銃によるチーム戦のバトルロイヤル。
これが“もう一つのSAO”――
『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』とは、電撃文庫刊の時雨沢恵一によるライトノベルである。挿絵は黒星紅白。原作は川原礫のライトノベル「ソードアート・オンライン」で、川原礫は本作の監修も務める。
正式名称は上記のとおりだが、動画タグは「ガンゲイル・オンライン」もしくは「GGO」が一般的である。
概要
「ソードアート・オンライン」5~6巻「ファントム・バレット」編に登場したVRMMORPG「ガンゲイル・オンライン(GGO)」を舞台としたスピンオフ小説である。
とは言え、原作の世界観や用語は本作中で丁寧に説明されるため、SAOをまったく読んでいなくても充分楽しめる。
ちなみに作中年月は3巻までが2026年の1~4月であり、原作7巻「マザーズ・ロザリオ」と同時期に当たる。4巻からは2026年の6~7月であり、原作の「アリシゼーション」編とほぼ同時期と見られる。これらの事から分かるように、本作にはキリト等原作の主要人物は話題程度にしか登場しない。(GGOに深く関係する人物はちょっとだけ出てくるが)
時雨沢恵一はこのファントム・バレット編の大ファンであり、いつかGGOの二次創作を書きたい(そして出来れば黒星さんのイラスト付きで電撃文庫から出したい)と願っていた。原作のアニメ二期で同編がアニメ化される際、ガンマニアとして著名な氏は同アニメの銃器監修を務め、その縁でこのスピンオフ企画が実現することとなった。
そのガンマニア振りは本作でも遺憾なく発揮され、3巻約1300ページの分厚い本文には原作(小説)の3倍以上の名銃・珍銃が丁寧な描写付きで乱舞。さらに3巻巻末には銃器イラスト担当の秋本こうじ氏(『キノの旅』の「フルート」デザイン)の挿絵付きの解説まで付いてくる。
また、この小説の魅力は銃器描写だけではない。
本作のテーマは原作でもあまり扱われなかった「チームバトル」であり、主人公達はもちろん、主人公以外のチームのドンパチ――ゲームならではの血生臭くない、しかし激しい殺し合いが活き活きと描写されている。
「ゲームであって、遊びである」、いわば本来のガンゲイル・オンラインの姿がここにある、と言っても過言ではないだろう。
読者からの愛称は「イカジャム」。作者もこの呼び方を使用している。由来は後述。
pixivなどでは「SAOAGGO」の略称も使われている。
また電撃マオウにて2015年12月号より2021年3月号までコミカライズが連載された。作画はたもりただぢ。単行本は全4巻。
2018年4月よりテレビアニメ化決定! TOKYOMX/BS11他で放映。
ガンゲイル・オンラインとは
本作のスクワッド・ジャムの舞台であり、原作ソードアート・オンラインの『ファントム・バレット編』、ゲーム作品の『フェイタル・バレット』の舞台でもある。シノン(SAO)が主役となるVRMMORPG(FPS)である。
運営しているのはアメリカの企業である『ザスカー』。SFのような世紀末感のある唯一のVRMMOであり、日本で展開されている。TPSが好きなプレイヤーや、ガンマニアにとってはまさに夢のような舞台。仮想世界ではあるが、実在する銃を手に取り、人々が撃ち合う様はリアルに負けず劣らず。中にはプロフェッショナルである、自衛隊員や猟師もいる。また、このVRMMOは公式RMTとリアルマネーが換金可能なため、プロゲーマーとして活用して資金を稼ぎ、生活をしている者が多数いる。トッププレイヤーであると、月に20万円以上を稼ぐ猛者もいるらしい。
そしてこのVRMMOはフィールド等において無制限にPKすることを推奨している。もし、フィールドでプレイヤー同士が偶然に出逢ってしまった場合は、問答無用で撃ち合いが強制スタートされるといった流れになる。非常に刺激の強いVRMMOであるため、時間と、良い意味で労力の掛かるハードなものとなっている。
あらすじ
183cmの高身長がコンプレックスとなり、人付き合いのない灰色の学生生活を送っていた女子大生・香蓮は、ある日「別の自分になれる」VRMMOに出会う。
スクワッド・ジャム(1巻)
荒廃した銃の世界《ガンゲイル・オンライン(GGO)》で150cmにも満たないチビのアバター「レン」となった彼女は、思う存分GGOの世界を楽しみ、ゲーム内で「ピトフーイ」という友人も出来た。
