セクシーパロディウス単語

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「セクシーパロディウス」とは、1996年にコナミ（現：コナミデジタルエンタテインメント）がリリースしたSTGである。略称は「セクパロ」。

概要

パロディウスシリーズの5作目として1996年3月に稼働開始。「極上パロディウス」以来2年ぶりとなるアーケード向けの新作である。

ステージごとにミッションが与えられ、それが達成できたか否かでステージが分岐するのが特徴。また、全てのステージでミッションを達成するとSPステージへ進むことができる。

「セクシー」と銘打つだけあって、今までのシリーズ作以上にステージのあちこちにセクシーなキャラクターが登場する。PSPの「パロディウスポータブル」はCERO審査レートがC（15歳以上対象）で、対象年齢の根拠を示すアイコンが「セクシャルな表現」となっているが、おそらく本作が収録されているためであろう。

本作以降「パロディウス」の名を冠したSTGはリリースされておらず、ドラマCD「究極パロディウス」や、「オトメディウス」シリーズを除けば、事実上のパロディウスシリーズ最終作となっている。

高い難易度

本作の難易度はシリーズの中でもトップクラス。理由は主に以下のようなものである。

• パロディウスシリーズはプレイ時間や装備に依存して難易度のランクが上昇していくシステムをとっているのだが、本作はランクがとても上昇しやすく、下がりにくい。
• 装備が自動でつく初心者向けモードの「オート」「セミオート」を選んでいると勝手に装備がパワーアップし、ランクが上昇しやすい（この点は前作「極上パロディウス」と同じ問題点）。
• 2面がいきなり高速面になっており、早い段階でのスピードアップは避けられないため、ランク上昇に拍車がかかる。
• 2面の構成も下に流される水流や行き止まりなど、初見殺しが多い。
• ミッションクリアを目指せば、危険を厭わない大胆なプレイを余儀なくされる。
• ミッション不達成時に分岐するステージが難しい（特に3-Bのボス）。初心者ほどそこへ行くはずなのだが・・・
• 最終面及びSPステージの弾幕が非常に激しい。

ACオリジナル作品としては前作にあたる「極上パロディウス」がランク上昇の激しい「パロディウスだ！」の反省を踏まえた難易度（とはいえ難しいが）で人気だったのに対し、先祖帰りどころかそれを凌駕するランクゲーと化した本作は投げ出す者も多く、評価はあまり芳しくなかった。

同時期に稼働していた沙羅曼蛇2も散々な評価だったため、1999年に「グラディウスIV」が稼働するまでは家庭用専用の「グラディウス外伝」や3Dシューティングの「ソーラーアサルト」という例外を除き、グラディウスシリーズの2Dシューティングゲームの新作がリリースされることはなかった。

ストーリー

過去の栄光を探す旅からはや2年。パロディウス軍団の面々にとっては相変わらず誰にも相手にされない日々が続いていました。父にそそのかされて祖父の愛人と戦わされた上、結局何にも得る事なく、それどころか半年も宇宙空間を漂流する事となったタコスケは、この怒りを胸に秘め、全宇宙を巻き込んで父親との大喧嘩を……では前々作となんら変わりなく芸がありません。

というわけで、そろそろいいお年頃になったタコスケ、「おいらもじーちゃんみたいに、綺麗なおねーちゃんと○○○や○○○○したいよー（自主規制）」 心から叫びます。しかし、今となっては何の職も持たない身、働かざるモノするべからずのことわざどおり、 稼ぎもないのにおねーちゃんが寄ってきてくれるほどこの世の中、都合良くはできていません。

仕事のお誘いもなく、毎日悶々としていたタコスケの所に、最近本当に出番の無いビックバイパーとペン太郎がやってきてぼやき始めました。「噂では、ツインビーの奴が何とか王国でひと暴れしていい稼ぎをしたらしいやないか。今年はなんやそこに豪華な別荘立ててねーちゃんに囲まれて暮らしとるらしいやんけ。わいらも一発当てようやないか」

そうです。めげている場合ではありません。ツインビー一人に目立たせるわけにはいきません。そこでタコスケ自ら残りの面々＋アルファを率いて探偵事務所を設立し、全宇宙の平和を守るため（欲望を満たす費用を稼ぐため？）、 あっちに事件が起これば呼ばれもしないのに飛んでいって解決し（そして礼金をぼったくり）、こっちにおねーちゃんがいれば追いかけてって暗闇から……（以下自粛）。

