「ハロー、私はLucky Lou(ラッキー・ルー)と呼ばれたセントルイスよ。
私を見つけて、今日はラッキーだって思わないかな?指揮官くん♪」
セントルイスとは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時のアメリカ海軍所属のセントルイス級軽巡洋艦1番艦CL-49〈USS St.Louis〉をモチーフとしたキャラクター(KAN-SEN)である。
うふふ、指揮官くん、概要を見てるの?
KAN-SEN名 | |
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セントルイス USS St.Louis,CL-49 |
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基本情報 | |
所属 | ユニオン |
艦種 | 軽巡洋艦 |
レアリティ | SR |
CV | 日笠陽子 |
イラスト | 雲桑 |
艦歴 | |
国籍 | アメリカ |
出身地 | バージニア州 ニューポート・ニューズ市 |
造船所 | ニューポート・ニューズ造船所 |
艦級 | セントルイス級軽巡洋艦1番艦 |
進水日 | 1938年4月15日 |
就役 | 1939年-1946年(アメリカ軍) 1951年-1976年(ブラジル軍) |
最期 | 1980年8月24日(沈没) |
備考 | |
常にポジティブで経験豊富な頼りになるお姉さん。指揮官には大人の魅力でアプローチしてくる。
真珠湾を無傷で生還し「ラッキー・ルー」のニックネームを持つため他人には幸運艦として振る舞うが、本人は運だけに頼ってはいけないと思っている。
ユニオンに所属する軽巡洋艦。セントルイス姉妹の姉で、妹はアズレン三幻神の一人と謳われるヘレナ。
日本版では、2017年12月15日のアップデートにて小型艦建造に追加実装された……のだが、その戦艦もかくやというど迫力の胸部装甲や、いかにもお姉さんな雰囲気に、間違って大型艦建造を回した指揮官も少なくなかったとか。ちなみに、排出率の関係で、SRの一本釣りはSSRよりも難しいと言われているのでご注意されたし。建造時間は1時間15分だが、ロイヤルのリアンダー級姉妹やブルックリン級姉妹、そしてヘレナも同じ時間である。この時間が出たら、祈りつつ建造完了を待つか、高速建造材を投下しよう。
また、10-3でもドロップするが、10面はこの時点でのエンドコンテンツ的な海域で行くのさえ容易ではない。しかも海域ドロップもSR艦では狙った艦はなかなか出てくれない。と、まぁこちらも高嶺の花である。冒頭のセリフ通り、彼女に出会えた指揮官はそれだけでラッキーなのである。建造・ドロップのどちらにせよ、入手できた指揮官は大切にしていただきたい。
ちなみに、セントルイス級軽巡はブルックリン級軽巡の改良型で、ホノルルはそのブルックリン級の末妹、つまりセントルイスのすぐ上の姉にあたる。なおゲーム上ではブルックリン級に一纏めにされているため注意。
そんなセントルイスは、ヘレナと同じ青髪(先端に行くにつれて紫になるグラデーションが美しい)をポニーテイルにまとめたヘアスタイル。瞳の色は赤みの強い紫。制服はボディコンである。ものすごい自己主張をしている胸部装甲にばかり目が行きがちだが、等身も高く、魅惑のくびれのウェストからヒップラインへの美しいカーブも必見である。
いかにも年上のお姉さんな雰囲気で、指揮官のことは「指揮官くん」と呼び、余裕のある口ぶりで翻弄してくれる。言ってみれば、「ユニオンの愛宕さん」というイメージ。実務面・精神面・実戦、あらゆる面でヘレナやアリゾナと言った、ユニオンの娘たちのよき姉役を務めている。自分の幸運面を強く自覚しており、それを誇りにしている。だが、同じ幸運艦でも、やや見栄っ張りに見える雪風に対してセントルイスは確かな自信に裏打ちされたものがあり、大人の余裕を感じさせる。
このような魅力で指揮官の間では話題が爆発し、ニコニコの静画も大量に投稿されている。また、MMDモデルも制作されるなど、追加実装からあっという間に人気艦の一つに数えられるようになった。そんな人気にもかかわらず声が実装されていなかったが、2018年5月18日にアップデートでめでたく声がついた。