ある日ピトフーイから、GGO初のチームバトル大会《スクワッド・ジャム(SJ)》が開催される、という話を聞く。
リアル都合で参加できないピトフーイに代わってSJに参加することになったレン。チームメイトはたった一人、「エム」という名の大男だった。
セカンド・スクワッド・ジャム(2~3巻)
第一回SJ終了後、色々吹っ切れてリアルでも友人の出来た香蓮は、ひとまず満足してしばらくGGOから離れていた。間もなく第二回SJが開催されると聞いても出場意欲を持てない彼女だったが、その直後、ある人物とリアルで遭遇する。
「第二回SJ終了後、人が死にます」
その人物からそう聞かされた香蓮――レンは、「フカ次郎」こと親友の美優を誘い、またしても2人チームで第二回SJに参加する。
目的はただ一つ。満を持してSJに参加するピトフーイを、この手で殺すこと。
サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス(4~5巻)
第二回SJも終わり、やりたい事はやり切ったと満足した香蓮は長いことGGOにログインしていなかった。だが7月に早くも第三回SJが開催されると聞かされ、ライバル達との本気の再戦の約束をダシにされて参加することになる。
かくして結成されたレンとフカ次郎、ピトフーイ、エムのドリームチーム。しかし彼女たちを決勝フィールドで待っていたのは、無名チーム連合軍による包囲網だった。
さらに第三回SJには、生存チーム数が一定以下になった時に発表される「特別ルール」が追加されていた。辛くも包囲網を切り抜けたレン達に、過酷な特別ルールが明かされる。
主な登場人物
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これより先の項目はネタバレを含んでいます。 [ネタバレ]で囲んだ部分を反転すると内容が表示されます。 |
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「ファントム・バレット」記事の用語説明も参照して下さい。 |
レン(LLENN)/[小比類巻 香蓮(こひるいまき かれん)]CV.楠木ともり
本作の主人公。全身をデザートピンクの衣装に包む、150cmにも満たないちびっ子のアバターを駆るGGOプレイヤー。イラストでは、頭のニットキャップはウサ耳付き。
リアルでは東京で一人暮らしの女子大生。北海道の裕福な家に生まれた2男3女の末っ子で、高卒時点で183cmにもなる高身長がコンプレックスになり、人付き合いが苦手。
「別の自分を楽しめる」VRMMORPGを知り、色々なタイトルをコンバートで渡り歩いた結果、初めて気に入るアバターを引いたのがガンゲイル・オンラインであった。
その後はバーチャルチビを楽しみつつまったりとモンスター狩りを楽しんでいたが、ひょんな事から対人戦の快感に目覚め、一時期PK行為にハマっていた。
それでも積極的に他人と戦う気はなく、BoB等の対人戦の大会にも興味はなかったのだが……
「小さいんだから機敏に動けるようにしよう」と成長はAGI(敏捷性)を重視した結果、人智を超えた俊敏さを発揮するようになる。
狙撃は苦手だがスナップショット(正確な狙いを付けずに早撃ちする技術)が得意で、好みの銃はサブマシンガン。
P90の外見に一目で惚れ込み、「ピーちゃん」と名づけてピンクに塗装し愛用する。
[また、エムに使い方を教わったコンバットナイフをサイドアームとする。鍛錬の結果、第二回SJの頃には距離3m程度の敵なら一瞬でナイフキル出来るようになった。まさにボーパルバニー]
ピトフーイ(Pitohui)/[神崎 エルザ(かんざき―)] CV.日笠陽子
使用銃器:多種多様
レンが初めてGGO内で作った友人。褐色の肌に煉瓦色のタトゥーを施し、サイボーグのように引き締まった長身の体を持つ美女のアバター。
GGOはサービス開始時から、それ以外のVRMMOもずっと以前からプレイしているベテランゲーマーであり、アバター性能もプレイヤースキルもレンを圧倒する。
リアルでは相当裕福かつ多忙らしく、その豊富な装備はほとんどRMTで入手したもの。
一見すると陽気で気のいいお姉さんだが、性格に多大な問題を抱えている。