さあ彼らの前に立ちはだかる難（？）事件の数々。盗賊団の退治や落とした現金の回収、はては誘拐されたおねーちゃんたちの救出などなど。これらの難事件を解決し、がっぽりもうけて彼らの欲望を満たす事が出来るのかどうか……失礼、全宇宙の平和を守ることができるのかどうか、それはあなたの腕にかかっているのです。

プレイヤーキャラと装備

ビックバイパー（1P）				ロードブリティッシュ（2P）
タイ焼き屋を経営しながら細々と暮らしていたが、「超時空戦闘機」と呼ばれた過去の栄光への執着は相変わらず。イイかげん、次あたりは悪役扱いになるかも…？				「サラマンダ2」で主役に返り咲き…に見えたが、けっきょく出演の出番なし。このままではメシも喰えね～、というワケで、タコスケのもとに。
SPEED UP	MISSILE	DOUBLE	LASER		OPTION	OH!	SHIELD
スピードアップ（5段階）	地を這うミサイル	前方と斜め上へのショット	敵を貫通するレーザー		オプション（4つまで）	装備がリセットされる	前方をガードするシールド
備考
もちろん「グラディウス」「沙羅曼蛇」の自機が元ネタ。 本作ではキャラごとにパワーアップ時のCVが設定されており、この2機は片言の日本語になっている。 今回はタコ系の自機が存在しないため、実質的な主人公となっている。 1996年1月稼働の「沙羅曼蛇2」では前回までロードブリティッシュだった2Pがスーパーコブラに変更された。

イワン（1P）				トビー（2P）
親友を助けるためにバクテリアン帝国に潜入するが失敗、捕まって改造手術を受けてしまう。何とか脱走し、以後は復讐のオニ状態のイワトビペンギン・37歳！				イワンの同僚。ともに帝国潜入に失敗するが、彼だけは囚われず脱出。後にイワンを救出するが左目を失ったうえ、責任を感じ自分も改造ペンギンになった熱血漢！
SPEED UP	IWATOBI MISSILE	IWATOBI SHOT	BOUND SHOT		OPTION	OH!	PENTAROU X
スピードアップ（5段階）	パラシュートでゆっくり降下するミサイル	山なりに飛ぶショット	斜め上下に放たれるバウンドショット		オプション（4つまで）	装備がリセットされる	全方位バリア
備考
黄色の羽毛が特徴的なイワトビペンギン。前作までのペン太郎ポジションだが、装備は全く異なる。 他のキャラと異なり、イワトビショット、バウンドショットは通常ショットと併用される。 イワトビショットは地形に着弾すると火柱が上がるが、ほとんど当たり判定がない 4つめのオプションは弾を撃たないため、ランク上昇を抑制するために装備しないほうが良い。 バリアのペンタロウXは耐久力1だが、当たり判定が自機と同じである。 CVは渡辺久美子。厳しそうな見た目に反し、「～クワ」という可愛い語尾で喋る。 トビーはパチスロ「極楽パロディウス」にも登場している。

ひかる（1P）				あかね（2P）
22才にして引退を決意していたが、若さを保つためにはお金が必要。オーディションを手当り次第受けるもすべて落選…でけっきょく再登場。なにヤッてんだか。				ひかるの双子の妹。ひとり暮らしをはじめたはイイが、オトコにダマされ貧乏生活。おっとりした性格に、「いつかオトコをダマしてやる」という情念が燃える…！
SPEED UP	HAWK WIND	SPREAD BOMB	CARROT		FORMATION OPTION	OH!	STAR
スピードアップ（5段階）	地を這うミサイル。画面の上半分に居るときは上に、下半分に居るときは下に出る。	着弾すると爆発する投下型ミサイル。	前方への強力なショット。自機の上下移動で慣性がつく。		自機の斜め後ろにつくオプション（4つ）	装備がリセットされる	全方位バリア
備考
「極上パロディウス」から続投。前回参戦時と同様、ショット1種、ミサイル2種という特徴的な装備である。 今回のフォーメーションオプションは、スプレッドボム装備時に自機の周りを回るようなった。キャロットは上下動で慣性がつくため、同時装備で弾が広い範囲にバラけるようになる。 CVは中川亜紀子。ホークウィンド装備時の「上でも下でもオッケーよ」というどこかセクシーな台詞は、「オトメディウスX」でボスとして再登場した際にも使用された。