服装や髪、目の色合いは妹艦のヘレナと合わせていると思われるが、ヘレナの絵師とは違うのにここまで一目で姉妹と判るデザインとは侮れない。そして、一つ上の姉のホノルルとは色違いの双子のようにも見える。実際、中の人一緒だし。
着せ替えとして「春の華」がショップで販売中にゃ。とってもボディラインが魅力的なチャイナ服だにゃ。恒常販売なので、いつでもお店に行けば買えるにゃ。2018年6月21日にはLive2D機能も追加されたにゃ。
2018年12月27日のアップデートで、正月着せ替え「ティプシースノー」が実装された。
肩を大胆にはだけた晴れ着というよりはもはや花魁に近い衣装である。なんだか重桜の大鳳に似たイメージの衣装となっている。現に同日に出てきたロード絵イラストで大鳳と一緒にいるものがあったが、違和感が殆ど無かったりする。いずれにしても期間限定だしLive2Dでえろえろいろいろ動くので気に入った指揮官はショップへいらっしゃいにゃ。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1077817516473253889
2020年5月28日のアップデートで、大陸版3周年記念パーティー着せ替え「Luxury Handle」が実装されている。
どう見てもマクラーレンなスーパーカーに乗って現れた、セントルイスの全然隠せてないドレス姿はLive2Dで動きまくり、ゴージャスでえろえろである。マクラーレンでセントルイスと一緒にドライブしたい指揮官はショップへいらっしゃいにゃ。
さて、2018年の夏のコミケ94に於いて、Yostarの企業ブースから「公式グッズとして」セントルイスの抱きまくらカバーが販売されることになった。その内容は次の該当ツイートを見ていただきたいが…。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1024542849264640000
まさに公式が病気(褒め言葉)。
以下は余談であるが、時々セントルイスを描いた静画や動画に「田園調布に家が建つ」というタグがついていることがある。これは今は亡きコンビ漫才師、星セント・ルイスによる、1980年代初頭に一世を風靡したネタである。まぁセントルイスのボディなら田園調布といわず銀座の一等地でも豪邸が建ちそうだが。
うふふ、幸運だけじゃないわよ(能力・性能)
スキル1:ラッキールー
20秒毎30.0%(60.0%)で発動。8秒間自身の火力、装填、回避が10.0%(30.0%)アップ
スキル2:対空配置
対空射撃時25%で発動。3秒間自身の対空値が20.0%(40%)アップし、火力値が40.0%(20%)ダウン
性能については妹のヘレナとは違い、三幻神のもう一人に数えられるクリーブランドに似た特徴を持つ軽巡。入手難易度の差こそあれ、クリーブランドの代替として使える優秀な艦である。
スキル1は史実艦のあだ名にもなっている「ラッキールー」。これは自身にバフをかけるものであり、3種類のステータスが大幅に上昇する。これにより爆発的な攻撃力と回避力を発揮することになる。レベルが上がる毎に発動確率と効果の倍率が上昇するので、大いに頼りになることだろう。
スキル2「対空配置」は対空能力が上がるが、代わりに火力が低下するという相反するスキル。スキルレベルを上げることで火力低下を押さえることが出来る(完全に無くなるわけではないが)ので、早めに強化することが勧められる。
このようにスキルは自艦強化型なので、シナジー効果を持つ艦と組ませるのが良いだろう。言い換えれば、誰と組んでも強みを発揮できるということでもある。
全てのことは「サイオウホース」…うん……教えてくれたのは誰だっけ…
セントルイス級軽巡洋艦は、ワシントン及びロンドン軍縮条約の条件に従って設計されたブルックリン級軽巡洋艦を小改造したものである(このため、改ブルックリン級とされたり、資料によってはブルックリン級に含められたりする。アズレンでもセントルイスとヘレナはブルックリン級とされている)。わずか2隻のみの建造で打ち切られたのは、アメリカが防空巡洋艦であるアトランタ級の建造に移行したためで、従来の水雷戦型軽巡をやめて防空型軽巡に移った判断は(主に日本との比較で)アメリカの先見の明を現すエピソードとしてよく取り上げられる。
それはさておき、セントルイス級のネームシップ(ブルックリン級とするなら8番艦)である〈USSセントルイス〉は1936年12月10日に起工、1938年4月15日に進水、1939年5月19日に竣工した。艦名はミズーリ州のセントルイス市にちなむ。
