ソウルゲインとは、スーパーロボット大戦シリーズに登場するロボットである。
スペック
概要
初出はGBAのスーパーロボット大戦A。OGシリーズにもほぼ同様の設定で登場する。また、デザインや設定についてはスーパーロボット大戦64に登場したアースゲインから引き継がれたものが多い。以下は基本的にOGシリーズの設定。
平行世界(いわゆる「あちら側の世界」)のテスラ・ライヒ研究所で開発されたスーパーロボット。パイロットはアクセル・アルマー固定であり、主人公及び主人公機を選択できるAや乗り換え可能なOGシリーズでもアクセルしか使用できない(Aでラミア選択時のみ量産され敵のシャドウミラー兵士が搭乗)。女主人公のラミア専用機であるアンジュルグとは対の存在といえる。また、上官であり同志でもあるヴィンデルの専用機ツヴァイザーゲインは本機の予備機をベースにヴァイサーガのパーツ等を組み込んだ兄弟機にあたる。
「あちら側の世界」の連邦軍特殊任務実行部隊「シャドウミラー」によりテスラ研から接収され、以後アクセルの専用機となる。動画等では盗品であるとの指摘が絶えないが、コトブキヤのプラモ解説等によればレモンの技術提供によりテスラ研で開発された原型機をアクセル専用に改修したものがソウルゲインらしく(さらに言えば元々アクセル達のために開発された可能性もある)、OGシリーズでは転移前にアインスト化したキョウスケのアルトアイゼンと互角以上の戦闘をしており、その練度も考えると盗品であるかどうかは微妙なところ。アクセル曰く、「元々俺のものだろう、これは」とのこと。また外伝作品の無限のフロンティアシリーズでは同機の小型版と言えるアークゲインが登場しており、この機体の出自や開発時期と併せて考えると興味深い。
パイロットの意志と動きを機体に反映させるシステム(ダイゼンガー等に採用されたダイレクト・モーション・リンクの亜種)を搭載し、高い追従性を活かした格闘戦に特化している。特にEOTを使用したという情報はないが「ソウルゲイン」の名の通り(アルフィミィ曰く「魂を獲する者」)「気」のような生体エネルギーを増幅、放出する機能があるようで、いくつかの技において使用されている。
機体に固定火器等は搭載しておらず(OG2とOG外伝のみウエポンブレイカーとアーマーブレイカーが内蔵)、聳弧角(しょうこかく)というブレードの付いた拳と肘のみ(連撃の際は蹴りなども)で闘う格闘家のような機体である。そのため四神の名を冠した技(ゲーム上は一応それぞれが武器扱い)で戦闘を行う。また、顔の部分にヒゲのようなブレード状のパーツが付いており、OGシリーズにおいては転移の場所とタイミングも悪かったため連邦軍に異星人のロボと勘違いされ「マスタッシュマン(ヒゲ男)」というコードネームで識別されている。黒歴史を作ったガンダムや世界一有名な配管工とは一切関係ない。
ゲーム中ではアクセルの立場に合わせて敵味方双方から登場する事になる。
Aではアクセルの機体として選択した場合のみ使用可能で、それ以外は敵側となる。アクセル以外が登場している場合もある。
OG2ではシャドウミラー所属の敵側として登場し、向こう側の世界ではアインスト化したキョウスケのアルトアイゼンを足止めし、こちら側の世界でもアルトアイゼンを撃破する活躍を見せたが、同作の終盤で敗北し大破。その後OG外伝にてクライ・ウルヴズにより残存パーツと共に回収され、その最中にアインストの生き残りであるアルフィミィと同化して自己再生能力を得て、彼女とその乗機であるペルゼイン・リヒカイトの依代になった。その後、トーチカ1にてグランゾン等の開発に関わったエリック・ワン博士により修理を受け、開放されたアクセルの意志でアルフィミィと共に独自行動をとる。
それ以降はアルフィミィ共々、味方機として主にゲーム中盤以降に参入することになるが、おおよそ味方機は思えないほど強力な性能を誇り、特に第2次OGではラスボスにすら許されなかったEN回復(小)とHP回復(大)の同時持ちというとんでもないことになっているため、継戦能力は抜群に高い。加えてアクセルがスキル「気力限界突破」「カウンター」「アタッカー」をデフォルトで所有しているため、ザコ敵軍団を相手に無双したり、ボス戦ではアタッカーの他にも援護攻撃を生かしてダメージソースも担える。
なお初期設定で持っていた飛行能力はOG2がリメイクされた際にいつの間にかオミットされてしまったため、CDドラマではペルゼイン・リヒカイトをフライトユニット代わりにしたこともあった。
結局、2OG終了時では性能的にも設定的にも、皮肉なことにアクセルがかつて嫌悪していたアインストに最も近い機体となっている。
なおコクピット内にはパイロットの護身用として「ミズチ・ブレード」という折りたたみ式の装備(ブレードトンファーのような武器)が搭載されている。使用者は現在のところアクセルのみのため、シャドウミラーの標準兵装なのかアクセル専用なのかは不明。
武器(技)は一時期搭載された固定武装以外は以下の5種類。なお、無限のフロンティアEXCEEDにおいてアクセルは全ての技を(ミズチ・ブレードを装備し恐らくアルフィミィの補助もあるとはいえ)気を使う技も含めて全部生身で放っている。どこの戦闘民族ですか…
武装・必殺技
- 青龍鱗
腕から「気」のようなエネルギーを放つ。かめはめ波のような技 - 玄武剛弾 / 玄武金剛弾
腕を高速回転させながら打ち出すいわゆるロケットパンチ系(一番似ているのはスパイラル・ナックル)の技。マジンガーZと共演したAでは記憶喪失時のアクセルも「ロケット・ソウルパンチ!ってな!」などと言っている。アニメOGINにおいては初回の戦闘で右腕を損失し、その後改修を受けて右腕のみブレードが金色の「玄武金剛弾」へ強化された。なお、この初回で失った右腕は最終話で重要な役割を果たす。2OGではこの設定が逆輸入され、最初から玄武金剛弾となっている。またアニメ最終話のみ、破壊された左腕へ先に撃破されたツヴァイザーゲインの腕を装着している(技としては未使用)。こちらは2OGには採用されなかった。 - 白虎咬
両腕にエネルギーを集中させ敵の懐で放つ技。連続エネルギー弾のような演出もある。 - 舞朱雀
超高速で分身に近い状態となり肘のブレードによる連撃を行う技。シャドウミラーの元祖増えるワカメ - 麒麟
リミットを解除してフルドライブ状態で行うソウルゲイン最強の技。演出は作品により異なるが、複数の技を連撃で繰り出し昇竜拳のようなモーションでトドメを刺すのは共通。Aではアンジュルグのファントムフェニックス等と同じくアクセルがレベル20になると使用可能になる。トドメ時の「でぃぃぃやっ!!」の掛け声が人気。2OGからは機体各所の緑色の球状パーツが大蟲の攻撃色アインストのように赤くなる演出が追加された。
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関連項目
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