ゼノヴィアとは、石踏一榮著作によるライトノベル作品「ハイスクールD×D」に登場するヒロインである。
スリーサイズは上から87/58/88
本作のヒロインたちの中では中間レベルだが、充分に巨乳である。
概要
青髪のショートヘアーに緑色のメッシュを施している。釣り眼気味のキリッとした顔立ちであり、体つきを見なければ美少年と言っても通用しそうなボーイッシュな容貌である。
しかし出るところはしっかり出た身体は紛れもなく女性。ヒロインの年上組と比べると流石に小ぶり感が出てしまうが、下記の戦闘時ファッションスタイルと相まってむしろ印象に残りやすい。
堕天使コカビエルによる聖剣エクスカリバーの盗難事件をめぐり、教会からエージェントして派遣されてきた聖剣使いの剣士の一人。カトリックに属する敬虔なキリスト教信徒でもある。同じ聖剣使いのイリナは長年のパートナーであり親友。二人が出会った頃(中学生ぐらいの年頃)からゼノヴィアは聖剣使いとしての才覚を現し、「破壊魔」「斬り姫」「神の許した暴挙」とまであだ名されるほどの強力な剣士となった。その頃は髪を長く伸ばしていたが、ある戦いで敵に髪を掴まれてピンチになった経験から短く切り、イリナに言われた「オシャレも必要」とのことからメッシュを入れるようになっている。
日本にやってきた当初は、グレモリー眷属に敵対的態度を取り、特に教会関係者から悪魔転生したアーシアを「魔女」呼ばわりした。「私に斬られて神に断罪されろ」と遠回しに自死を強要することまで発言し、イッセーの怒りを買う。つまり、この時点では最悪の関係であった。
しかし、コカビエルの事件の顛末の結果、彼の言葉から『聖書の神』がすでに死したことを知ってしまい、さらにその門で教会からも異端者扱いされてしまう。二重のショックを受けた彼女は、やぶれかぶれ半分でリアスの誘いを受けて悪魔転生した。階級は「騎士(ナイト)」。この前後、自らの発言を謝罪した彼女はリアスの計らいでイッセーたちの通う駒王学園に転入する。現在ではアーシアや一旦物別れで教会本部へ帰還してしまったイリナとも和解し、3人揃って仲の良い姿を見せて「教会トリオ」と呼ばれている。
悪魔になってから間もなく「強い子を生みたい」という願望をいだき、とんでもない行動に出る。それはプールの倉庫でイッセーと二人っきりになり、自ら水着を脱いで「子作りの練習をしよう!」というものであった。つまり、彼女は教会の戦士として世間から隔絶した生活を送ってきたのでいささか常識と貞操観念に欠けたところがあったのだ。
以後も「子作りの練習相手」としてイッセーに迫るが、悪魔転生後は神に祈りを捧げると頭痛がするなどのダメージを受けてしまう状況をなんとかしようとイッセーが聖天使ミカエルに直談判してくれたことをきっかけに本格的に惚れる。だがその後も事あるごとに「まずは私で女に慣れろ」とイッセーの初体験の相手を狙ったり、他のヒロインといちゃついているのを目撃すると「私も混ぜろ!」と即刻脱衣して参加するなど、ぶっ飛んだ行動は相変わらずである。(アーシアやイリナもそれに引きずられてしまうこと多々)
一見クールな男言葉で話す上にボーイッシュな外観と相まって男女とも生徒間では人気が高い。基本的に頭はよく、状況に合わせた行動ができるが、「考えなくていいときはとことん考えない」つまり、余裕がある時は途端に抜けた面が出るという悪癖と、上記のような思い切りの良すぎる行動力のため脳筋タイプのアホの子と見られがち。
17巻では、なんと、生徒会長に立候補。自分を成長させてくれた大好きな学園に恩返ししたいためだという。そして対立候補を破って見事当選。代わりにオカルト研究部を脱退する形となった。
19巻では、これまでなかった名字がつくことになった。原作者によれば「最初は考えてなかった」「発表の機会がなかった」「ゼノヴィアはゼノヴィア」と半ば設定漏れへの開き直りと取れるコメントが見られたが、めでたく教会の姉的存在である転生天使のグリゼルダ・クァルタとの間で、養子縁組の形で名字を貰い受け、「ゼノヴィア・クァルタ」と名乗ることになった。
22巻にて、イッセーが上級悪魔に昇格して独立すると、アーシア、ロスヴァイセ、レイヴェルと共に彼の眷属としてついていくことを選択。その頃から、リアスへの呼び名も「部長」から「マスター・リアス」へと変わっている。
イッセーとの関係については、レーティングゲーム国際大会「アザゼル杯」予選での試合中で、自らに活を入れる意味も込めてイッセーに「嫁にしてくれぇええええええええッ」と豪快に逆プロポーズ。イッセーもこれを快諾した。
戦闘スタイル
戦闘時は、黒一色のボンデージタイプのバトルスーツを着て、聖剣を振るって力ある限り斬りまくっていくスタイル。彼女の聖剣使いとしての本質は凄まじい切れ味と破壊力を誇る聖剣「デュランダル」の使い手であること。物語登場当初は、デュランダルの力を持て余して周囲を破壊してしまい、文字通り「破壊魔」となってしまうことから、「破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)」を使っていた。
悪魔転生後はデュランダルを本格的に使うようになり、悪魔・教会・堕天使の3勢力和平後はエクスカリバーと合体させた「エクス・デュランダル」を扱うようになる。場合によってはイッセーから借りたアスカロンを使う。必殺技は開幕時にデュランダルのオーラを開放して敵の居場所に叩き込むという「デュランダル砲」(イッセー命名)。ライザーソードだとか断空光牙剣とか言ってはいけない。
イッセーと並ぶパワーファイターである彼女は、テクニカルタイプの木場祐斗とは「騎士」同士よいコンビとなっている。ただ、彼からは度々技術面の不足を指摘されるも「時間をかけて弱点を克服するよりも、長所を伸ばしたほうがいい」という考えを変えていない。
木場の言葉にもなかなか耳を傾けなかった彼女だが、リアスの甥であるミリキャスから「エクス・デュランダル」の機能を使いこなせていないことを指摘されると流石にヘコみ、なんとか小技を組み入れようとする。だが、紆余曲折のはてにたどり着いた結論は…「エクス・デュランダルは解体。デュランダルはそのままで単純に斬るからこそ生きる。そしてエクスカリバーも機能別の使い分けよりも威力を高める」という二刀流であった。まさにゼノヴィアらしいと言うか…。もっとも、エクスカリバーの機能については使いこなすべく努力は続けている。同時に二刀から聖なるオーラを叩き出す新必殺技「クロス・クライシス」に開眼する。
そして、レーティングゲーム国際大会「アザゼル杯」においては発掘された「エクスカリバーの鞘」を得ることになり、その限定的ながらも使用者を不死とする機能で飛躍的な継戦能力の向上を見た。これとイッセーの飛龍を鎧に変化させて装着する「真紅の破壊龍騎士(クリムゾン・ディストラクション・ドラグナー)」との組み合わせで、防御面を充実させつつイッセーチームのオフェンスの核の一つになると言うのが「真・2巻」現在のスタイルとなっている。
ライバル(恋的な意味で)
- リアス・グレモリー
- 姫島朱乃
- アーシア・アルジェント
- 塔城小猫
- 紫藤イリナ
- レイヴェル・フェニックス
- ロスヴァイセ
- 黒歌
- …まだまだ増えるが、私も負けていられないな!よし、イッセー早速子作りだ!
関連動画
関連項目
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