達成の場合。
次周ではフラグ1は達成した事になっており、残ったフラグ2を満たすだけで加入する。フラグ引き継ぎにより以降は面倒な条件など一切気にする事なくプレイ出来るのである。
問題点を挙げるとすればそのデータで達成したフラグは消える事がない。そのキャラが加入しない場合のシナリオが見たい場合、新たなデータでプレイする必要がある。
しかしフラグは可視化していないので、各々攻略サイト等で確認するしかない。
参戦作品
赤文字はスパロボ初参戦。括弧内はパッケージに描かれている機体。
- 鉄のラインバレル【原作漫画版】 (ラインバレル)
- 機神咆吼デモンベイン【アニメ版】 (デモンベイン)
- 蒼穹のファフナー (マークザイン)
- 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH
- リーンの翼 (ナナジン)
- 忍者戦士飛影 (飛影)
- 「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD (フェイ・イェンHD)
- 聖戦士ダンバイン
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- (ダブルオークアンタ)
- SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors
- マジンカイザーSKL (マジンカイザーSKL)
- HEROMAN (ヒーローマン)
- 劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~
- 劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~ (YF-29 デュランダル)
- 獣装機攻ダンクーガノヴァ (ダンクーガノヴァ・マックス・ゴッド)
関連動画
PV・CM
参戦作品まとめ
恒例行事
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- スーパーロボット大戦シリーズの一覧
- スーパーロボット大戦の関連記事一覧
- ニンテンドー3DSのソフト一覧
- スーパーロボット大戦
- エーアイ(ゲーム会社)
- フォリア状態
- マークデスティニー
- 聖戦士ショウ=コハ=ザマ
- ランカスレイヤー
- ハザード殺すべし。慈悲はない
- ごふっ
- フェストゥム殺すマン
- 寺生まれのDさん
- 中村スペシャル
外部リンク
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