マンボ（1P）				サンバ（2P）
前作の「マンボウ」から改名。その理由が、ついにネコ戦艦にシッポをかまれてしまったため…あ～あ。あいかわらず脳を使っていないようだが、なぜかレーザーの腕は一流！				マンボウが「ウ」の字をとられてしまった姿を見て大笑いしているうちに、2年の歳月が流れてしまった。ヒトのフリ見てわがフリ直せ…プレイヤー諸君も覚えておこう。
SPEED UP	BUBBLE MISSLE	CONTROL LASER	SCREW LASER		SEARCH LASER	OH!	BARRIER
スピードアップ（5段階）	上下に発射され、地を這うミサイル。	自機の前後移動で角度を調節できるレーザー	威力が高く、敵を貫通するレーザー		敵を追尾するレーザー	装備がリセットされる	全方位型バリア
備考
「極上パロディウス」から続投。 パワーアップゲージに「オプション」の欄がなく、装備をつけていくと対応したフォーメーションオプションが1つずつ付く仕様。そのため複数の装備を併用することができるが、オプションが4つのときは装備すると全てのオプションが同じ装備に切り替わる。 バブルミサイルとレーザーは併せて装備することができない。 装備が変化するのはオプションのみで、本体は通常ショットのままである。 サーチレーザーのみ通常ショットとの併用という形になっている。

ミカエル（1P）				ガブリエル（2P）
全宇宙の平和を守るためといわれれば、クチがさけてもイヤとは言えない大天使。その正義感は素晴らしいが、タコスケに利用されていることにはまだ気づかない…。				ミカエルの相棒。下界の住みやすさを気に入ってそのまま居ついてしまった。生まれてずっと急所にガムテープを貼っており、最近自分の性別に疑問を抱くようになった。
SPEED UP	STRONG MISSILE	WAVE LASER	ROUND SHOT		GRADE UP	OH!	AURA
スピードアップ（5段階）	真っ直ぐ飛ぶミサイル。	上下に大きく広がるレーザー	最大9方向へのショット		装備のパワーアップ（4段階）	装備がリセットされる	全方位型バリア
備考
「極上パロディウス」から続投。ラウンドショットとウェーブレーザーのパワーアップゲージが入れ替えられている。 ミサイルは前作のものからホーミング機能がオミットされ、前方へ真っ直ぐ飛ぶようになった。パワーアップすると発射される弾数が増える。 ラウンドショットは角度が調整され、弾幕のカバー率が少し低くなった。 装備の元ネタは「ダライアス」。 CVは檜山修之。熱血漢らしいヒーローのような口調になっている。

こいつ（1P）				あいつ（2P）
空気に触れて3日で寿命…と思われたが、2年の月日が経過してもいまだ健在なのはナゼ…？「こいつウェイ」を越えようと「こいつショット」なる新ワザを開発！				「こいつ」より30分遅れて生まれたことをクヤしがっていたが、最近になってフッ切れたもよう。「オレはこいつより30分は長生きできるゼ」（訳：ちちびんたつかさ）。
SPEED UP	KOITSU MISSLE	KOITSU SHOT	KOITSU WAY		KOITSU POWER	OH!	KOITSU BARRIER
スピードアップ（5段階）	地を這うミサイル	バスケットボールを発射するホーミングショット	前方の広い範囲へのショット		装備のパワーアップ（4段階）	装備がリセットされる	前方をガードするバリア
備考
「極上パロディウス」から続投。パワーアップゲージのこいつウェイが一つ後ろに下がり、3番めに新装備のこいつショットが入った。 パワーアップ時のボイスは「極上パロディウス」のものと同一。

オプション（1P）				マルチプル（2P）
いつも自機をマネしていた日陰の存在のオプションが、ついに変身能力を身に付けて帰還！ただ、練習中の身とのことで、カンペキに変身することはできないらしい。				「サラマンダ2」で脇役に返り咲きか…と思いきや、オプションにその座を奪われてしまった。ライバル意識はスゴく、オプションが投げ飛ばされると喜ぶもよう。
SPEED UP	KOITSU MODOKI	MICHAEL MODOKI	THUNDER CROSS MODOKI		SONOBA POWER	OH!	SONOBA BARRIOR
スピードアップ（5段階）	前方の広い範囲へのショット	最大9方向へのショット	壁や敵に当たると跳ね返るブーメランショット		装備のパワーアップ（4段階）	装備がリセットされる	全方位型バリア
備考
「グラディウス」「沙羅曼蛇」のオプション装備がプレイヤーとして独立して登場。丸いスライムのような見た目をしており、オプションは青色、マルチプルは桃色である。 こいつの「こいつウェイ」、ミカエルの「ラウンドショット」、ブルーサンダー45号の「ブーメランショット」を装備することができる一方、ミサイルは装備することができない。また、ステージを跨ぐと装備が解けてしまう。 開発中は一定時間で装備が解けてしまう仕様だった模様。 装備無しの状態でパワーアップするとビックバイパー型、ロードブリティッシュ型のオプションが付く。 サンダークロスもどきはパワーアップに応じて最大4つのフォーメーションオプションが付く。