[彼女のリアルは、香蓮や美優も大ファンである新進気鋭の人気シンガーソングライター、神崎エルザ。小柄で妖精のような容姿に、透き通るような声を持つ癒し系の歌手として知られるが、その本性はピトフーイそのままのサディスト。そして可愛いと思ったら男女構わず食ってしまう両刀であり、香蓮はエルザに初めてを奪われてしまう。
自身の所属事務所を経営する実業家でもあり、エムのリアルこと豪志は部下兼恋人兼サンドバッグである。
実はエルザはSAOのβテスターであり(そこで某黒の剣士と対戦経験があった模様)、正式サービスも当然初日からログインするつもりが、どうしても外せない大事な用事(歌手としてのオーディションか?)の為泣く泣く諦めていた。
結果として彼女はデスゲームに囚われずに済んだのだが、常々生死をかけたゲームに憧れていたエルザは喜ぶどころか大荒れに荒れ、さらに2年後SAO事件が解決した際、デスゲームの中でPKが行われていたという噂を聞いて再び荒れた。彼女はこの鬱屈を仕事に込め、歌手として大成するのだが、デスゲームへの憧れを捨てきれなかった為に、第二回SJの参戦にあたり、エムを巻き込んで大変な暴挙に出る。
SAOでの得物は片手剣+盾だったようで、満を持して参加したSJでは光剣《ムラマサF9》を振り回して大立ち回りを演じる。]
エム(M?)/[阿僧祇 豪志(あそうぎ ごうし)] CV.興津和幸
ピトフーイの知人で、第一回スクワッド・ジャムにおけるレンのパートナー。アバターは190cm近い強面マッチョの大男だが、物腰は静か。
ピトフーイとはリアルでもかなり近しい仲らしく、エムは彼女に頭が上がらない。
銃器や戦闘の知識に非常に明るく、狙撃の技量が高い。さらに、地形の記憶能力にも優れており、レンは「エムはマップのM」と推測した。
[リアルでは175cm程の細マッチョのイケメンであり、香蓮にリアルで遭遇したときは壁ドンが辛うじて成立した。
学生時代、ピトフーイ(のリアル)に一目惚れして彼女のストーカーとなったが、バレて暴行される。その後は公私に渡りピトフーイの下僕として振り回され、人生が滅茶苦茶になるが、本人は
「美しい女性の側にいて役に立てるのなら、男冥利に尽きる」と受け入れてしまった。我々の業界ではご褒美です。
現在は「社長」を務めるピトフーイの部下であり、私生活では彼女の恋人でもある。]
フカ次郎(Fukaziroh)/[篠原 美優(しのはら みゆ)]CV.赤﨑千夏
香蓮の高校時代からの親友。香蓮のことは「コヒー」と呼ぶ。作中では道内の大学に通う大学1年生。
口が上手く人当たりの良い、お洒落な女子大生だが、重度のVRMMO廃人である。香蓮がVRゲームを始める時から色々とアドバイスを授ける、師匠とも言える人物。
現在は主にアルヴヘイム・オンラインで遊んでいる。種族はシルフで、11連撃OSSを編み出した最強剣士ほどではないものの実力は高く、レア武器所持や変な名前も相まって有名なプレイヤーらしい。
(この変てこなアバターネームは亡くなった愛犬の名前である)
香蓮の要請を受け、第二回SJに出場するためGGOにコンバートしたフカ次郎のアバターは、レンに匹敵する程のチビっ子の金髪美少女となった。だが廃プレイヤーのコンバートの為、敏捷性と器用度以外のステータスはレンより遥かに高い。
裏ショップに並んだMGL-140グレネードランチャーの外見に一目で惚れ込み、二挺購入して高い筋力に任せて二挺持ちする。長い金髪を細く削ったナイフを簪にして纏めるなど、GGOでもお洒落スキルを発揮する。
スクワッド・ジャム(Squad Jam/SJ)
GGOで開催されたチームバトルロイヤル大会。第三回BoB(バレット・オブ・バレッツ)決勝戦で起こった、とあるプレイヤーの即席タッグを見て興奮したある人物が、運営会社のザスカーに打診しスポンサーとなることで実現した。
ちなみにこのスポンサー、リアルでは50代(2026年当時)の病的なガンマニアで、銃が出てくる小説ばかり書いてる小説家とのこと。一体誰沢先生なんだ……。アニメ版第3話のクレジット表記は「銃が出てくる作品ばかり書いている小説家(CV:時雨沢恵一)」とまんま。
スクワッドは「分隊」、ジャムは「ごちゃ混ぜ」という意味。ピトフーイから話を聞いたレンは最初「イカのジャム」と勘違いする(イカはスクイッド)。
転じて、この作品シリーズの読者の間での愛称も「イカジャム」となっている。
