セイバートロンとは、トランスフォーマー達の故郷として設定された母星である。「セイバートロン星」と主に呼称される。
概要
これはあくまで和名として設定されたもので、原語版ではサイバートロン(Cybertron)である。
このことからわかるように、オートボットの和名であるサイバトロンとは、この名前を変化させたものである。
現在日米で統一されたトランスフォーマー用語において、セイバートロン星がサイバトロン星と呼ばれるようになったのも、このためである。
トランスフォーマー達が暮らす星であり、その世界観は作品によって異なるものの、基本的には機械惑星とされており、広大なビル群などが立ち並んでいたりする。
ビーストウォーズシリーズでは「実はその昔、地球と同じ生物が生息していた」ということも判明しているが、これが初代と的確に繋がった設定であるかは定かではない。
(ビーストシリーズは初代シリーズの設定補完という役割兼ねているものの、整合性の合わない部分も存在するため)。
初代においては深刻なエネルギー不足から、サイバトロンとデストロンの主要な戦士達が資源調達のために出払っているため、星にはほとんど強力な戦士は残っていない。
サイバトロンに至ってはウーマンサイバトロン、すなわち女戦士しかほとんど残っておらず、いかに戦力がダウンしたかがわかるだろう。
デストロンはデストロンでまともに活躍のある戦士は、もはやレーザーウェーブくらいしか存在していないうえ、彼もまたエネルギー不足で苦しんでいる描写が見られる。
この星の成り立ちには、クインテッサ星人が深く携わっている。そもそもこの星は、ロボットを生産するために作り上げたのである。
が、やがてロボット自身が意思を持ち、文化を形成していったことから、することのなくなったクインテッサ星人はニート化怠けてしまい、ついにはロボットの虐待を始めるようになる。
これに反発し、アルファートリンなどをはじめとした戦士達が謀反を起こした結果、クインテッサ星人は追放され、名実ともにセイバートロン星はトランスフォーマーの星となったのである。
特殊な設定
- ビーストウォーズ
ラットル曰く娯楽施設がわんさかあるらしい。親戚一同もいるんだとか。この設定では、かつては地球に似た自然が存在したとされており、リターンズにて戦いの後、機械と自然が融合を果たしている。また、リターンズのもっとも未来であり、G1シリーズの最後のストーリーであるネオではトランスフォーマーの神であるベクターシグマが「II」の破壊大帝ガルバトロンのエネルギー体を取るユニクロンに乗っ取られ、セイバートロン星全体がユニクロン本体の様な星になり果ててしまう。しかし、現れたネオの破壊大帝マグマトロンの妨害でユニクロンはベクターシグマから分離された後、ネオの総司令官ビッグコンボイ率いるビッグコンボイ部隊と「II」の総司令官ライオコンボイに倒され、セイバートロン星は平和になった。デストロンはサイバトロンと改心をし、協力してセイバートロン星の復興を携わった。 - 実写版
度重なるオートボットとディセプティコンとの争いで星は荒廃し、実質的に滅んだも同然となってしまった。これを復活させようと動いたのがセンチネル・プライムである。
関連動画
関連商品
星単体の模型商品などはないが、セイバートロン星の神である「創造神プライマス」として何度か商品化されている。星にトランスフォームするトランスフォーマー玩具というかなりぶっ飛んだ設定である。
関連項目
- 0
- 0pt