シューティングスター（1P）				ブラックバイパー（2P）
「ツインビーヤッホー！」からのゲスト出演…と言えば聞こえはイイが、実は荒らされた「ふしぎの国」の再建費用を稼ぐための出稼ぎクン。げに強きはメロディ女王なり。				オモテがあれば、ウラがある…というワケで、ビックバイパーの「カゲ」的な存在。ビックバイパーはコイツのおかげで無敵でいられた、という説は、けっこうマジかも。
SPEED UP	AUTO OPTION	WIDE BLAST	SPARK LASER		BLACK POWER	OH!	PSYCHO FIELD
スピードアップ（5段階）	上下1組のオプション	溜め打ちで放つワイドショット	溜め撃ちで放つ極太レーザー		装備のパワーアップ（4段階）	装備がリセットされる	全方位型バリア
備考
シューティングスターは「ツインビーヤッホー！」からの登場、ブラックバイパーは本作オリジナルキャラである。 「ツインビーヤッホー！」でのシューティングスターは敵役として登場する。この当時はツインビーのコンテンツが一番盛り上がっていた背景もあり、ストーリー上でツインビーが出せなくなった代役として抜擢されたと察する事ができる。 それぞれに独立した空中戦の曲が用意されており、シューティングスターは「ツインビーヤッホー！」1面のBGM、ブラックバイパーは「グラディウスIII」の「DEPARTURE FOR SPACE」のアレンジ曲になっている。 オートオプションはパワーアップ1段階目からホーミングショットを撃つようになる。 デモシーン等ではシューティングスターのパイロット、エースが出演する。 「オトメディウスX」7面ではラスボス「ダークフォース」の戦闘騎形態としてブラックバイパーが登場した。

キャラクターの相性

本作では2人同時プレイ時、機体同士が接近すると間にスパークが発生して特殊攻撃が発射される。キャラクターどうしの相性によって以下の通り変化する。

	ロード	トビー	あかね	サンバ	ガブリエル	あいつ	マルチプル	ブラック
バイパー								SP
イワン
ひかる
マンボ
ミカエル
こいつ
オプション
Sスター
相性	効果
	普通の友達関係。多方向にウェーブショットを放つ。
	険悪で仲が良くない関係。前方に貫通ショットを放つ。
	ラブラブな関係。ハート型のホーミングショットを放つ。
	相性は不明で神のみぞ知る。多方向にバウンドショットを放つ。
SP	誰もが知るムフフな関係。貫通するホーミングショットを放つ。

ステージ

ステージ3、4は直前のミッションを達成しているか否かで分岐する（達成時はA、未達成時はB）。

ステージ1：北の牧場 ～北の国からコーンチワ～
道中BGM 原曲（作曲者名） Pastoral March 北海道はどこにある？ここにある！（ゴンチチ） アメリカンパトロール（フランク・W・ミーチャム） ケンタッキーの我が家（スティーブン・フォスター） ボスBGM 原曲（作曲者名） コーンこん狂詩曲 こぎつね（童謡）
備考
北国の牧場を舞台にしたステージ。ツキノワグマ、牛、丹頂鶴など北海道を思わせる敵が多数登場する。 途中に出現する毬藻型の敵は「沙羅曼蛇」に登場する細胞のパロディ。 舞台が朝なためか砲台のペンギンが寝ているので弾を撃ってこない。ステージ後半では山が飛び跳ねて砲台が起きてしまうため、弾を撃ってくるようになる。 ミッションはボスの「コーンチワ」を倒すこと。ボス戦で時間切れになると失敗となってしまうが、意図的に弾を撃たないなどのプレイをしない限り失敗することはないだろう。 コーンチワは跳ねまわりながら大量のポップコーンを飛ばして攻撃してくる。紫ベルを使えば得点稼ぎも可能。 PSP版では道中BGMが「北海道はどこにある？ここにある！」が削除された、新規アレンジに差し替えられた。実は海外版でもこの部分は削除されているのだが、その際使用されたver.とは別のアレンジになっている。

