ソニーモバイルコミュニケーションズ(Sony Mobile Communications)とは、携帯電話端末メーカーである。
旧社名は「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(Sony Ericsson Mobile Communications)」
概要
元々はソニーとスウェーデンのメーカー・エリクソンの折半出資により設立された会社で、登記上はスウェーデン・ルンドが本社所在地だが、実質的にはロンドンに本部機能がある。
現在の世界シェアはノキア、サムスン、LG、アップル、RIMに次ぐ第6位。
海外ではソニーの「ウォークマン」や「Cyber-shot」のブランド力や個性的な端末などで業績を上げているものの、日本市場では世界的に類を見ない高機能化などもあって苦戦している。最近まではauにのみ端末を提供し、ドコモ向けはSO906i・SO706iを最後に休止していたが、2010年4月にドコモへAndroid端末「Xperia」をPROシリーズではなく独自ブランドで投入した。
「くるくる・ピッピ」な「+JOG」などを採用したりするので同社端末にはコアなファンが多い。
一度はソニー本社から「その域に達していない」と却下されたゲーム機スマートフォン、Android OS端末機「Xperia play」の開発に成功、2011年2月13日に正式発表され2011年秋にNTTドコモから発売される。関連リンク
ソニー側がエリクソンの保有する全株式を買い取る形での合弁解消・完全子会社化の検討がなされていることが判明した際に関係者は否定していたが2011年10月27日にエリクソンが保有株をソニーに売却する事が判明し、ソニーの完全子会社化が決定。2012年2月にソニーの完全子会社となり社名は「ソニーモバイルコミュニケーションズ」となった(※なお、スマートフォン・タブレット市場は両者の結びつきを強めて展開しているアップル・サムスンが躍進しているが、ソニーグループではXperiaをソニエリ、タブレット端末をソニーが開発するという互いに独立した体制を取っていた) 。
本社機能は引き続きイギリス・ロンドンに置かれている。
日本で販売された事のあるブランドケータイ
- BRAVIAケータイ
- SO903iTV・SO906iなどが該当する。ワンセグ端末にBRAVIAの技術を使用している。
- ウォークマンケータイ
- 日本ではauで販売しているが、同社端末の音楽機能の技術はウォークマンの技術である。
- Cyber-shotケータイ
- 日本ではSO905iCSで初登場。以降はau端末にこの冠が付く。
- FOMA STICK
- 同社初のFOMA端末であるSO902iの事。
- premini
- pre1mierとminiという単語を組み合わせた造語。該当機種はドコモのmova端末の一部。
- Xperia
- スマートフォン。Android対応端末であり、日本国内では2010年7月末までに35万台を売り上げた。詳しくはXperia参照。
関連動画
関連項目
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