もしかして → セイバー (英: sabre 米: saber)
曖昧さ回避
セイヴァー(英: saviour (セイヴィア) 英: savior (セイヴィアー) (※発音の参考 → savior, savior)とは、以下のことを指す。
原義
由来は古典末期ラテン語で「保全する者」を意味する名詞サルワートル(salvātor)で、これはイタリア語のサルヴァトーレ(Salvatore)やスペイン語のサルバドール(Salvador)と同語源である。
サルワートルは名詞サルウゥス(salvus 「安全」)から派生した動詞サルワーレ(salvāre)の行為者形。なお、サルウゥスとサルワーレもそれぞれ safe, save という形で現代英語に採り入れられており、いずれも古フランス語のサウヴェオウル、サウフ、サウヴェル(sauveour, sauf, sauver)を経由して中期英語に入った。
各国語とも宗教等を含む様々な文脈で「安全を確保する>危険から保護する>災難や罪悪から救出(し善化)する」と意味が拡大し、英語では専ら save 系が原義の「保全」の概念を含む広い意味での「救い」を担い、 salvate 系が派生義の「救出(と善化)」に特化されて、例えばサルベージ(salvage 「救助、(沈没船等の)引き揚げ、廃品回収・利用」)やサルベーション(salvation 「救済、救世」)などのように棲み分けがなされている。
しかし、主にキリスト教で用いられていたサルヴェイター(salvator 「救済者、救世主」)は、より俗っぽい響きのセイヴァー(saver)との中間形でもあるセイヴィアーに圧されてもはや死語となっている。ひょっとしたら、いざという時に助けてくれる神様(サルヴェイター)よりも、日頃から平和と安寧を与えてくれる神様(セイヴィアー)の方が日常的にありがたみを感じるから、からかも知れない。
フィクション
- ヴァンパイアセイヴァー(Vampire Saviors: The Lord of Vampire 海外版: Darkstalkers 3) - カプコンの対戦型格闘ゲーム『ヴァンパイア』シリーズ第3弾。 → ヴァンパイア(ゲーム)
- セイヴァー・スター・ドラゴン、セイヴァー・デモン・ドラゴン - アニメ『遊☆戯☆王ファイブディーズ』に登場するカード
- シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン - 遊戯王OCGに登場するカード。
- セイヴァー(遊戯王) - 遊戯王に登場するセイヴァーの関連記事。
- G-SAVIOUR - ガンダムシリーズのスピンオフ作品の一つである、アメリカ合衆国製実写TVドラマ
- セイバーガンダム(Saviour Gundam) - アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS
- セイヴァー(Fate/EXTRA)- 『Fate/EXTRA』のラスボスを務めるサーヴァント
- 《救世主》(セイヴァー) - ライトノベル『聖剣使いの禁呪詠唱』に於ける能力者の総称
音楽・楽曲
- SAVIOR(BEMANI):beatmania THE FINALに収録された楽曲
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