ステージ2：浴場 ～特殊浴場ベルサイ湯「水の滴るいいおところ」～
道中BGM 原曲（作曲者名） 超高速BATH クシコスポスト（ヘルマン・ネッケ） ボスBGM 原曲（作曲者名） ベンキ'n ペンギン ぶんぶんぶん（ドイツ民謡） 剣闘士の入場（ユリウス・フチーク）
備考
「グラディウスII」6面やSFC版「グラディウスIII」7面などの高速面をモチーフにしている。 グラディウスシリーズの高速ステージは後半ステージに入るのがお決まりになっており、この作品においてはまさかの2面という異例事態になっている。後にリリースされたサントラにおいて曲順がステージ順に構成されている中、このステージの曲のみなぜかステージ5の楽曲の前に設定されていた事から本来はシリーズ同様後半に置かれる予定だった可能性を察する事ができる。 ミッションは「コインを300枚集める」こと。ステージ内に配置されたコインは小さいものは1枚、大きいものは5枚としてカウントされる。 ステージ中にはいくつか滝が存在し、自機を下へ押し流す。下の地形に当たらないよう注意。 自機が下に押し流されるギミックは97年の「グラディウス外伝」にも登場しているが、本作（96年）のほうが先である。93年の「ネメシス'90改」にも滝のギミックが登場するが、こちらは触れると死亡してしまう。 中盤にはバスタブが上下に動いているゾーンがある。動くバスタブはもちろんのこと、バスタブから飛んで来る泡にも注意。 バスタブの中には「極上パロディウス」2面のボス、ニール＆イライザが入浴しているものがある。 バスタブ地帯を越えた先の分かれ道では、大きなコインがある方へ向かうと行き止まりに入ってしまう。大きなコインを見かけたら注意。 ボスは「とうとうペンギン」。頭に被った和式便器から敵や泡を飛ばしてくる。倒すと大量のコインを落とすので、ノルマに達していない場合はこれを拾おう。

ステージ3-A：竜宮 ～天女と一緒に昇天よ❤～
道中BGM 原曲（作曲者名） 1・2功夫、竜宮を行く イー・アル・カンフーより 「スタート音楽」「ゲーム中BGM」（東野美紀） ボスBGM 原曲（作曲者名） ラブリー乙姫 イー・アル・カンフーより「スタート音楽」（東野美紀） マイムマイム（イマヌエル・プガチョフ・アミラン）
備考
「イー・アル・カンフー」が元ネタのステージ。水中ステージになっており、一部装備の軌道が変化する。ボス戦の前にこっそりと「イー・アル・カンフー」の主人公ウーロンがゲスト出演している。 ミッションは「天女を200体倒す」。飛んでいる天女を撃つと落下し、それをさらに撃つと天女を脱がせることが出来る。落下させた時と脱がせた時でそれぞれで撃破数が＋1される。天女には当たり判定があるが、落下すると当たり判定が消失する。 「グラディウスII」1面のファイアードラゴンや「グラディウスIII」1面のサンドドラゴンをパロディにした竜が登場する。竜を倒すと中から天女が登場するので、ミッション達成のためには積極的に狙おう。 中盤では巨大な竜が登場し、撃破すると中から巨大な天女が出現する。倒すと5体分の撃破数が稼げる。 ボスは「乙姫」。顔や青竜刀を飛ばして攻撃してくる。また飛び蹴りで自機の左に回ってくるので、右に戻るボスを避けるときに降ってくる青龍刀に当たらないよう注意。 ボスBGMはニコニコ動画において音MADの素材として非常に人気を集めたが、PSP版では著作権の関係からマイムマイムと同じくフォークダンス曲として有名な「コロブチカ」のアレンジに変更された。

