セラニポージ(Serani Poji)とは、架空の女性アーティストである。
概要
1999年10月に1stアルバム「まなもぉん」でデビューした謎の女性アーティスト。正体はゲーム『ROOMMANIA#203』のために誕生した音楽ユニットである。しかしデビュー当初はゲームとの関連性が明らかにされていなかったため、まさに謎の存在だった。
2作目までのプロデューサーは福富幸宏、作詞・作曲・トータルプロデュースはササキトモコが担当。ポップでオシャレな曲やデザインが印象的だが、ササキトモコの書く奇妙な歌詞がセラニポージ独特の不思議な世界観であり、魅力となっている。
1stアルバムではCECILのゆきちがボーカルを担当し、ウィスパーボイスのセラニポージ像を表現していた。2ndアルバム以降は東野佑美が新たなセラニポージを表現していた。
2004年9月より冬眠(活動休止)中だったが、2009年10月 MySpaceで新曲『ヒーローたちへ』が公開された。それはササキトモコがプロデュースとボーカルも担当するというささやかな目覚めに過ぎなかったが、待ち望んでいた人々の反響は大きかった。翌11月、ササキトモコのブログ上で新アルバムの制作開始を発表した。
2017年9月21日 東京ゲームショウ2017にて、フリュー株式会社よりPS4用タイトル『project one-room(仮)』が発表され、セラニポージが復活することが明らかになった。ゲーム製作発表から続報がなかったが、2021年1月28日 ゲーム開発中止がアナウンスされた。なお、文中でセラニポージのリリースの可能性は残されていることに触れられている。
2023年12月13日 スポニチ/毎日新聞にて『ぴぽぴぽ』が世界的ブームになっていると記事になった。またブームを受けて1.2倍速の『pipo pipo(Sped Up Version)』が配信開始された。
ROOMMANIA#203との関連性
セガから発売されたゲーム『ROOMMANIA#203』シリーズの主人公が好きなアーティストがセラニポージである。
ゲーム中にセラニポージ自身が登場するわけではないが、主人公がCDを聴いたり、ラジオから流れる音楽に使用されているなど、ゲーム世界と現実世界を結びつけてプレイヤーに現実感を感じさせるエッセンスとなっている。
また、1stアルバム『manamoon』は『ROOMMANIA#203』、2ndアルバム『one room survival』は『ニュールーマニア ポロリ青春』の主人公の置かれた状況や心情を暗示するような歌詞になっているため、『ROOMMANIA#203』を語る上でセラニポージは欠かせない存在となっている。
カバー
歌手 | リリース年 | 曲名 |
---|---|---|
光吉猛修 | 2009年 | EVE |
水瀬伊織 | 2009年 | ラビットパニック |
園崎未恵 | 2010年 | Dear Heroes |
月ノ美兎 | 2020年 | ありふれた毎日の歌 |
関連動画
関連項目
外部リンク
- Serani Poji 公式サイト(2010年~)
- Serani Poji 公式サイト(1999年~2004年)
- Serani Poji (MySpaceのプロフィール)
- project one-room(仮) 公式サイト
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