余談だが、「セントルイス」という名前自体はフランスのルイ9世のことであり、この王様はカトリック教会から聖人とされたため聖ルイ(英語読みでセント・ルイス)と呼ばれていた。ルイ9世が何故聖人になったかは、色々ときな臭い話になるので省略(まぁ、第7回と第8回の2回の十字軍を起こした張本人というあたりでお察しください)。
竣工後、〈セントルイス〉は大西洋に訓練航海に出るが、そのさなかに第二次世界大戦が勃発。訓練を兼ねて北大西洋を哨戒した〈セントルイス〉は、その後太平洋に出ると、1940年12月から真珠湾を母港として活動していた。
そして、1941年12月7日も、〈セントルイス〉は真珠湾にいた。
ちょうど位置的に最も手前にいたが故に、日本の攻撃機隊は〈セントルイス〉の頭上を越えて、奥の港へと殺到していった。即座に〈セントルイス〉は対空戦闘準備、わずか10分後には対空射撃を行いながら出航、さらに15分後には6インチ砲発射の準備も整えていた。
しかし、湾口にはアメリカ艦を逃がすまいと日本の特殊潜航艇「甲標的」が待ち構えており、そこに出てきた〈セントルイス〉へ魚雷を発射する。しかしこれが運良くそれ、随伴していた駆逐艦の爆雷攻撃で甲標的は撃沈された(余談だが、この甲標的は全5隻が真珠湾に突入、全艦帰らず、搭乗していた9人は大本営発表で九軍神と称えられた。だが、甲標的が座礁したため脱出して米軍の捕虜第一号になった1人については存在が抹消されていた。これが日本軍クオリティ)。
〈セントルイス〉は続いて真珠湾から脱出に成功した軽巡〈フェニックス〉〈デトロイト〉と駆逐艦と共に、真珠湾を攻撃している南雲機動部隊の捜索を行うが、全然見当違いの方向に進んでしまったために見つけることが出来なかった。
こうして、アメリカ的にはズタボロにされた真珠湾攻撃の中、無傷だった〈セントルイス〉は幸運艦と呼ばれ、「ラッキー・ルー」のあだ名で呼ばれるようになる(ルー(Lou)はルイスの略称)。
1942年12月、サンフランシスコでのオーバーホールを終えて〈セントルイス〉は出港。第36.1任務部隊に配属となり、僚艦の〈ホノルル〉〈ヘレナ〉と第21駆逐群と共にソロモンに向かう。
7月6日、クラ湾夜戦では、日本の第三水雷戦隊を相手取り、三水戦旗艦だった秋月型駆逐艦〈新月〉を大破炎上させるが、そちらに気を取られていた隙に忍び寄った駆逐艦〈涼風〉と〈谷風〉の雷撃を受け、任務部隊の旗艦だった妹艦の〈ヘレナ〉が轟沈してしまう。
戦闘後、喪失した〈ヘレナ〉の代わりに、イギリス生まれで当時はニュージーランド海軍所属だった軽巡〈リアンダー〉が36.1任務部隊に配属された。一方の日本側は、この戦闘で〈新月〉と共に第三水雷戦隊の司令部を失うという痛手を受けていた(経験値を持っている司令部を使い捨てにするのが日本軍クオリティであり、これが敗因の一つでもあった)。
〈ヘレナ〉を失うという痛い犠牲を払いつつ、日本の第三水雷戦隊を退けた36.1任務部隊が次に相対したのが、華の二水戦と謳われた、軽巡〈神通〉の率いる第二水雷戦隊だった。7月12日のコロンバンガラ島沖海戦である。
最初の交錯で、探照灯を照射していた〈神通〉に集中砲火を浴びせ、文字通りに真っ二つにするがこのときに〈リアンダー〉が大破して離脱。そして、〈神通〉に集中していたアメリカ軍は、二水戦の真の狙いを看破出来ていなかった。
二水戦配下の駆逐艦は〈神通〉が集中砲火を受けている間に魚雷の二発目を装填し、雷撃を敢行。日本の誇る酸素魚雷の直撃を、36.1任務部隊は受けることになった。アメリカ側にとって運が悪かったのは、戦闘を続けるうちに敵味方が入り乱れてしまい、最新型だったホノルルのレーダーには「いっぱい写ってるけど敵か味方かわからん」という状況になってしまったことだった。とにかく、36.1任務部隊にとっては、突然それは起こった。
〈セントルイス〉の艦首で爆発が起こり、艦首の下がもぎ取られる。〈ホノルル〉も艦首で爆発が起こり、こちらの艦首は下の構造物を失って垂れ下がった状態になった。駆逐艦〈グウェン〉は大破炎上(のちに沈没)、また駆逐艦〈ブキャナン〉と〈ウッドワース〉は混乱の中で衝突事故を起こした。また、最初に大破した〈リアンダー〉もその後復帰することは無かった。こうして〈神通〉と第二水雷戦隊司令部と引き換えに、36.1任務部隊は大損害を受けて撤退を余儀なくされた。