ステージ3-B：館 ～奥のあいつにチューいしろ！～
道中BGM 原曲（作曲者名） ちゅーちゅーポルカ Vampire Killer（寺島里枝） クラリネットポルカ（作曲者不詳） ボスBGM 原曲（作曲者名） ようこそ、坊や Poison Mind（山下絹代） ハンガリー舞曲第5番（ヨハネス・ブラームス）
備考
ミッションは「ネズミを100匹以上撃破する」。ネズミの盗賊団を退治するという依頼なので、ステージ内に家電製品などの盗品が存在しており、弾を打ち込むとボーナス点が入る。家電製品でボーナス点が入るのは「マッピー」のパロディと思われる。マッピーはネコの盗賊団をネズミの警官が捕まえるゲームなので、逆の構図になっている。 ボスは「メデューサ」。頭の蛇からは弾速の遅い弾幕、目からは誘導ビームを放ってくる。誘導ビームに当たると、一定時間自機が石化して操作できなくなってしまう。体当たりしてくることもあるので、画面左端でメデューサの肩や目に高さを合わせて回避しよう。 メデューサは首から上あたりしか見えないが、公式イラストでは下半身が蛇になっている。 道中BGM、ボスBGMのイントロには悪魔城ドラキュラ1面のBGM、ボスBGMがそれぞれアレンジされている。ちなみに、悪魔城シリーズではファミコン版初代悪魔城ドラキュラや悪魔城伝説といった様に、作品によっては実際にメデューサがステージボスとして登場している物も存在している。 なお、悪魔城ドラキュラは本作以前にアーケード版がリリースされていた事があるが、同作のBGMはその殆どがアーケードオリジナル楽曲で構成されていたため、このステージで使用された楽曲は結果的に今作でアーケードゲーム初進出となった。

ステージ4-A：倉庫 ～そこの倉庫にねーちゃんが！～
道中BGM 原曲（作曲者名） 「お願い、助けてっ！」 オリーブの首飾り（クロード・モリガン） ボスBGM 原曲（作曲者名） はコンデDANCE オペラ「カルメン」より ハバネラ（ジョルジュ・ビゼー）
備考
ミッションは「さらわれた女の子を50人救出する」。ステージ内にはコンテナがたくさん登場し、ハートマークのコンテナを破壊すると1人救出することが出来る。ドクロマークのコンテナには敵が入っているため注意。？のコンテナはどちらが入っているかランダム。 冒頭にはラブホテルやパチンコ店、ゲームセンターなど歓楽街が広がっている。CLUBならぬCRAB（蟹）という看板も。ちなみに背景に書かれた「愛的酒店 爱丽舎宮」は「ラブホテル エリーゼ宮殿」、倉庫の看板に書かれた「运送」は「運送」の意。 「ゲームセンターUFO」という背景の辺りで、その名の通りUFO型の敵が登場して砲台を設置していく。倒すと「300」という得点が表示されるが、これは「スペースインベーダー」のUFO撃墜時の演出をパロディにしたもの。 ステージ後半には巨大コンテナが出現し、破壊すると巨大な豚が登場する。これは女の子5人分と換算される。自機が撃破された際に再登場する巨大コンテナは4つに分かれ、それぞれから敵が出現するので復活用カプセル源として活用しよう。 ボスは「はコンデクレーン」。下のベルトコンベアにコンテナを落としたり、本体の機銃で攻撃してくる。ノルマに達していない場合はここでコンテナを撃破して稼ぐことが可能。 ボス撃破後に操縦者のペンギンが連射する機関銃の弾には当たり判定がある。 海外版及びPSP版では道中BGMがモーツァルトの「交響曲第40番」のアレンジに変更された。著作権の問題と、海外では「オリーブの首飾り」がコメディ映画「ポリスアカデミー」シリーズでゲイバーのBGMとして毎回使用されていることからそのイメージが付いていることが影響していると思われる。

ステージ4-B：炭鉱 ～炭鉱で談合してるのは、えっ？タヌ公！？～
道中BGM 原曲（作曲者名） THE MOON APPEARED 炭坑節（福岡民謡） 北海盆唄（北海道民謡） ボスBGM 原曲（作曲者名） タヌコーの運命 交響曲第5番「運命」（ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン） アイネ・クライネ・ナハトムジーク（アマデウス・モーツァルト） げんこつ山のたぬきさん（小森昭宏）
備考
MSXの「グラディウス2」3面の遺跡ステージをパロディにしたステージ。柱を壊すと岩盤が落下してくるので注意。 ミッションは「採掘機械を10機壊す」。岩盤で覆い隠されて破壊不可能になってしまうものが多いため、ルートを構築したり、スーパーボムなどのベルパワーを駆使することが重要になる。 ボスは巨大タヌキの「タヌコー」。名前は炭鉱をモジッたダジャレだと思われる。念力で岩を飛ばしたり、美女に変身してハートを飛ばしたりして攻撃してくる。岩に混じって採掘機械が飛んで来ることがあるので、ここで撃破数を稼ぐことも可能。 弱点は顔だが、股間の金玉を撃つとボスの攻撃を止めることができる。

