ソユーズとは、ソ連によって開発された有人宇宙船である。ソユーズとは、ロシア語で「団結」を意味する。
概要
旧ソビエトによって開発され、現在のロシア連邦に受け継がれた宇宙船。
乗員は2名もしくは3名。軌道船・帰還船・機械船の3つのモジュールで構成され、地上に戻ってくるのは帰還船のみである。
元々は月面着陸計画のための宇宙船として設計されたが、ソ連の月面着陸プロジェクトが中止されるのに伴って主に地球軌道周回を目的とした利用がされるようになった。アメリカのアポロ宇宙船とドッキングしたこともあり、大きな話題となった。
その後の改良も続けられ、ロシアの宇宙ステーションだったミールの人員交代や、2011年に完成したISS(国際宇宙ステーション)の人員交代などに使われている。また、緊急時の脱出船として常にISSに常備されているなど、1960年代から現在まで長く使われる宇宙船となっている。
アメリカのスペースシャトルが引退した2011年から、民間宇宙船クルードラゴンが試験飛行でISSへのドッキングを達成する2020年まで、唯一の定期的に人間を宇宙へ往復させる手段となっていた。もちろん、この間は日本人宇宙飛行士も何度もソユーズを利用している。
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