ルールは概ねBoBに準拠するが、チーム戦ということで異なる部分も多々存在する。
- 参加には最少2名、最大6名のチームが必須。
- メンバーリストの1番目のプレイヤーがリーダーとなり、戦死すると2番目以降に繰り下がる。全滅したら敗退。
- フレンドリーファイア有り(誤射も誤爆も通常通りダメージになる)。
- リーダーだけが降参できる(チーム全体の降参となる)。
- BoBでは禁止アイテムだった通信アイテムが、チーム内通信に限り利用可能。
- サテライト・スキャンの間隔が15分→10分、スキャンにはリーダーの位置しか映らない。
- 死亡したキャラクターは試合終了まで死体のまま待つ必要はなく、10分後に待機所へと戻る。
- 第二回以降の予選は1vs1のチームデスマッチ一発勝負で、勝利チームと、敗北チームからの敗者復活で決勝進出枠を埋める。
第一回スクワッド・ジャム
2026年2月1日に開催されたスクワッド・ジャムの(第一回)大会。首都SBCグロッケンの総督府を貸し切りで使ったBoBとは異なり、会場は首都の一角にある酒場。
レン達を含む23チームが参加した。第3回BoB本戦人数は30人であることを考えると、小規模な大会である。
優勝賞品は「スポンサーの作家の著作20冊セットサイン入り」であった。正直欲しい。
主な参加チーム(一部は第二回にも参加)
《LM》
リーダー:レン
使用銃器:P90、M14EBR
第一回SJのレンとエムのチーム。チーム略称の意味もそのまま「レンとエム」であろう。
機動力に優れたサブマシンガンナーのレンを囮にするためリーダーとしており、作戦立案などの実質的なリーダーはエムが務める。
《ZEMAL》(全日本マシンガンラバーズ)
使用銃器:FN MAG、M240B、M60E3、ミニミ、ネゲヴ
全員がマシンガンを愛し、マシンガンのみを使用する5人チーム。マシンガンを一杯撃てればそれで満足で、戦術どころかサイドアームすら持たないため対人戦にはやたら弱い。
BoBは予選を突破できず、予選のない第一回SJに「15分は生き残ろうぜ!」と意気揚々と参戦したが……
黒覆面のチーム(正式名称不明)
リーダー:名前不明([階級は二尉])
使用銃器:FN FAL、M24
揃いの黒と焦げ茶の迷彩、そして目出し帽を被ったチーム。四人一組の別働隊をリーダーとスナイパーが遠くから支援するという、高度に統制の取れた動きを見せる。エムは警察の特殊部隊か自衛隊、要するに戦闘のプロであると推測する。
[その正体は、航空自衛隊・百里基地所属の基地警備隊員であった。SJには訓練の一環として試しに参加したようだが、リーダーの二尉は着弾予測円等のゲーム的要素が訓練の邪魔になると評価した模様。第二回SJには参加しなかった。]
《MMTM》(メメント・モリ)
リーダー:デヴィッド
使用銃器:ステアー STM556、ARX160、G36K、SCAR-L、HK21
ドクロのエンブレムを付けた6人チーム。「一糸乱れぬクリアリング」「ゲーム中の乗り物は全て乗りこなせる」「どの戦場でも戦えるように柄の違う迷彩ポンチョを複数準備」「小銃の口径を揃え、味方が弾薬補充出来るように背中に予備マガジンを付ける」というような、徹底したガチプレイヤーである。戦いに集中するため、女は眼中にない。(そもそもGGOでは女性プレイヤーは希少なのだが)
リーダーは第三回BoB本戦にも出場経験のある凄腕で、腕試しに参加したSJに思いの外ハマっていく。また、過去にピトフーイと組んだことがあるため、彼女の本性をよく知り、警戒している。
《SHINC》([新体操クラブ])
リーダー:エヴァ
使用銃器:ドラグノフ、PKM、ビゾン、ストリージ、[VSSヴィントレス]、[PTRD1941]
ソビエトロシア製銃器で固めた、アマゾネス女性プレイヤー集団。「ボス」と呼ばれるリーダーのエヴァ、マシンガンナーのソフィーとローザ、スナイパーのトーマとアンナ、サブマシンガンナーのターニャの6人チーム。
抜群のチームワークとまるで曲芸師のような体術を誇り、最強の敵としてレン達の前に立ちはだかる。
[正体は、香蓮の大学の付属高校の新体操部のメンバー。うち1人がロシア人留学生である。結成間もなく演技がバラバラだった彼女たちは、コーチにまずチームの息を合わせるよう指導され、仲良くなる為に始めたGGOにどハマリして強豪チームとなった。一応新体操の練習もまじめにやってますよ?