日本側から見れば36.1任務部隊に日本の誇る水雷戦隊が2つも潰されたということになるわけで、戦術的にはともかく戦略的には日本側の被った痛手は小さいものでは無かった。一方のアメリカ側からすれば、1週間足らずで巡洋艦4隻が戦線離脱に追い込まれたわけで、ニミッツ提督などは36.1任務部隊を率いてこの2度の海戦の指揮を執ったエインズワース少将を酷評している。
妹を失い、仲間を失い、それでも〈セントルイス〉の戦いは続く。
1943年11月、修理の終わった〈セントルイス〉は最前線のソロモンに復帰。
1944年2月、上陸作戦の支援のため哨戒任務を行っていた〈セントルイス〉は日本の九九艦爆隊に襲われ、左舷艦尾に爆弾が直撃、爆発する。しかし、このときはそこまで大きな損傷は受けず、すぐに前線に戻っている。
1944年11月27日、スリガオ海峡を哨戒していた〈セントルイス〉に、九九艦爆の部隊が突っ込んできた。いわゆる神風特攻隊である。対空戦闘を行いながら必死に回避する〈セントルイス〉だったが、2機の突入を許してしまい、損傷を受けるが沈むことは無かった。それでもダメージを負った〈セントルイス〉は、母国での修理を余儀なくされる。
1945年3月、ようやく修理が終わってカルフォルニアから出撃した〈セントルイス〉は沖縄に向かい、沖縄上陸作戦を支援し、占領後はそのまま沖縄にとどまった。1945年8月15日を〈セントルイス〉は沖縄の中城湾で迎えることになる。
戦後は、一時中国方面の治安のために活動した後、1946年1月までマジック・カーペット作戦(米兵の本国への引き揚げ)に従事し、太平洋の中部から南西部にいた復員兵を帰国させた。その後1946年2月には大西洋に移動、2月25日にフィラデルフィアに到着して不活性化工事を受けた後、6月20日に制式に退役となった。〈セントルイス〉は第二次世界大戦での功績によって、11個のバトルスターを受賞した。
1950年にブラジルに贈与されることが決まり、不活性化を解除すると共に1951年1月22日にアメリカ軍を正式に除籍となる。同年1月29日ブラジル海軍で新たに〈タマンダーレ〉と改名され、それ以降25年もの間ブラジルで働くことになる。実はアメリカ軍の〈セントルイス〉でいた期間よりもブラジル軍で〈タマンダーレ〉でいた期間の方が長かったりするのだ。
この間の1961年にはフランスとブラジルの間の紛争(通称:ロブスター紛争)に出撃したりしている。
これは美食の国フランスがロブスターをブラジル領海で違法操業していたことが発端となった紛争で、危うく両国の全面戦争になりかけた。特にフランスは美食を守るために当時最新鋭だった空母を中心とした機動艦隊を差し向けたというから穏やかではない。違法操業されていたブラジル側は〈タマンダーレ〉をはじめとしてアメリカやイギリスから譲られた中古鑑ばかりの艦隊で、艦隊行動もおぼつかず、戦闘に入ったら30分で弾薬は尽きるだろうという有様で、現場では戦闘回避を祈っていたとか。結局冷戦時代ということもあってアメリカが「お前ら落ち着け」と和平を仲介し、事なきを得たという紛争である。
そんな〈セントルイス〉改め〈タマンダーレ〉も老朽化のため、ついに1976年に退役。そして1980年には台湾に売却され、スクラップとなることが決まった。そのため、曳航されて台湾に向かったのだが、その途中の8月24日、アフリカ最南端の喜望峰沖で荒天のため沈没という思わぬ最後を迎えることになった。
うふふ、指揮官くん、関連動画に逢う準備をしてちょうだい
うふふ、指揮官くんがパソコンに隠している関連静画、ぜーんぶわ・か・る・わ~
着せ替え「春の華」
ホノルルと一緒に…まさに最大限の乳の圧力。
関連立体を触ると運が良くなるって?そんな話、聞いたこと無いけど?
うふふ、指揮官くんは甘えん坊ね……関連商品を受け取る前に、少しだけここで横になってもいいわよ
セントルイス(アズールレーン)に関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
運は流れるものよ? コミュニティに頼り過ぎは良くないわ
セントルイス(アズールレーン)に関するニコニコミュニティを紹介してください。
うふふ、運と関連項目ならどの娘にも負けないわ!
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