セベク(Sebek)とは古代エジプトにおける神。またはその神を基にしたクトゥルフ神話における神の名前である。
概要
古代エジプトにおけるセベク
セベクは古代エジプトにおいて鰐の姿、もしくは鰐の頭をもった人間の姿をしている神で、古代エジプト人が依存し恐れていたナイル川に潜む鰐が神格化したものだと考えられる。
クトゥルフ神話におけるセベク
セベクは〈クロコダイルの神〉と呼ばれる鰐の顔を持つ人間のような姿をした旧支配者である。
その力はほとんどの旧支配者よりも弱いとされているが、戦士の神として崇拝されている。
セベクはエジプトで崇拝された神であり、セベクの崇拝者は永遠の命、セベクがいつか蘇らせてくれるという約束を信じて崇拝するという。セベクはそんな彼らを護るため、墓を荒らすものに呪いをかけるといわれており、これまでセベクの神官のミイラを発見した者は凄惨な死を遂げている。
セベクはルドウィク・プリンの『妖蛆の秘密/De Vermiis Mysteriis』に記述されている。
他のエジプトに現われる神々(ニャルラトホテプ(Nyarlathotep)、ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)、バースト(Bast)、ケーサウケス(Kthaw'keth)、ケフリ、シャイ=ウート=アブなど)との関係が気になるところである。
セベクは、『セベクの秘密/The Secret of Sebek』や
『暗黒のファラオの神殿/Fane of the Black Pharaoh』(ロバート・ブロック著)などで言及されている。
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