ゼッガーとは、『SSSS.GRIDMAN』に登場する怪獣である。デザイン担当は前田真宏氏。
概要
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※※注意※※ この記事は、SSSS.GRIDMAN 第12回についてネタバレしています。 続きを読む方は注意して下さい。 |
「何か勘違いしているようだねぇ……君自身が怪獣になればいいんだよ」
ゼッガーとは、アレクシス・ケリヴの手によって怪獣と化した新条アカネである。
草花を思わせるかのようなフォルムに、棘皮動物のような意匠を施された手足を持ち、6枚の厚い外殻に覆われた中心部にはこれまた6つの顎を持つ凶悪な顔面が据え付けられている。その植物と海洋生物を掛け合わせたかのような歪な姿は、これまでに登場した怪獣の中でもグロテスクさが際立つデザインとなっており、そこには可憐な少女であった新条アカネの面影は一切無い。
主な攻撃方法は計8本もの腕を用いた物理攻撃と、そこから放出される電撃。また大きな口からは超強力な衝撃波を発する事ができ、その威力は十数棟ものビルを一発で薙ぎ倒すほどである。機動力はヂリバーやナナシBに劣るだろうが、総合的な戦闘力は間違いなくツツジ台に出現した怪獣において最強と言えるだろう。
何もかもが悍ましい怪獣と成り果ててしまった様に見えるが、実はアカネ自身は怪獣の中に囚われた状態になっているため、肉体的には無事である。尤も、内部では無数の白い手によって拘束され、問川さきるを始めとした、自分が殺した人間たち一人ひとりと向き合う事を強いられるという責め苦に遭っていた。
劇中での活躍
度重なる敗北により精も根も尽き果てたアカネであったが、アレクシスのインスタンス・アブリアクションによりゼッガーに変貌、その情動の赴くままに街を破壊し始める。そうしてアカネの悲鳴のような鳴き声を上げながら暴れ回るゼッガーの元に『お前は怪獣じゃない、新条アカネだ!』と言い切りながらグリッドナイトが到着、交戦を開始する。
当初はゼッガーの猛攻に押され気味であったものの、グリッドナイトは諦めることなく何度も食らいつき、遂には他者を拒絶するアカネを象徴するかの様な硬い外殻から顔を引っ張り出す事に成功する。グリッドナイトにより大きく開かれた口はさながら六枚の花びらがくっついた花のようで、更にその真ん中にはデスマスクのような人の顔が鎮座していた。
変身を解いたアンチが即座に内部へ突入し、塞ぎ込んでいたアカネを引きずり出す。それに伴い核を失ったかのように、ゼッガーもまた活動を停止した(少々分かり辛いが、ここいらでOPの最後に映る謎の物体がこいつである事が分かる)。
こうしてツツジ台最後の怪獣は、グリッドナイトによって打倒されたのであった。
しかし……
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関連項目
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