香蓮とはよく校内ですれ違う程度の顔見知りだったが、第一回SJ終了後、互いに正体を見抜いた後は、リアルでも友人となった。リアルの6人はGGOでのアマゾネスとは似ても似つかない、可愛い女子高生である。]
第二回スクワッド・ジャム
2026年4月4日に早くも開催されたスクワッド・ジャムの第二回大会。
今回のスポンサーは第一回の作家とは異なる匿名の人物であり、上位入賞者の賞品がアサルトライフル20丁セット・サブマシンガン10丁セット等豪華だった為、参加者が殺到。先生涙拭けよ
30チーム枠に46チームがエントリーし、SJ史上初の予選が行われた。
前回大会上位4チームのリーダーを含むチームは予選免除のシード枠となり、シードの3チーム([前回4位のプロチームは参加せず])を除く43チームが対象となった。
第二回からの主な参加チーム
《LF》
第二回SJのレンとフカ次郎の2人によるチーム。チーム略称も見ての通り。
GGO初心者でグレネードランチャー使いのフカ次郎を後衛とするため、レンは再びリーダーとなっている。
《PM4》
リーダー:ピトフーイ
使用銃器:M14EBR、UTS-15、MG3、サベージ110BA、[バレットM107A1]、[KTR-09]、[スプリングフィールドXDM]
第二回SJのピトフーイとエムのチーム。チーム略称は「[ピトフーイとエムの死]」の略だろうとレンは推測した。
残り4人の枠には覆面で顔を隠した腕利きのメンバーを雇っている。
《KKHC》([北の国ハンターズクラブ])
リーダー:不明(第二回)/シャーリー(第三回)
使用銃器:ブレイザー・R93タクティカル
第二回SJに参加した、男性5人と、シャーリーと言う女性プレイヤーからなるチーム。全員が狙撃銃を持つスナイパーオンリーチーム。
[彼等のリアルは、北海道のハンター仲間。リアルの経験からライン無し射撃が出来る彼等は「ゲームだから人を撃ってみよう」とSJに参加する。紅一点のシャーリー(霧島舞)だけは、ゲームでも人を撃つことを嫌い、嫌々参加させて対人射撃を楽しむチームメンバーを軽蔑さえしていた。しかし……]
第三回スクワッド・ジャム
2026年7月5日に開催されたスクワッド・ジャムの第三回大会。今回のスポンサーは第一回と同じ某作家で、賞品はちゃんとゲーム内アイテムを用意している。先生必死だな
参加チームは前回よりさらに増え57チーム、うち3チームがシード枠だった。[前回優勝チームの《T-S》、2位と3位のリーダーが属する《LFPM》、4位の《SHINC》が対象。]
今回は、これまでとは異なる特殊なルールがいくつか導入されている。
- 第一回の断崖絶壁、第二回の高い壁に続く第三回決勝のフィールド境界は海。つまり舞台は絶海の孤島である。
- 島の中央に、マップでも黒塗りで情報の表示されない「UNKNOWNエリア」が存在する。
- 最初は詳細が伏せられ、生存チームが6~8まで減ってから発表される、「特別ルール」が存在する。
「遊ぶ方も見る方も楽しんでいただける」と主催者は言うが……?
