ソフトウェアトークとは、ソフトウェアで作成された音声で読み上げ(実況・解説・会話劇等)を行ったコンテンツまたは音声合成読み上げソフト全般をメーカー・ブランド・キャラクターといったソフトウェア間の垣根なく指し示す言葉として、ニコニコを中心に提唱されている単語である。
概要
VOICEROIDやCeVIOを始めとした音声合成読み上げソフトを使用した動画には「ソフト名+ジャンル」(VOICEROID実況、CeVIO劇場など)のタグをつけることが定着している。
ただし、この方法はソフトが増えるたびにタグが増加することや同ジャンルの動画をソフト間横断しての検索がしにくいといった問題点・不便さが前々から指摘されており、既存タグとは別に複数の音声合成読み上げソフトを含む総合タグの創設を求める声が以前から発生していた。 [1]
また2021年以降、AI技術の発展などもあって音声合成読み上げソフトの数と種類は一気に増加。タグについての論争も混迷を極める。
- 詳細についてはこちらを参照。 ⇒ 「VOICEROID・CeVIO・AITalk系動画タグ問題」
そんな中、新たなタグ統合案として、現在提唱されている総称およびタグが「ソフトウェアトーク」である。
歌声合成で利用されている「ソフトウェアシンガー」に対応する単語であることが新規名称案の中でも優位な点と言える。なお「トーカー」ではなく「トーク」である理由としてはもともと音声合成読み上げソフトに○○トークという名称のソフトが多々存在していることが理由の1つであると考えられる。
ゆっくりやトークロイド等の動画は含まれる?
ゆっくり(AquesTalk)、トークロイド(VOCALOIDで疑似的に読み上げや会話を行ったもの)等の動画がソフトウェアトークに含まれるかについてであるが、これについては
- もともとVOICEROIDやCeVIOなどを主とする界隈から求められた単語である点
- 過去にテキスピ(TTS)等が読み上げ系音声合成総合タグとして議論された際、ゆっくりを含むことが普及の阻害材料として働いたこともあり、対象範囲を限定的としたタグを求める声が一定数存在してきた点
といった理由もあり、「単語の意味合いとしては含まれるがタグの実運用上においては主流ではない」という見方が今のところ強く、ソフトウェアトークのゆっくりボイス、トークロイド動画単体でのタグの利用は現在において限定的に留まっている。
しかし、ソフトウェアトークという単語自体まだまだ普及途中の言葉であり、タグの最終的な方針・方向性というものは利用者自身らによって決定づけられるべきものである。現状においてゆっくりやトークロイドの「ソフトウェアトーク」タグ使用はいずれも明確に禁止されているものではなく 、タグの指し示す範囲/解釈はそれぞれの動画の投稿者に委ねられている。 [2]
問題・注意事項
ボイス系(トーク系)ソフトの動画タグは現在の段階でも乱立しているため、まとめ系のタグを歓迎するユーザーもいるが逆にまとめタグを好まないユーザーもいるため、「ソフトウェアトーク」という単語の利用の判断は各々自由に選択されるべきである。
タグ運用においては基本的に既存の「ソフト名+ジャンル」のタグ等との併用(追加)が想定されているが、複数のソフト名称タグの使用数圧縮などを目的とした既存のソフト名タグからの脱却、完全な置き換え、等のタグの利用方法及びその判断は個々の投稿者自身の手に委ねられる。
しかし、(投稿者がつけたか視聴者がつけたかに関係なく)動画についていた既存のタグを消去して新たにこのタグを貼って浸透を試みる行為が行われているケースがあり、問題となっている。
上記の通り本来はユーザーが選択するものなので、視聴者が既にある動画のタグを消してまでこのタグを追加したりすることはトラブルの元である旨、十分留意すること。タグ利用の是非は強制する事なく投稿者の意思を尊重し、当面においては投稿者自身によるタグロックでの運用を推奨する。
関連項目
脚注
- *他ジャンルに例えていうなら「東方」や「アイドルマスター」という総合タグが無く「東方紅魔郷」「東方地霊殿」「シャニマス」「デレマス」といった個々のソフトそれぞれに個別でジャンルタグが乱立している状態、と言えば分かって貰えるだろうか
- *(東方キャラ由来の「ゆっくり」単体動画は含まれないが、他の読み上げソフトと併用するに当たってはその限りではない・トークロイドに関しても歌唱ソフトと読み上げソフトを兼用するソフト・キャラは既に複数あり、ソフトの種類ではなく動画内での用途で分類されるのが実際の検索上においては適切であろう~等)
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 33
- 0pt