ステージ5：空中 ～楽して稼ぐ。そら、あめーわ～
道中BGM 原曲（作曲者名） Let's sing! リパブリック賛歌（アメリカ民謡） クラリネットをこわしちゃった（フランス民謡） ボスBGM 原曲（作曲者名） ですとろいざキャンディー Aircraft Carrier（コナミ矩形波倶楽部）
備考
ミッションは「コインを300枚集める」。童話「ジャックと豆の木」をモチーフにしたステージらしく、背景には雲上に突き出た豆の木が見える。ステージ2同様、ステージ内にコインが大量に配置されており、一部のコインは無限湧きするため、自機をその位置に合わせ続けておけば大量に獲得することが可能。 前半では壁で仕切られた迷路のような地形が登場する。迷路の中にはフクロウ型の敵が無限湧きする巣のようなものがあり、敵の数が減るとそこから新たに補充される。地形やコインの配置などから「パックマン」のパロディと思われる。 後半では何処にも切れがない壁が登場する。壁にびっしりと配置されている砲台からはどれもベルが出現するため、緑ベルの無敵や、青ベルのスーパーボム（展開時は自機が無敵になる）を駆使して突破すべし。全方位バリアを持つキャラなら、一定速度以上であれば強引に壁を突っ切って抜けることも可能。 ボスは「キャンディーコア」。外側に8個、内側に4個のキャンディーを回転させている渦巻きキャンディー型の敵。回転させているキャンディーから弾を放ってくるほか、内側のキャンディーにコインを配置させつつ、外側へ展開するといった攻撃をみせる。ノルマに達していない場合は、ここでコイン獲得数を稼ぐことも可能。

乱入：ボスオンパレード ～スゴいヤツらが帰ってきた！～
ボスBGM 原曲（作曲者名） カプセル怪獣「カプチーノ」 トルコ行進曲（アマデウス・モーツァルト） ボスBGMだ！ 熊蜂の飛行（リムスキー=コルサコフ） イーグル佐武のテーマ Take Care!（コナミ矩形波倶楽部） ホットリップスのテーマ 天国と地獄（ジャック・オッフェンバック） ゆうこがお相手 前奏曲第7番（フレデリック・ショパン） バレエ「白鳥の湖」より 情景（ピョートイル・チャイコフスキー）
備考
「パロディウスだ！」「極上パロディウス」に登場するボス＋αが再登場するボスラッシュ。2面～5面クリア時のどこかでランダムに登場する。1機でもミスするor時間切れになるとミッション失敗扱いとなり、次のステージに進む。 前の面でミッションを達成していても、この面でミスすると次の面は失敗時のものに分岐する。 パワーアップ設定を「AUTO」にしているとミスしてもその場復活するため、継続してプレイすることが出来る。 1番手は「カプセル怪獣「カプチーノ」」。大量のカプセルを飛ばしてくるが、ランクが高いと機雷も混ざるので注意。 2番手は「キャプテンペンギンノフスキーIII世」。自分の周りでペンギンを回転させ、自機に体当りさせて攻撃してくる。「パロディウスだ！」1面ボスながら、ランクが高いと周りのペンギンが大量の弾を飛ばしてくるのでかなり印象が変わるだろう。 3番手は「イーグル・ワシ・サブノスケ」。接近しての羽根飛ばし、後退した後のリップルレーザーで攻撃してくる。リップルレーザーが「パロディウスだ！」に比べてかなり大きい。 4番手は「ホットリップス」。8体の唇が左右4体ずつに分かれて歯を飛ばしてくるのは「パロディウスだ！」と変わらないが、残り4体まで撃破すると合体して巨大な唇になるという新しいパターンが追加されている。 5番手は「ゆうこ」。カプセル飛ばし、天使を周りで回転させて攻撃、リップルレーザー、8体の天使を左右4体ずつに分けて攻撃、とこれまでに登場したボスのパターンを組み合わせて攻撃してくる。天使が飛ばしてくる矢が非常に見づらいため注意。

