ソーシャルVR(Social VR)とは、VR機器が使える3DCGのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の総称である。のちにVR非対応サービスと一緒にメタバース(Metaverse、仮想世界)と呼ばれるようになった。
概要
2016年以降、ヘッドマウンドディスプレイ(HMD)が一般消費者に普及しはじめ(日本ではVR元年としている)たのを契機にそれらVR機器を活用するソフトの一つとして開始されたWebサービスである。代表サービスはVRChat(VRC)。
歴史
- 2012年 Oculus Riftのプロトタイプが公開される
- 2013年 AltspaceVR社設立
- 2013年 Oculus Rift Developer Kid1リリース
- 2014年 VRChat社設立
- 2014年 米LindenResearch社、SecondLifeのVR機器対応ビューア開発計画「Oculus Rift Project Viewer」を開始[1]
- 2014年6月 仮想空間サービス(メタバース)SecondLifeを運営する米LindenResearch社が次世代サービスを計画していることをブログメディア「New World Notes」が報じる
- 2015年5月 AltspaceVR社が「AltspaceVR」を公開
- 2015年5月5日 LindenResearch社、次世代サービス開発計画「Project Sansar」を発表
- 2015年7月 クラスター社設立
- 2016年2月 クラスター社、「cluster」サービス開始
- 2016年4月5日 台湾HTC社&米Valve社(Steam運営)が共同開発したHMD「HTC VIVE」リリース
- 2016年7月7日 LindenResearch社、SecondLifeのVR機器対応ビューア開発計画「Oculus Rift Project Viewer」を断念[2]
- 2017年2月1日 VRChat社のVRChatが早期アクセス版としてサービス開始
- 2017年7月 Project SansarがSansarをオープンベータ版としてサービス開始
- 2017年10月 Microsoft社がAltspaceVRを買収
- 2018年4月 ドワンゴとインフィニットループが「VirtualCast」(バーチャルキャスト) サービス開始
- 2018年7月 バーチャルキャスト社設立
- 2018年12月 ピクシブ社、3Dアバターの連携プラットフォーム「VRoid Hub」サービス開始
- 2019年2月 バーチャルキャスト社、3Dアバターなどの連携プラットフォーム「THE SEED ONLINE」サービス開始
- 2019年5月 Facebook社、スタンドアロンHMD「Oculus Quest」リリース
- 2020年11月 DMM社、3Dアバターの連携プラットフォーム「DMM VR Connect」をオープンベータ版としてサービス開始
- 2021年1月 DMM社、「DMM Connect Chat」サービス開始
関連項目
- VRChat
- VirtualCast
- Sansar
- THE SEED ONLINE
- 株式会社インフィニットループ
- pixiv
- DMM.com
- バーチャルリアリティ
- SNS
- メタバース
- レディ・プレイヤー1 - 2018年4月公開のVR空間を描いた映画。監督はスティーブン・スピルバーグ。Sansarの開発会議に関連資料があったとされ、早期オープン後インテル社とHTC社の提供による映画の一部シーンを再現したPRエクスペリエンス(ワールド)が設けられた。
脚注
- 2
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