基礎データ | |
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正式名称 | セボルガ公国 Principato di Seborga |
国旗 | ![]() |
国歌 | ラ・スペランツァ |
公用語 | イタリア語 フランス語 |
首都 | セボルガ(Seborga) |
面積 | -(世界第-位) |
人口 | 362人(世界第-位) |
通貨 | セボルガ・ルイジーノ |
セボルガとは、イタリア北西部のセボルガにある自称独立国である。地中海沿岸のボルディゲーラの北東6km、音楽祭で有名なサンレモの西北西7km、標高約517mのところに位置する。
概要
954年の城塞と聖ミカエル教会の設立に始まり、959年にヴェンティミリアのサンミケーレ修道院の修道院長と、レリーノ修道院の司祭たちによって建国された。のちに公国として神聖ローマ帝国に編入されたが、イタリアへ統一されたときにはセボルガ公国の帰属については何も言及されなかった。
しかし、1960年代初頭、セボルガの花卉栽培共同組合長ジョルジョ・カルボーネが、セボルガが歴史上公国として持っていた独立を回復するべきだと主張するようになった。そして、住人の賛成多数により「独立」を宣言するが諸外国はおろか、イタリア政府にも認められず、現在もイタリアの村として認識されている。2009年にはジョルジョ1世が天に召されたので、今後は公国の存在が注目される。
なお、イタリアとの緊張関係は一切無く、住民はイタリア人ライフを満喫しているようだ。そんな彼らの主産業は農業と観光。独立宣言のおかげで観光客が来るようになったんだとか・・・。
セボルガ自治体について
姉妹都市はフランスのレスカレーヌ。主産業は観光と園芸。オリーブや草花の栽培・収穫が盛んである。観光は独立効果により、客が増えたのも事実。その上、過度な商業的開発にさらされていなかったのも観光地としての魅力となり、「公国」の歴史的な中心地域は活気を取り戻している。交通についてはイタリアのインペリア県道57号線、高速道路ではA10のボルディゲーラ、鉄道はヴェンティミリア=ジェノヴァ線のボルディゲーラが近い。
意外と独立宣言って美味しいのかもしれない。
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