6面：寝室 ～なにやってんだよ、このタコ！～
道中BGM 原曲（作曲者名） 最後はハレルヤッ！ 「水上の音楽」より「アラ・ホーン・パイプ」 オラトリオ「メサイア」より「ハレルヤ・コーラス」 （ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル） 「コーカサスの風景」より「曹長の行列」 （ミハイル・イッポリトフ=イワノフ） ボスBGM 原曲（作曲者名） わたしはか・お・り Dark Force（コナミ矩形波倶楽部）
備考
ミッションは「200秒以内にタコスケを捕まえる」。ステージの最後に待ち構える壁コアを200秒以内に撃破すればクリアとなる。 探偵事務所の売上を持ち逃げしたタコスケを追いかけるステージなので、ステージ中にもタコスケが登場する。弾を打ち込むと「いてっ！」などのリアクションはするが、倒すことはできない。 タイマーはミスしても巻き戻らないため、あまりミスすると時間切れになってしまう。それ以前に復活できず積むことが多々あるが・・・。時間切れになるとミッション失敗となり、タコスケが金を持ち逃げするバッドエンドになってしまう。 パワーアップが「AUTO」設定だとミスしてもその場復活するため、時間切れしにくい。 ステージ中に登場するミカエル型の敵を1体倒すと、制限時間が＋10秒される。上下幅の広いウェーブレーザーを放ってくるため、撃破を狙う際は注意すべし。 大量の壁ハッチ、ザブ、無限湧きの敵などから凶悪な弾幕が放たれる。撃たれる前に殺ることを心がけ、無敵やスーパーボム、菊一文字などベルパワーを駆使しなければ突破は難しい。 実質的なボスは、途中に待ち受ける壁コア×5枚。撃破するたびにコア数が増え、最終的には上から下までビッチリ12個のコアが埋め尽くすことになる。それぞれのコアの遮蔽板は壊すたびに撃ち返し弾を放つため、むやみに撃破するととんでもない弾幕に圧殺されてしまう。スーパーボムを放てば一気にすべて撃破することも可能。 ラスボス「かおり」は何も攻撃してこないが、寝返りでタコスケを下敷きにする演出で脚を上げるため、ぶつからないよう注意。

SPステージ
道中BGM 原曲（作曲者名） マニアック・オブ・シューティング 「グラディウス」より Challenger 1985 「サンダークロスII」より Air Battle 「フラックアタック」より Counter Attack 「グラディウスII」より Crystal World 「トライゴン」より Sturdy Wings 「グラディウスIII」より Mechanical Base （いずれもコナミ矩形波倶楽部作曲） ボスBGM 原曲（作曲者名） 私ってセクシィ？ エリーゼのために（ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン）
備考
乱入ステージを含め、全てのステージでミッションを達成すると入ることができるステージ。「極上パロディウス」のSPステージ同様、歴代のコナミSTG曲のアレンジメドレーをバックに膨大な敵と弾幕が襲いかかる。 前作同様にステージ中に登場したザコキャラが強化されて登場する中、コンパクトになったイーグル・ワシ・サブノスケやモアイ戦艦がこのステージのみで登場する。なお、コンパクトサイズのモアイ戦艦はPCエンジン版パロディウスだ！のスペシャルステージにも登場していた。 中盤のクリスタル地帯は、高ランクだと撃ち返し弾がクリスタルから飛んで来るため、無理に撃たずに避けていくのがポイント。注射器型の敵による強襲が怖いので、ベルパワーを活用して切り抜けよう。 ボス前は星形の敵が大量に来襲し、弾幕を張ってくる最後の難関である。タイミングよく上下に避けたり、菊一文字で防御することで切り抜けるべし。撃ち返し弾で弾が更に増えるおそれがあるため、高ランク時には弾を撃たず避けに徹するのも手。 ボスは「セクシー成人」。セクシーな唇を持ち、タイツとハイヒールを履いた星形の敵。自機をホーミングする星型弾、腕を伸ばしてのパンチで攻撃してくる。腕を伸ばし始めたらパンチの予兆なので、画面の上端か下端に避難しよう。 「セクシー成人」は「星人」をモジッたダジャレだと思われる。 このステージを突破すると完全クリアとなり残機ボーナスが入るが、そのボーナスが1機ごとに100万点という全ステージで稼いだスコアをまるごと覆すことができるインフレ設定。そういった事情もあり「スペシャルステージ突入からが本番」と言われることもある。

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関連項目

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