第三回からの主な参加チーム
《LFPM》
リーダー:レン
使用銃器:P90、MGL-140、M14EBR、[KTR-09]、[M870ブリーチャー]
第三回SJのレン・フカ次郎・ピトフーイ・エムの4人チーム。人数割れこそしているものの、これまで二回の大会の死闘を見てきた観客からは優勝候補筆頭と見られ、ライバルからは最大の敵と警戒されている。
しかし実は、ピトフーイとエムはリアルが多忙の為ほとんどログイン出来ず、フカ次郎に至っては第二回終了後から第三回決勝戦当日までずっとALOに戻っていた始末で、今回はレン以外は練習量や互いの連携に不安を抱えたままの大会となった。
《BTRY》([ビトレイヤーズ(裏切り者達)])
リーダー:[ピトフーイ]
使用銃器:[KTR-09、VSSヴィントレス、STM556、XM8、FN MAG、MP7A1]
[特別ルール「裏切り者ルール」によって選抜されたメンバーが結成した新チーム。メンバーは《LFPM》からピトフーイ、《SHINC》からボスことエヴァ、《MMTM》からリーダーのデヴィッド、《T-S》からエルヴィン、《ZEMAL》からトムトム、《TOMS》からコール、以上6人。猛者中の猛者3人を擁し、また全体のバランスもよく、《ゼア・イズ・スティル・タイム》での立てこもり戦闘で既存チームを散々に苦しめた。
だが実は、《LFPM》から選抜された裏切り者はレンであり、ピトフーイが咄嗟についた嘘を押し通し「裏切り者達の裏切り者」としてチームに潜り込む形となっていた。終盤で本性を表したピトフーイの手により《BTRY》はほぼ壊滅した。]
テレビアニメ
2018年4月~6月にテレビアニメが放送された。全12話。これを記念しWEBラジオ配信が行われた。
イントロダクション
銃と鋼鉄の世界《ガンゲイル・オンライン》でソロプレイを満喫している女性プレイヤー・レン。
可愛いものが大好きな彼女は全身をピンクの装備で統一し、コツコツと地道にプレイを重ね、実力をつけていた。
そしてとあることからPK――プレイヤー狩りの面白さに目覚めたレンはPKにのめり込み、
ついには「ピンクの悪魔」と呼ばれるまでになる。
そんなレンは美人でミステリアスなプレイヤー・ピトフーイと出会い、意気投合。彼女に言われるがまま、
チーム戦イベント《スクワッド・ジャム》に参加することになる。
関連動画/関連チャンネル
第2期
関連生放送
放送局/配信サイト
放送局 | 放送開始日 | 放送時間 | 配信情報 | 配信開始日 | 配信時間 |
---|---|---|---|---|---|
TOKYOMX | 2018年4月7日(土) | 24:00~ | AbemaTV | 2018年4月7日(土) | 24:00~ |
BS11 | ニコニコ生放送 | 2018年4月14日(土) | 23:30~ | ||
とちぎTV | ニコニコチャンネル | 24:00 | |||
群馬TV | dアニメ,他 | 毎週土曜 | |||
MBS | 27:08~ | PSVideo | 2018年4月16日(水) | 毎週水曜 | |
テレビ愛知 | 2018年4月9日(月) | 26:05~ | Hulu | ― | ― |
CS日テレプラス | 2018年4月20日(金) | 21:00~ |
スタッフ
役職 | 氏名 |
---|---|
原作・#5.5脚本 | 時雨沢恵一 |
原作イラスト・キャラクターデザイン原案 | 黒星紅白 |
監督 | 迫井政行 |
シリーズ構成・脚本 | 黒田洋介 |
キャラクターデザイン・総作画監督 | 小堺能夫 |
サブキャラクターデザイン・総作画監督 | 秋谷有紀恵、鶴窪久子 |
メカニカルデザイン | 石口十 |
設定協力 | 飯田剛士 |
美術監督 | 根本邦明(草薙) |
美術設定 | 成田偉保(草薙) |
色彩設計 | 手嶋明美(Wish) |
撮影監督 | 染谷和正(T2 studio) |
グラフィックアート | 荒木宏文 |
音楽 | Starving Trancer |
音響監督 | 明田川仁 |
アニメーション制作 | Studio 3Hz |
主題歌
- オープニングテーマ:「流星」
- 作詞:Eir、津波幸平 / 作曲・編曲:津波幸平 / 歌:藍井エイル
- エンディングテーマ:「To see the future」
- 作詞・作曲・編曲:Jazzin' park / 歌:レン(楠木ともり)
劇中歌
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌 | 使用話数 |
---|---|---|---|---|---|
ピルグリム | ハヤシケイ (LIVE LAB.) |
rui (fade) | 毛蟹 (LIVE LAB.) |
神崎エルザ starring ReoNa |
#2・3 |
step, step | 毛蟹 (LIVE LAB.) |
#4 | |||
Independence | #5・5.5・11 | ||||
ヒカリ | #6 | ||||
Disorder | #9 | ||||
Rea(s)oN | #12 |
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 配信日 | 動画 |
---|---|---|---|---|---|---|
#01 | スクワッド・ジャム | 迫井政行 | 間島崇寛 | 金丸綾子 杉田まるみ |
2018 4/15 |
|
#02 | GGO | 山下英美 | 栗西祐輔/大高雄太 北原章雄/亀田朋幸 |
4/22 | ||
#03 | ファンレター | 島津裕行 | 鈴木拓磨 | 挽本敦子/桐谷真咲/小畑賢 服部益美/櫻井このみ/木下由美子 |
4/29 | |
#04 | デスゲーム | 野田泰宏 | はっとりますみ | 5/6 | ||
#05 | ラストバトルは私に | 迫井政行 | 長濱亘彦 | 宮原拓也/青木真理子/向川原憲 吉井勝也/大梶博之 |
5/13 | |
#5.5 | ルフラン | 1~5話 担当全員 |
5/20 | |||
#06 | SAO失敗者 | 入江泰浩 | 峯友則 | 挽本敦子/桐谷真咲/小畑賢 谷口りつ子/坂友加里 櫻井このみ/服部益美/西山忍 |
5/27 | |
#07 | セカンド・ スクワッド・ジャム |
誌村宏明 | 佐々木純人 | 申榮淳/Lee Juhyeon Lee Jio/Choi Insub |
6/3 | |
#08 | ブービートラップ | 島津裕行 | 鈴木拓磨 | 飯田剛士/東島久志/金丸綾子 中村深雪/服部聰志/野崎麗子 |
6/10 | |
#09 | 十分間の鏖殺 | 入江泰浩 | 佐藤和磨 | 北條真純/大高雄太 | 6/17 | |
#10 | 魔王復活 | 迫井政行 | 飯村正之 | はっとりますみ | 6/24 | |
#11 | イカれたレン | 島津裕行 | 山下英美 | 大高雄太/斎藤和也/向川原憲 宮原拓也/金丸綾子 |
7/1 | |
#12 | 拍手 | 迫井政行 | 戸田麻衣/飯田剛士/亀田朋幸 東島久志/向川原憲 宮原拓也/金丸綾子 |
7/8 |
第2期
話数 | サブタイトル | 配信日 | 動画 |
---|---|---|---|
第1話 | 二度あることは三度ある | 2024 10/8 |
|
第2話 | 大貨車作戦 | 10/15 | |
第3話 | クラレンスとシャーリー | 10/22 | |
第4話 | 特別ルール、発動 | 10/29 | |
第5話 | ビトレイヤーズ・チョイス | 11/5 | |
第6話 | まだ時間はある攻防戦 | 11/12 | |
第7話 | ターン・オーバー | 11/19 | |
第8話 | 決闘 | 11/26 | |
第9話 | 戦場への招待 | 12/3 | |
第10話 | 悪魔の城 | 12/10 | |
第11話 | ピトフーイの突撃 | 12/17 | |
第12話 | 戦う理由は | 12/24 |
インターネットラジオ
- ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オフライン
- 配信開始日:2018年2月28日 毎週水曜日配信
- 配信サイト:インターネットラジオステーション<音泉>
- パーソナリティ:楠木ともり(レン 役)、赤﨑千夏(フカ次郎 役)
- コーナーパーソナリティ:時雨沢恵一
関連項目
- 時雨沢恵一
- ソードアート・オンライン/ファントム・バレット/川原礫
- ガンゲイル・オンライン
- [神崎エルザ]
- イカの塩辛
- 小説作品一覧
- ライトノベル
- アニメ作品一覧
- 2018年春アニメ
- ニコニコ動画で配信中のアニメ作品一覧
外部リンク
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子記事
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